2010年8月20日(良) 第7回 スパーキングサマーカップ(SV)
今日は川崎開催3日目。
メインレースはマイル戦の第7回 スパーキングサマーカップ(SV)が行われました。
人気は川崎マイル2連勝。逃げない競馬もおぼえてきた川島騎手のサプライズゲスト。
レースは出鞭を入れて安部騎手のキングスゾーンがハナへ。
番手外にサプライズゲスト。
その外に今野騎手のディアーウィッシュ。
その後ろに佐藤騎手のエースオブタッチ。
比較的遅いペースで向正面へ。
徐々に前の3頭が後続を離し、3角で逃げるキングスゾーンの外からサプライズゲスト。
そのすぐ後ろにディアーウィッシュ。
直線に入るとサプライズゲストとディアーウィッシュの叩きあいに。
最後はディアーウィッシュが3馬身突き抜けて見事1着!
2着には大外から差してきた石崎駿騎手のベルモントプロテア。3着にサプライズゲスト。
勝ったディアーウィッシュはこれで移籍後、重賞2勝目!
得意な左周りで3番手から抜け出す理想的な競馬。
時計のかかるレースでしたがタフな馬なので展開やレースの流れなどにも左右されにくい安定した走りはたのもしいです。
これから大きいところを狙うと思うのですが、大きいレースは大井が多いですから、右回りが苦手みたいなのでそのへんが不安です。
ベルモントプロテアは後方3番手からの競馬で、後ろからの馬なのに少ししかけが遅かったですが前がつぶれていったため最後はサプライズゲストをクビ差かわしての2着。
最近はずぶくなったのか後ろからの競馬が多いですが、きれるタイプではないので展開が重要になってきそうです。
中央で5勝あげている馬ですが南関ではまだ未勝利。
前走から厩舎も変わり、環境が変わっていいきかっけになるのでまだまだがんばってほしいと思います。
3着のサプライズゲストは道中で多少ひっかかり、早めに先頭も最後は失速しました。
ここ2戦は逃げないレースも相手が楽だったためすんなり勝利できましたが、今回は外からこられてきびしくなりました。
現時点でこの馬の力を最大限に発揮できるのは逃げだと思うので、思い切って逃げたほうがよかったと思います。
レースを覚えさせる為に早めに大井で走らせてあげるのもいい気がします。
小回りのコースばかりで競馬をおぼえるのは上を目指すにはやはり少しむずかしいと思います。
川島騎手は最終Rでも激しい先行争いをしていましたが、そのへんの騎乗が気になります。
デビュー3年目に入っていますが、ペース配分や、扶助による馬のモチベーションのコントロールだったりが備わってくると、強い馬に乗っているのでもっと勝ち星をあげれそうです。
馬券的にはディアーウィッシュ軸の3連単でしたが、ベルモントプロテアは買えずに撃沈です。
この少頭数で当てれないのは、完全に力不足です・・。
もっとレースを見て馬はもちろん、騎手の癖などを頭に叩き込んでいこうと思います。
ヴィクトワールピサもフランスに到着し、今年も凱旋門賞へ向けて盛り上がってきました。
先にフランス入りしているナカヤマフェスタも強めの調教を行ってるみたいです。
ヴィクトワールピサに騎乗予定の武豊騎手も復帰し、重賞勝ちといい感じです。
出走していたら、おそらく1番人気になっていたであろうイギリスのハービンジャー。
前走キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスでは11馬身差でさらにコースレコードを出し、鞍上のペリエも過去に乗った馬で最強かもしれないというほどです。
ですが、調教中に左前肢の管骨を骨折し、ボルトで固定して一命はとりとめたものの引退することになりました。
強い馬が引退するのは少し寂しいですが、それも競馬の世界だと思っています。
日本の2頭の前哨戦はナカヤマフェスタが9月12日の芝2400m戦のフォア賞。
ヴィクトワールピサも同じ日の芝2400m戦のニエユ賞の予定です。
無事に本番の10月3日、凱旋門賞(芝2400m)をむかえてほしいと思います。