2010年6月30日(稍重) 第33回 帝王賞(JpnT)
今日は大井開催4日目。
雨の心配もすることなく今日は久しぶりに大井競馬場に現地観戦してきました。
前日のサッカーW杯、日本パラグアイ戦が長引いた関係で寝不足でしたが、晴れてよかったです。
毎回思いますが、晴れればなんでもOKなのですっ!
4時半ごろついたのですが、さすがに指定席もなくけっこうな人でした。
場内は的場文男騎手6000勝達成ムード一色です!
帝王賞×的場騎手クイズやら抽選で帝王賞ネクタイプレゼントなど、さすが大井。イベントもいっぱいです!
内藤大輔騎手の重賞攻略ステージなどもありました。
しか〜し、今日は寝不足などもあり疲れていたのでパドックにも行かず、あまり移動せずに焼き鳥食べたりしながら静かに観戦です。
前回、船橋では焼き鳥のたれをジーパンに思いっきりたらしてしまった反省をふまえて、焼き鳥との距離、安全マージンを多目にとりました。
こうして人間は成長していくのですっ。
8R終了後には的場文男騎手6000勝達成記念セレモニーも行われました。
人ごみの中ゴール前まで歩く元気もなく、モニターで見ました。
うまたせ君の長〜い手もうまく上品に前で組んでいる仕草がかわいらしかったです。
メインレースは2000m戦の第33回 帝王賞(JpnT)が行われました。
人気は有力馬たちの不安要素が多かったのか、前走かしわ記念4着、内田博幸騎手のサクセスブロッケン。
レースはフリオーソが好スタート。
内からサクセスブロッケン、田中騎手のスペラーレもいき、ハナはサクセスブロッケン。
番手にフリオーソ。
その後ろ内にスペラーレ、外に岩田騎手のスマートファルコン。
さらにその後ろ内に横山典弘騎手のカネヒキリ、外に安藤勝己騎手のマコトスパルビエロ。
その後ろに福永祐一騎手のヴァーミリアン。
前は比較的固まったまま、3角へ。
逃げるサクセスブロッケンの外にフリオーソ。
その後ろにカネヒキリ、スマートファルコン、ヴァーミリアン。
直線に入るとフリオーソが抜け出して先頭に。
その後ろからカネヒキリ、内には的場騎手のボンネビルレコード、外からは勝浦騎手のアドマイヤスバル。
しかし、フリオーソがその差をさらに広げ、2:03.4上がり37.8の好タイムで見事1着!
2着にカネヒキリ。3着にボンネビルレコード。
休み明け乗り代わりのヴァーミリアン、骨折休み明けのカネヒキリ、前走のびないサクセスブロッケン、強い相手と走っていないスマートファルコン。と中央馬に不安要素がいっぱいあるなか、フリオーソは川崎記念ではレコード勝ちのヴァーミリアンに0.1差、前走かしわ記念ではエスポワールシチーに0.2差。
さらに今回の調教の動きもとてもよく、中央の内田騎手、福永騎手、岩田騎手、横山騎手は当日初騎乗。
屋根は月曜からの微妙な稍重馬場の特徴をわかっている戸崎騎手。
まさに勝つためのすべてのシチュエーションがそろった感じでした。
『今回勝てなければ勝つチャンスはない』と川島調教師も言っていたみたいですね。
フリオーソはかしわ記念は展開が向いたとはいえ、番手からの競馬。
あのレースがかなり活きている感じです。
ずぶくなってきたのか、いい方向にむいています。
これでフリオーソは2008年に続き2度目の優勝!
さすが南関王者です。
戸崎騎手も無駄のないお見事な騎乗でした。
2着のカネヒキリはやはり力がありました。
返し馬でのかるいフットワークはまさに空を飛んでいるようでした。
ダートであんなに全身バネのような馬は初めて見た気がします。
砂のディープインパクトなどと言われていましたが、ディープインパクトが芝のカネヒキリなんじゃないかと思ったくらいでした。
さすがにしまいの切れ味が悪かったのが、敗因でしょうか。
上がり38.2とこの馬では信じたくない上がりでした。
しかし休み明けで2:03.9はとてもすばらしいです。
次走がとても楽しみです。
3着のボンネビルレコードは前走、最内をものすごい脚。南関に戻ってきて馬が喜んでいるような走りでしたが、今回も的場騎手とのコンビで中央馬相手に見事3着。
帝王賞は5度目の挑戦ですが、5,1,2,3,3着と優勝もしての好成績です。
内目から4角あたりでするするとカネヒキリの後ろにつけてその内を差す的場騎手らしいお見事な騎乗でした。
中央馬相手に互角のレースをするにはやはり内にこだわる必要がありますね〜。
的場騎手だからもってこれた3着だと思います。
人気だったサクセスブロッケンはきれるタイプではなく、当日も比較的早い馬場。
最内を利用して思い切って逃げた内田騎手の判断は個人的にはいい判断だと思いました。
しかしかしわ記念の動きをみても、さすがにきびしい感じでした。
内田騎手がゆえの1番人気だと思うと、内田騎手のすごさをあらためて感じますね〜。
ヴァーミリアンはなかなか上がっていけないも、直線はいいところにいましたが、まったく伸びず。
若いころからかなりがんばっていましたし、さすがに年の影響がでてきた感じでしょうか。
スマートファルコンはさすがにこのメンバーだと時計的にも距離的にもきびしい感じです。
先行馬断然有利の小回りのコースや楽なメンバーとばかり走っていたので、大事な時期での成長度が気になります。
このクラスだときれる脚がないので、1400m〜1600mあたりのもっと短い距離のがいいように思います。
馬券的にはフリオーソ、ヴァーミリアン軸にしたので撃沈です。
返し馬を見てカネヒキリ馬券も追加しましたが、撃沈でした・・・。
カネヒキリの復帰、フリオーソの優勝という感動的なレースを生で見れたのでまぁよしとしときます!
それにしても9Rのブリーズフレイバーは毎回ものすごい早いですね〜。
短距離路線も南関馬に期待がもてます!
いや〜3歳でこの速さは異常です。
今週は稍重祭りということで、稍重について考えさせられる週になっています。
個人的には同じ稍重でも大きく分けても4パターンくらいの特徴があると思いますので、そのへんのイメージを学べたと思います。
個人的には南関最速理論があり、その先に南関最強理論があって、さらにその先に南関馬券理論が存在していると思うので、その重要なファクターのひとつ『馬場状態』を今後も追及していきたいところです。
W杯も決勝トーナメントに入り、いよいよ盛り上がってきました。
見れそうな試合は見ているのでけっこう疲労も出てきています。
サッカー好きの折笠騎手などもけっこう見ているのではないでしょうか。
浦和の阿部勇樹選手がスタメンでずっと出ていたので、盛り上がったんじゃないかと思います。