2012年1月18日(良) 第15回 TCK女王盃(JpnV)
今日は大井開催3日目。
メインレースは牝馬による1800m戦の第15回 TCK女王盃(JpnV)が行われました。
人気はJBCレディスクラシック3着、前走クイーン賞3着、岩田騎手のカラフルデイズ。
レースはカラフルデイズが好スタート。
人気の一頭1枠1番吉田騎手のプレシャスジェムズがスタートで腰をおとして出遅れ。
前はカラフルデイズもすぐ外からプレシャスジェムズがもりかえしてハナへ。
番手にカラフルデイズ、その外3番手に蛯名騎手のウェディングフジコ、そのさらに外に有年騎手のラインジュエル。
2角でペースもおちて、馬群もぐっとかたまり向正面へ。
逃げるプレシャスジェムズの外にぴったりカラフルデイズ、その外にウェディングフジコ。
後ろに今野騎手のハルサンサンで徐々にペースも上がり3角へ。
前は中央3頭がぴったり並んでそのすぐ後ろのハルサンサンは外に出して直線へ。
激しい4頭の叩きあいの中、カラフルデイズが少しリードするも大外からハルサンサン。
最後はアタマ差でハルサンサンが見事1着!
2着にカラフルデイズ。3着にプレシャスジェムズ。
ハルサンサンは重賞初制覇が中央馬との交流重賞ということでお見事でした!
中央の芝1200mを経験して、前走東京シンデレラマイルでは最内をつくもくやしいアタマ差2着でしたが、体重も増えて確実にパワーアップしていますね。
誰もが逃げると思っていたプレシャスジェムズがスタートで遅れて、みんなが逃げるのを待っているかのような展開ゆえ向正面では一気にスローに。
そんな中多少ひっかかりましたが、上がりの末脚勝負で見事中央馬を差しきったのはすばらしかったです。
今開催、乾燥した日が続いた乾燥した馬場で内側はあまり伸びない感じでしたが、今野騎手ちょい外目のいいところを通ったと思います。
月曜開催から毎日乗れている南関騎手の利点を十分に発揮した騎乗だったのではないでしょうか。
カラフルデイズは大井1800mも3戦目、抜群の好スタートからスローの番手、前にいった馬の中ではキレ味もあり有利な展開に。
直線の上がり勝負で中央勢には競り勝つも外からハルサンサンに差されてのくやしい2着。
乾燥気味で内は微妙に時計がかかる感じだったのと、小さい馬だけに斤量なども多少影響したのかもしれませんが、この馬の力は出し切ったと思います。
プレシャスジェムズは1枠1番の絶好枠でしたが、痛恨のスタート。
その後すぐにハナにたち、ペースもスローに落として直線へ。
あくまで淡々と走る馬なので上がり勝負だと分が悪かったですが、スローに落とした分しまいも崩れずの3着。
負けはしましたが、慌てずにこの馬のリズムで乗った吉田騎手の騎乗はよかったと思います。
馬券的にはカラフルデイズ、プロヴィナージュ軸の3連単で撃沈です・・・。
カラフルデイズ以外は決め手に欠けるメンバーだったのでプロヴィナージュを狙ってみましたが、スタートでプレシャスジェムズと揃っての膝カックン・・・。
道中見せ場もなく7着。
上がり勝負で地方馬に勝たれては馬券的にも完敗です・・・。
今回、めずらしく戸崎騎手の騎乗がなかった重賞でしたが、南関を全体的にザックリと見た感想として、やはり戸崎騎手がいるレースといないレースではレースの内容が変わるイメージがあります。
常に好位の位置取り、急なまくり馬への対応など、視野も広くて積極的にレースをコントロールできる騎手なので、レース全体が落ち着く印象でしょうか。
昔、福永騎手が池添騎手のことをマーク屋と言っていましたが(懐かしい・・笑)、そんな感じで戸崎騎手をマークする新人騎手などがいてもよさそうです。