南関日記

2011年5月18日(良)　第3回 川崎マイラーズ(Ｓ�V)

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今日は川崎開催３日目。
メインレースはマイル戦の第3回 川崎マイラーズ(Ｓ�V)が行われました。
人気は南関移籍後重賞３勝、中央馬以外には先着を許していない的場騎手のザッハーマイン。
レースは中の方から酒井騎手のヴァイタルシーズが先頭へ。
しかし、その外から吉田騎手のマグニフィカがハナへ。
番手にヴァイタルシーズ、その外に今野騎手のディアーウィッシュ。
内４番手にザッハーマイン。
その外に戸崎騎手のルクレルク。
向正面で後続からは坂井騎手のリュウノボーイ、御神本騎手のコスモフォースが徐々に上がっていき３角へ。
前は逃げるマグニフィカの外にディアーウィッシュ、後ろにザッハーマイン。
直線に入ると先に抜け出したディアーウィッシュの外からザッハーマイン。
最後はザッハーマインが一気に差しきり見事１着！
２着にディアーウィッシュ。３着にコスモフォース。

唯一の牝馬参戦でしたが、内の４番手からのレースで快勝！
今回は牡馬との対戦でしたが、見事に南関重賞４勝目！
５５キロと斤量は有利でしたが、強い競馬でした。
勝った的場騎手もうれしそうでした。

２着のディアーウィッシュは外目３，４番手からのレースで直線入り口先頭と理想的なレースでしたが、最後差されてしまいました。
ここ最近は調子がよくなさそうでしたが、この馬の持ち味を出せたレースだったと思います。
今野騎手とのコンビで復調してきましたね。

３着のコスモフォースは後方から最速上がり38.1で追い込んできましたが、惜しくも届かず。
前走の勝ち方から南関にも慣れてきた感じでしたが、御神本騎手のこの馬の持ち味の末脚を活かしたお見事な騎乗でした。

出川厩舎のワンツーということでゴール後、今野騎手が的場騎手のおしりをタッチするという『おしりあい』の挨拶も忘れませんでした。

馬券的にはルクレルク、ザッハーマイン軸の３連複、３連単で撃沈です・・・。
ルクレルクはスタート後、ディアーウィッシュに前に入られ、向正面では反応がよくなかったのか鞭もはいっていましたが１４着でした。
怪我をしていなければいいのですが・・・。

相変わらず重賞は当たりませんが、今日は４戦２勝、最終Ｒの山崎騎手軸ワイドでなんとかプラスで終われました。
悲しきかな、なにやら川崎ではワイド以外は当たらない気もしてきました・・・。

最後に、震災後川崎のワイドを買ってきて思ったことを少し・・・。
基本的な着順や時計はもちろん一番重要なんですが、その他では位置取りや仕掛けどころなどの騎手の扶助の部分に重点を置いて見てきました。
しかし個人的には一番大事なのは上がりなんじゃないかと思っています。
コーナーのきつい川崎はどうしてもコーナーではスピードも落ちます。
つまり、他の競馬場よりも上がりが出にくい競馬場なので、キレル脚がないと逃げるにしろ差すにしろきびしいと思いました。
差し馬の場合、ただでさえコーナーでスピードが出にくいので、前の馬が止まらないとその馬の最速の上がりでも届かなかったり展開に左右されます。
逃げ馬の場合、コーナーでラップが落ちる場合に追い込み馬と同じ比率でスピードが落ちたとしたら、時計がかかる分だけその差は大きくなるので、後続との差も縮まります。
ある程度ペースは作れますが、やはり後続の動きによって展開に左右されやすくなります。
つまり、上がりが遅いと他の競馬場よりも展開に左右されやすくなる感じです。
基本的に逃げ先行が有利ですが、逃げ馬の能力や特徴と追い込む馬との相対関係で差しが決まる展開になっている気がします。
なので逃げ馬の分析を重点にしてきました。
明日もそのへんを踏み込んで川崎対策をたてていきたいと思います。

勝つ馬を当てるのではなく、３着以内に入る馬を当てるワイドの視点から見えた個人的な感想でした。