2011年7月6日(良) 第15回 スパーキングレディーカップ(JpnV)
今日は川崎開催3日目。
メインレースは牝馬によるマイル戦の第15回 スパーキングレディーカップ(JpnV)が行われました。
人気は3歳ながらダートは4戦4勝の秋山騎手のアイアムアクトレス。
レースは最内から江川騎手のスズリスペクトが好スタートでハナへ。
その外から幸騎手のトーホウドルチェ。
1角で大外から一気に武豊騎手のラヴェリータがハナへ。
番手外にトーホウドルチェ、内にスズリスペクト。
向正面に入ると、大外から森騎手のテイエムヨカドーが3番手まで上がっていき、つれてアイアムアクトレスも4番手。
ペースも上がり前は逃げるラヴェリータが後続を少し離して3角へ。
その後ろにトーホウドルチェとアイアムアクトレス。
直線に入ると、その差をさらに広げてラヴェリータが見事1着!
2着にトーホウドルチェ。3着にアイアムアクトレス。
ラヴェリータはこれでこのレース3連覇!
かしわ記念でも見せた逃げのレースで後ろをよせつけない強さでした。
強い牡馬と戦ってきてるだけあって牝馬戦だとやはり強いです。
58キロを背負って時計も1:39.0上がり37.4となかなかです。
武騎手も先週に引き続き南関重賞連勝です!
他の馬とは少し力が違った感じでしたが、あそこから逃げの体制にいくあたり、松元調教師の指示どおりとはいえ武騎手お見事です!
JBCレディスクラシックの為に現役延長したラヴェリータ。
本番前に1戦してJBCにいくみたいですね。
あと2戦しかこの馬の走りは見れませんが、JBC本番楽しみです!
先週、今週と中央馬による逃げ切り勝ちが続いています。
中央馬に逃げられると、全体的にキレ味で劣る地方勢にはきびしい展開になります。
今後も中央勢は積極的に前々につけてくると思いますが、地方が盛り上がる為にも地方勢もがんばってほしいですね。
浦和のコース形態や砂を入れ替えた川崎の重馬場による高速馬場、大井内回りでの4角出口、馬場回復時の馬場の変化など、うまく利用すれば差を縮める条件はいろいろあると思うので、そのへんをストイックな騎乗で対抗していってほしいと思います。
このレースでも2角でペースが一気に落ちたところをねらって森騎手が動きました。
結果は出ませんでしたが、勝ちにいく姿勢は次につながると思うので個人的にはいいことだと思います。
相手の特徴を消しつつ、自分の馬の特徴を引き出す理想的な騎乗をすれば、力差も逆転できるのが競馬のおもしろさですからね。
馬券的には勝ちにいく騎手なのか着をねらいにくる騎手なのかの取得もあるので、むずかしくなりますが(笑)