■競馬の競走はクラス分けなどの格付けとともに年齢、性別、距離、芝ダートといった条件別に体系化されています。
それにより各馬の適性にあった競走がもうけられG1、Jpn1、S1などを頂点とする競走が整備されているので、各馬の適性にあった路線を選び頂点を目指すことになります。
■南関東では独自のグレード制を設け、南関東三冠(羽田盃、東京ダービー、ジャパンダートダービー)、南関東牝馬三冠(桜花賞、東京プリンセス賞、関東オークス)などの3歳クラシック路線や(帝王賞、東京大賞典)などの古馬路線など、年齢、性別、距離、条件別によってさまざまな路線で競走が開催されます。
また、1997年4月から中央競馬・地方競馬の交流を促進するために中央も地方も関係なく出走できる統一グレード制を導入したダートグレード競走がはじまり、中央競馬で行われる(フェブラリーステークスGT、チャンピオンズカップGT)なども目指すことができます。
■2007年、日本は国際セリ名簿基準委員会(International Cataloguing Standards Committee:ICSC)が定めるパートI国昇格により国際格付け(グレード)を持つ競走とそれ以外の競走とに分類することになりました。
それに伴いグレード競走の表記も変更されました。
■2011年から東京大賞典が国際競走として実施され、地方競馬初の国際GT格付けされました。
■2014年から阪神競馬場のジャパンカップダートが中京競馬場のチャンピオンズカップに競走名および施行場が改称、変更されました。
南関東およびJRAのおもなグレード競走の表記
表記 | 分類 | |
GT・GU・GV | ICSCが定める国際競走 | |
JpnT・JpnU・JpnV | JRAの定めるグレード競走 | 表記の違いだけで同じグレードなので単にJpnと表記する場合もあります。 |
統一JpnT・統一JpnU・統一JpnV | JRAの定めるグレード競走のうち日本グレード格付け管理委員会が定める中央地方交流のダートグレード競走 |
ST・SU・SV | 南関東公営競馬が定める競走 | |
※GもJpnも『ジー』と読みます。G1(ジーワン)、Jpn3(ジースリー)など。
※SはStage(ステージ、[活動の]舞台、[進歩の]段階)、South(南方[南関東の南])、Special(特別な)等を表す略語です。