南関日記

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南関日記

過去の日記

2012年3月14日(良) 第57回 ダイオライト記念(JpnU)


今日は船橋開催3日目。
メインレースは2400m戦の第57回 ダイオライト記念(JpnU)が行われました。
人気は東海Sでは逃げるランフォルセを差しきっての勝利、前走フェブラリーS3着、和田竜二騎手のワンダーアキュート。
レースは大外から好スタート戸崎騎手のフリオーソが一気にハナへ。
そのすぐ後ろにワンダーアキュート。
その後ろに吉留騎手のアーバンアスリート。
その外から横山典弘騎手のランフォルセが上がっていって1周目3角へ。
逃げるフリオーソの後ろにワンダーアキュート、その外にランフォルセでスタンド前へ。
そのまま前の3頭が後続を離して向正面へ。
逃げるフリオーソの1馬身半後ろ外にランフォルセ。
その後ろ内にワンダーアキュート。
3角で逃げるフリオーソの外から2頭も追い出し3頭が並んで直線へ。
直線に入るとフリオーソが失速し先頭はランフォルセ、少し遅れてワンダーアキュート。
後続からは川田騎手のピイラニハイウェイと張田騎手のトーセンルーチェ。
最後は1/2馬身しのいでランフォルセが見事1着!
2着にピイラニハイウェイ。3着にトーセンルーチェ。

ランフォルセは南関に進出してきて重賞2戦目で見事重賞制覇しました!
中央でも掲示板を外したのは4回だけ、いろんな展開でも結果を出してきただけにやはり力があります。
横山騎手も、うまくワンダーアキュートのフタをしつつフリオーソを見る形にもっていきました。
船橋良馬場でのフリオーソの速いペースの中、完全に人気2頭相手のレースをしただけに最後はかなり危なかったですが、馬の地力の高さでなんとか持ちこたえました。
内容的にもかなり強い競馬でした。
コーナーの回り方がうまいので小回りでも左右どちら回りでも大丈夫そうで、南関や他の地方競馬場でも力を出せそうです。
今後やはり重要になってくる大井については、スタート不安なところもまだありますが魅力的な右手前でのまくりもあるので楽しみです。
個人的に不安な部分はやはりスタートと多少強引な横山騎手の騎乗でしょうか。
大井、川崎、船橋、浦和での微妙なペース配分などの特徴把握の面で心配です。

2着のピイラニハイウェイは好スタートから後ろの集団内目をじっくり回ってきて、前を無理に追いかけずに3角で少し遅めにしかけるも、最後は届かず。
道中前のペースにはさすがについていけなかったみたいですが、外からこられてもギリギリまで仕掛けを遅らせた川田騎手はお見事でした!
初の2400m戦でしたが自分の競馬に徹したのでいい結果がでましたね。

3着のトーセンルーチェはなかなかのスタート。
枠順もいかして、位置取りはピイラニハイウェイの後ろ、中団からの競馬。
3角手前で酒井騎手のタートルベイ、吉田豊騎手のシビルウォーが外から早めにしかけましたがあせらずにこの馬の仕掛けの流れで確実に伸びるしまいの脚を活かし全馬最速の上がり39.1のレースをした張田騎手はお見事でした!
ベテランならではの騎乗だったのではないでしょうか。

馬券的には、フリオーソ、ランフォルセ軸の3連単で撃沈です・・。
ハナに立ったフリオーソが外からのランフォルセのプレッシャーに負けてペースが速くなってしまったのが痛かったですね。
休み明け2戦目、前走失速の状態の中で2400mのハイペースは心肺的に少しきびしかった感じでしょうか。
普段は絶妙なリードでうまく逃げる戸崎騎手ですが、中央馬との上がり勝負では分が悪いのでおそらく狙っていたのは内の最短コース取りを利用したハイペースの上がりがかかる逃切り勝ちだとは思いますが、ランフォルセが予想以上に強かったので一息いれれなかったのが敗因でしょうか。
やはりある程度実戦をこなさないと心肺的な部分はきびしいですね。

ワンダーアキュートは最近は前目の位置取りからの競馬でしたが、今回も迷わず番手を狙っていきました。
外からランフォルセにフタされる中、向正面でいったん一息入れ、外から仕掛けた和田竜二騎手の判断は悪くはなかったと思います。
今回は距離も多少長かったのもありますが、先行するとしまいのキレ味が悪くなるワンダーアキュートなので、今後前目につけるとしてもどこで一息入れるかがポイントになりそうです。
この馬の魅力はやはりしまいのキレ味だと思うので次走、和田騎手がどう乗るかも注目したいと思います。

このクラスの交流戦でスマートファルコン、トランセンドがいない重賞は久しぶりですが、スマートファルコンのレースの印象を多くの騎手が持っているので逃げ馬に対するマークが無意識のうちに強くなってるんじゃないかなぁ〜と少し思いました。
本来(笑)の細かい駆け引きのあるレースは久しぶりな感じなので、なにか懐かしい感じもしました(笑)



うまうま君