2012年5月30日(良) 第16回 さきたま杯(JpnU)
今日は浦和競馬3日目。
メインレースは1400m戦の第16回 さきたま杯(JpnU)が行われました。
人気は黒船賞から重賞3連勝中、岩田騎手のセイクリムズン。
レースは川島騎手のナイキマドリードが好スタート。
その外からセイクリムズン、張田騎手のトーセンピングス、戸崎騎手のスターボードの先行争いも内枠セイクリムズンがハナへ。
番手にトーセンピングス、その外にスターボード。
向正面で比較的全馬固まったまま、その後ろも並んで内からナイキマドリード、内田博幸騎手のトウショウカズン、庄司騎手のクレイアートビュン。
少し離れて繁田騎手のグランシュヴァリエと川田騎手のスーニ。
3角で逃げるセイクリムズンが後続との差を徐々に広げ、番手に懸命に追ってトーセンピングス。
その後ろナイキマドリードとトウショウカズンで直線へ。
直線に入るとセイクリムズンがその差をさらに広げ、最後は8馬身差で見事1着!
2着にナイキマドリード。3着にトウショウカズン。
セイクリムズンはこれで重賞4連勝!
斤量56キロと有利でしたが得意な1400m戦ということもあってか時計も浦和で1:25.8上がり37.1とかなり速いです。
楽に逃げれたとはいえ初浦和でこの時計は個人的にはかなり強いと思います。
1角での位置取りがもっとも重要な浦和1400m戦で馬のスピードが違ったのもありますが岩田騎手も6番枠を利用した迷わずの逃げはお見事でした!
スタートで躓いた黒船賞でもハナを奪う積極的な競馬と、この馬の特徴を十分に活かし競馬場の特徴と先行馬の相手関係を考慮しながらのレースで抜群のコンビです。
今年のJBCは川崎1400m戦ということで初の川崎ですが1400m戦ということで楽しみです。
今後は夏は休養して東京盃からJBCスプリントみたいですね。
やはり気になるのが、最終目標はマイルのフェブラリーSで今後距離を伸ばしていくプランもあるみたいなので、そのへん注目したいと思います。
ナイキマドリードはいつものように抜群の好スタート。
内の4番手追走も3角ではセイクリムズンに離されて、最後はその差も広がり1:27.3上がり38.0の2着。
斤量差もありますが圧倒的に逃げ馬が有利な浦和ということで、あまりにも楽な形でセイクリムズンをハナにいかせてしまったので、8馬身差もついた感じでしょうか。
この馬の特徴の好スタートとセイクリムズンの内枠という点をもう少し利用して、逃げないにしろ微妙な位置取りで1角で相手を外にふり脚を使わせてたらもっとおもしろかった気がします。
やはり戸崎騎手が一番うまいですが、微妙な手綱捌きや視線、コーナーへの進入ラインと速度など川崎、浦和の内枠では重要になってくるので、川島騎手、戸崎騎手の普段の乗り方なども注意したいと思います。
毎回好スタートで短い距離でも対応し2010,2011年NAR最優秀短距離馬のナイキマドリードですが、個人的にはスタミナも要求されスタートが重要な大井1400m戦をすごく見てみたい一頭です。
トウショウカズンはスタートで躓き、ナイキマドリードの外5番手からのレース。
3角で少し前からおいていかれるも直線でまきかえしての3着。
先行押し切りが理想なだけにスタートの躓きはかなり痛かったと思います。
掲示板をはずしたのは4回とどんなレースでも自分の競馬をするあたりは魅力的です。
馬券的にはナイキマドリード、トウショウカズン軸の3連複でなんとか的中できました。
1角の位置取りがもっとも重要な浦和1400mということで、あらゆるパターンをシミレーションをしましたが、どんな展開(躓きも含め)になっても3着以内の2頭にしぼれたのは個人的にはよかったと思います。
初の地方ダートでは躓きやすい中央馬ですが、初浦和のトウショウカズン、セイクリムズンのスタート躓きも予想に入れていたので、そのへんもよかったと思います。
一見淡白な結果が多い浦和競馬ですが、コース形体からライン取りも限られ、オッズも偏るためにシビアな予想が要求される浦和競馬。
展開予想のために不可欠な馬のスタートとテンのスピードの比較などはめんどくさいですが浦和はどの競馬場よりも一番シビアに考えなきゃいけないなぁ〜と思いました。