2012年1月3日(良) 第48回 報知オールスターカップ(SV)
今日は今年初の川崎開催3日目。
メインレースは2100m戦の第48回 報知オールスターカップ(SV)が行われました。
人気は僅差も中央6勝、南関転厩初戦、石崎駿騎手のスターシップ。
レースはおして的場騎手のナターレがハナへ。
番手外に吉原騎手のジャングルスマイル。
その外にスターシップ、真島騎手のスーパーパワー。
その後ろ内から服部騎手のロードキャニオン、坂井騎手のコスモフォース、ムンロ騎手のピサノエミレーツ。
1周目4角で一気にペースも落ちてスタンド前へ。
馬群もぐっと固まりかなりゆったりとしたペースで向正面へ。
向正面に入ると一気にペースが上がりそのまま3角へ。
逃げるナターレの外からスターシップ。
その後ろにコスモフォースと大外から今野騎手のトーセンルーチェと本橋騎手のグランシュヴァリエで直線へ。
直線に入るとジリジリと抜け出してスターシップが先頭に。
最内をついてロードキャニオン、外からトーセンルーチェ。
最後はそのままおしきってスターシップが見事1着!
2着にロードキャニオン。3着にトーセンルーチェ。
スターシップはうまく外に壁を作って、道中は動かず徐々におしていって早め先頭と石崎駿騎手のお見事な騎乗でした。
だてに中央6勝はしていませんね。
2着のロードキャニオンはナターレの的場騎手の乗り方を最大限に利用したレースでした。
時計のない逃げ馬に乗った的場騎手は必ずスローに落としてくるので、最内1枠1番から無駄のないコース取りで我慢してしまいにかける乗り方の服部騎手はお見事でした。
的場騎手の外につけてしまうと、川崎コーナーや微妙なしかけどころで微妙なリードを保たれつつ外々を回らされ、スローになるので当然的場騎手の後続は大混雑となり外の馬同士でけずりあう的場騎手の描いた形になると思います。
絶好のポジションはやはり的場騎手の後ろの坂井騎手と服部騎手あたりでしょうか。
スタンド前で動くに動けなくなる川崎2100m戦を熟知した的場騎手ならではのお見事な騎乗を利用した服部騎手のお見事な騎乗だったと思います。
3着のトーセンルーチェはエンジンのかかりが遅いので川崎は少し向いてない感じですが、スローの後方から外を回してよく差してきました。
かなり早めにペースも上がった中、外々を回って最速の40.3の上がりはなかなかだったと思います。
ですがやはり地元船橋か大井外周りが一番あっているとは思います。
馬券的にはトーセンルーチェ、セトノギムレット軸の3連複で撃沈です・・・。
ある程度の位置取りにこだわっていたという張田騎手ということで2頭軸にしてみましたが、かなりのスロースタート・・・。
完敗です・・・。
しかし川崎2100mなどのトリッキーなコースはやはり騎手の駆け引きがおもしろいですね。
川崎の4角出口での外からあおってのインをつく騎乗や大井内周りでの的場ロードなど、最近はあまり見られなくなってしまった的場チックな騎乗も見られたのでよかったと思います。
正攻法の騎乗が悪いとはまったく思いませんが、手綱さばきはもちろん、独特の重心移動の追い出し方など的場騎手のような個性的な騎手がもっと増えると個人的にはテンションもかなり上がります!