2012年4月1日 2012ドバイミーティング
3月31日にドバイのメイダン競馬場で2012年ドバイミーティングが行われました。
去年、東日本大震災の中、M・デムーロ騎手のヴィクトワールピサがドバイWCを見事に制して、競馬ファンは少なからず元気をもらったことと思います。
最近では日本馬の海外挑戦も増えたので、自然と世界のいろいろな競馬に注目できるのも楽しいですね。
ということで今年も日本から7頭が参戦しました。
・ドバイゴールドカップ(GV)芝3200m
マカニビスティー(小牧太騎手)。
・UAEダービー(GU)AW1900m
ゲンテン(クレイグ・ウィリアムズ騎手)。
・アルクオーツスプリント(GT)芝1000m
エーシンヴァーゴウ(福永祐一騎手)。
・ドバイデューティフリー(GT)芝1800m
ダークシャドウ(福永祐一騎手)。
・ドバイワールドカップ(GT)AW2000m
エイシンフラッシュ(クリストフ・パトリス・ルメール騎手)。
スマートファルコン(武豊騎手)。
トランセンド(藤田伸二騎手)。
★ドバイゴールドカップ(GV)芝3200m
マカニビスティーはスタート直後にフォックスハントが故障発生で馬場で動けなくなったために2周目を安全に行えないため競争不成立。
その後主催者が各陣営に出走意思を確認して最終レースに再レース。
1回目同様2回目も逃げるも最後はばてての10着。
★UAEダービー(GU)AW1900m
ゲンテンは中団からのレースも徐々に下がっていき直線では完全にばてての14着。
★アルクオーツスプリント(GT)芝1000m
エーシンヴァーゴウはなかなかのスタートから4番手あたりを追走も最後は離されての12着。
★ドバイデューティフリー(GT)芝1800m
ダークシャドウは好スタートから窮屈な馬群を避け、外からのレース。
直線いい形で向くも伸びずの9着。
★ドバイワールドカップ(GT)AW2000m
スタート後つまずき後ろからのレースになったスマートファルコン。
外からおしていってハナを奪ったトランセンド。
エーシンフラッシュは中団内目からのレース。
逃げるトランセンドは内からソーユーシンク、外からカッポーニにはさまれ厳しい展開に。
直線手前でトランセンドがばてて失速し13着。
内を回ったエイシンフラッシュは6着。
最後方からのレースのスマートファルコンは10着。
ダート馬ということで、このHPともゆかりのあるスマートファルコンとトランセンドが走るので、日本時間2時30分に目覚ましをかけてドバイWCだけLIVE観戦しました。
逃げ馬スマートファルコンにとってスタートでの後手はさすがに痛かったですね。
スタート前、ゲートにぶつかっていっていましたが、やはり視覚的以外にも聴覚的なもので反応しているんでしょうか、川崎記念でのロケットスタートもゲートが開いてからの反応にしては速いので、すごく気になるところですね。
年のせいか最近多少ずぶくなって先行しにくい感じのトランセンドですが、ハナを奪ったとはいえかなり両サイドからこられたので、日本ではタフなこの馬でももちませんでしたね。
エーシンフラッシュは内からいい感じで追走も直線では前と離されてしまいました。
この馬の瞬発力を活かすにはやはりAWより芝のがよさそうな気がします。
秋の凱旋門賞に挑戦するみたいなので、オルフェーヴルとともに楽しみです!
マカニビスティーは馬券のないドバイということで、主催者と陣営の確認だけで再レースするあたりはドバイチックとでも言うのでしょうか。
1回目、2回目ともに逃げただけに、さすがにかわいそうですね。
今年の日本馬の結果はまさに惨敗でした。
レースの質はもちろん、最高気温38度、路盤の違い、ゲートなどすべての環境が違うアウェーでの海外挑戦はすごくきびしいとは思いますが、知っている馬の走りからいろいろな情報も得られて馬券抜きに競馬を楽しめる感じも大好きなので今後も是非挑戦していってほしいと思います。
ドバイWCは1着賞金600万ドル(4億8000万円)も魅力的ですからね。
ちなみに2着で1億6000万円。
3着8000万円。
4着4000万円。
5着2400万円です。
ドバイの賞金と比較するのもあれですが、まだ1回(3票)しか出ていませんがWIN5の最高2億円はなにやらすごい気がします(笑)
WIN5で2億円当てたら、勝ったモンテロッソのミカエル・バルザローナ騎手ばりのガッツポーズもありだと思います。
ギャロップレーサーではやったことありますが、世界では何メートル前からのガッツポーズが最高なのかすごく興味がでました(笑)
去年の東日本大震災から1年が過ぎましたが、やはりあの時のヴィクトワールピサとトランセンドの走りはすごく印象に残っています。
現役での期間は決して長くない競走馬ですが、やはり競馬ファンにとって競走馬や数々のレースは人生の思い出とともにに刻まれていくものなんでしょうね。
普段と違う環境でも頑張って走る馬達を見ると忘れがちな他の種の生物と人間との関係を考えさせられますね。
外国にいって日本の事を再認識するみたいなあれに似た感じですかね。
今年も海外挑戦した7頭、並びに関係者のみなさまありがとうございました!