2012年2月8日(不良) 第48回 報知グランプリカップ(SV)
今日は船橋開催3日目。
メインレースは1800m戦による第48回 報知グランプリカップ(SV)が行われました。
人気は中央6勝、前走南関移籍初戦の重賞を見事勝利した石崎駿騎手のスターシップ。
レースは内の方から1年以上の休み明け左海騎手のノースダンデーが一気にハナへ。
その後ろ番手に戸崎騎手のルクレルク。
その外から上がって川島騎手のケイアイライジン。
少し離れて酒井騎手のヴァイタルシーズと森騎手のテイエムヨカドー。
向正面に入ると、多少かかりぎみに外からケイアイライジンが2番手におしあげ、つれてルクレルク。
その後ろ外からは徐々にスターシップ、真島騎手のブンブイチドウも上がっていき3角へ。
前はノースダンデーが後退していき、ルクレルクとケイアイライジンが並んだまま直線へ。
直線に入ると2頭が抜け出してはげしい叩きあいに。
最後は1/2馬身差でケイアイライジンが見事1着!
2着にルクレルク。3着にスターシップ。
勝ったケイアイライジンは中央から転厩してきて重賞初制覇!
スタートからトップスピードに乗るまでが遅いので重要なスタートでしたが、今回は外枠もあってかなかなかのスタートでした。
その後も抜群のスタートを切ったすぐ内ルクレルクを追う形で3番手の位置取り。
向正面で多少かかる感じもありましたが、川島騎手もなんとかおさえ、外々を回っての強い競馬でした。
不良馬場とはいえ時計も1:51.6上がり38.3となかなかの時計です。
今回も川島正行師の『2,3番手につけていけ』というアドバイスどおりのお見事な騎乗でした。
前走はスタートで接触、前々走はスタートの出も悪かった感じとやはり今後もスタートがポイントになりそうな感じだと思います。
川島騎手の最近ではグリッターアイス、ナイキマドリードでのスタートのこともあるので、次走そのへん注目したいと思います。
ルクレルクは抜群のスタートで逃げる休み明けノースダンデーの番手という絶好の位置取り。
向正面で外からこられるも、ぎりぎりの我慢の中コーナーなども利用して直線たたきあいに持ち込むも最後は競り負けての2着。
負けはしましたが近走マイル戦ばかりで久しぶりの1800m戦の中、距離不安もなくなかなかのいい走りでした。
にしても外枠からスムーズに番手の位置取りにあっさりつける戸崎騎手はお見事でした。
スターシップは向正面で徐々に上がっていくも前とは離されての3着。
先行有利の不良馬場で差しきるには少しきれ味がたりない感じでしょうか。
石崎駿騎手も手応えがあやしいと言っていましたが、年齢的な部分もありますので、スタミナ勝負ができるもう少し時計のかかる良馬場のがよさそうです。
馬券的にはルクレルク軸の3連複でなんとか的中できました。
下のクラスのビッグマグナムが予想以上に人気だったため、最終的にここ数戦のスタートがよくないケイアイライジンを切りましたが、ルクレルク軸だとそこそこオッズがあったので買う時になんとかプラスできました。
大井1200m戦のように買いたい馬は点数多めでも買ったほうがいい感じになるな〜と思いました。
毎回取得に迷う川島正太郎騎手ですが、フランスのメゾンラフィット競馬場での武者修行後は以前よりも積極的な騎乗になったと思います。
ということでそのメゾン・ラフィット競馬場。
左右どちら回りでもレースができるというすごい競馬場です。
コース形状的には川崎競馬場をもっとつぶしたような形で芝コースだけの直線が長〜〜い競馬場です。
直線1000mの新潟競馬場もビックリの直線2300mの長さです。
直線2000m戦もあるみたいです。
SPAT4の2011年もありがとうキャンペーンで1000名様にプレゼントの『戸崎圭太騎手のサイン入りQUOカード』が当たりました!
内田博幸騎手が中央に移籍し、2008年から南関では常にリーディングジョッキーの戸崎騎手。
2009年東京ダービーでのナイキハイグレードの早仕掛けなど懐かしいですが、ここ2,3年の安定した騎乗はすばらしいの一言ですね。
抜群のスタートからの理想的な位置取り、急なまくり馬への対応、馬場状況の把握、他騎手との駆け引きなどすばらしい部分がものすごくありますが、個人的に最近思った戸崎騎手の一番すごいところは馬のテンションのもっていきかたなんじゃないかと思います。
しいていうなら『戸崎マジック』と言った所でしょうか(笑)
あくまで個人的にですが、私が思うその馬の能力を最大限に発揮できると思われる理想の騎乗とほぼ同じ騎乗をしてくれます。
追えるタイプの騎手ではないですが、馬の気持ちにあわせて、レースの流れに逆らわずにじっくりと乗るイメージがあるヨーロッパの競馬でも通用する騎手じゃないかと思います。
せっかくなので『歩法』のページで使った動画の原画の上で撮影しました。
手前動画(左)を先に書いたのですがえらい時間がかかったので、サイズを一気に小さくして歩法動画(右)を書きました。
サイズを見てもらうとわかるのですが、小さすぎたので線の数ミリの違いが動画にした時に大きくなります。
これから動画を書く場合はある程度大きいほうが作りやすいのでおすすめです!