2011年3月26日 2011ドバイミーティング
3月36日にドバイのメイダン競馬場で2011年ドバイミーティングが行われました。
日本からは、
・UAEダービー(GU)AW1900mにレーザーバレット(藤田伸二騎手)。
・ドバイシーマクラシック(GT)芝2410mにルーラーシップ(C・スミヨン騎手)。
・ドバイワールドカップ(GT)AW2000mにヴィクトワールピサ(M・デムーロ騎手)、ブエナビスタ(R・ムーア騎手)、トランセンド(藤田伸二騎手)。
の5頭が参戦しました。
★UAEダービー(GU)AW1900m。
レーザーバレットは後方外目を追走、直線でも前との差を縮めることができずに9着。
★ドバイシーマクラシック(GT)芝2410m。
ルーラーシップは好スタート、窮屈になり首を上げるも、外に持ちだして先頭へ。
直線ねばるも、最後はかわされての6着。
★ドバイワールドカップ(GT)AW2000m。
スタートからおしていって一気に先頭に立ったトランセンド。
後ろに下げたブエナビスタ。そしてヴィクトワールピサはゲートで頭をぶつけて最後方からのレース。
2馬身ほど離してトランセンドが単騎逃げの形に。
スローペースの中、向正面で一気に大外からヴィクトワールピサがトランセンドの外2番手に。
2頭が並んだまま最後の直線へ。
激しい叩きあいの中、ヴィクトワールピサが1/2馬身抜け出して見事1着!
2着にトランセンド。
ブエナビスタは後方から直線で外に出すも、スムーズに馬群をさばけず8着。
ヴィクトワールピサは痛いスタートでしたが、向正面で一気にまくっていったミルコ・デムーロ騎手の判断はすばらしかったです。
大舞台でこの騎乗をやるとはフェブラリーSでのフリオーソの騎乗もそうですが、ミルコ騎手はやはりうまいですね。
後半かなり長くいい脚を使ったヴィクトワールピサ、がんばりました!
スピードとパワーを必要とするAWのタペタですが、芝でもパワーを必要とするコースで勝ってきているだけあって、うまく適応しましたね。
トランセンドは道中、中継車を気にしながらの走りでしたが、ヴィクトワールピサがきても、自分の走りを崩さずに最後の直線でも差し返そうとするすばらしい走りでした。
海外でのむずかしいレースでしたが、ハナにこだわりこの馬のレースができた藤田騎手もお見事でした。
ブエナビスタは展開的にも後ろからいくにはきびしい展開。
最後の直線も前に馬群をおいてスムーズではありませんでした。
モチモチしたAWのタペタもこの馬には少しあわないかもしれませんね。
やはりキレる末脚をいかせる芝が一番向いているとは思います。
初の3着以下ということですが、テン乗り、初AWとブエナビスタにとっても少し戸惑ったのかもしれませんね。
日本は東日本大震災の中、日本馬のワンツーという快挙にとても元気をもらいました。
海外挑戦した5頭、並びに関係者のみなさまありがとうございました!
南関東4競馬場は地震のあった11日、大井競馬は9R終了後、以降中止になりました。
船橋競馬場では馬場、敷地内の液状化、3角あたりの亀裂などの被害がでました。
(写真は3月19日に撮影したものです。)
駐車場などでも復旧工事が行われています。
3月14日からの船橋競馬、21日からの浦和競馬、28日からの大井競馬、4月4日からの船橋競馬が開催中止になりました。
船橋競馬場脇の歩道です。
私の住む船橋市は震度5弱でしたが、かなりの恐怖を感じました。
時間が経つにつれ、被害の大きさに自然の脅威を感じています。
東日本大震災で被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
私自身、募金くらいしかできていませんが、被災地の一日も早い復興、ならびに岩手競馬の開幕を心よりお祈り申し上げます。