2011年10月19日(稍重) 第21回 埼玉栄冠賞(SV)
今日は浦和開催3日目。
メインレースは1900m戦の第21回 埼玉栄冠賞(SV)が行われました。
人気は前走日本テレビ盃ではスマートファルコンを負かしにいっての3着、右肩甲骨骨折、頚椎捻挫、頭部打撲から復帰5戦目、石崎駿騎手のカキツバタロイヤル。
レースはカキツバタロイヤルが好スタート好ダッシュもその内から川島騎手のケイアイライジンがハナへ。
その外から柏木騎手のタカオセンチュリーがいくも少しひいて番手に。
3番手外にカキツバタロイヤル、その後内から御神本騎手のキスミープリンス、戸崎騎手のトーセンゴライアス、的場騎手のキングバンブー。
1周目スタンド前で外から一気に石崎隆之騎手のエースオブタッチがまくっていき番手まで押し上げ1角へ。
向正面に入ると馬群も一気に固まり、後方外から山崎騎手のボランタスがしかけ3角へ。
逃げるケイアイライジンの後ろにカキツバタロイヤルとボランタスで直線へ。
直線に入ると、3頭のたたきあいも最後はカキツバタロイヤルとボランタスが抜け出し最後はボランタスがアタマ差競り勝って見事1着!
2着にカキツバタロイヤル。3着にケイアイライジン。
これでボランタスは南関ではゴールドカップ、報知オールスターカップに続いて3つ目の重賞制覇!
この馬の最大の特徴、長くいい脚が存分に発揮されたレースでした。
スタンド前でエースオブタッチが動いた為に後ろからいくこの馬には絶好の展開になりました。
普通の馬より仕掛けを早めてもばてないので、小回りの川崎浦和にとてもあっている馬だと思います。
仕掛けがワンテンポ早いので他の馬が動きたくない時に外から一気にまくることによって各馬の仕掛けるタイミングのコーナー付近ではスピードに乗った走りになり、他馬を内に封じ込めそれが自身のスピードののった走りにもつながるこの馬の理想的な戦法です。
向正面のコースの幅員(コース幅)も狭く、フルゲート頭数も少ない浦和が一番あっているとは思います。
なによりもこの馬の仕掛けのタイミングを熟知している山崎騎手とのコンビがあってこそですね。
しかし川崎、浦和ともやはり先行馬が有利なので、速い先行馬がいる場合など今後どのように乗るのかも注目したい1頭です。
カキツバタロイヤルは最後は競り負けましたが、100キロ以上差のあるボランタスと併せてがんばりました。
4角ではまくられましたが、あそこで食らい付いていくあたりはさらなる成長を感じます。
馬券的にはカキツバタロイヤルからの3連単で撃沈です。
的場騎手ということで思い切って逃げると予想してキングバンブーを狙ってみましたが、さっぱりでした・・。
逃げたケイアイライジンの川島騎手はお見事でした。
浦和はやはり逃げですね。
いい流れでJBCへといきたかったですが、残念です。
JBCの中央の予定馬も発表されました。
ダート界のトップの戦い楽しみです。