2012年6月6日(良) 第58回 東京ダービー(ST)
今日は大井開催3日目。
メインレースはクラシック2冠目、2000m戦の第58回 東京ダービー(ST)が行われました。
人気は僅差も前走ハイペース羽田盃を2着、戸崎騎手の牝馬エミーズパラダイス。
レースは好スタートから柏木騎手のキョウエイロブストがハナへ。
その外番手に左海騎手のディーオ、少し離れて庄司騎手のカントリーウォーク。
内に坂井騎手のメビュースラブ、外から山崎騎手のベルモントレーサーで向正面へ。
ペースも落ち着き後方からも各馬早めに動きかなり横に広がって3角へ。
逃げるキョウエイロブストの外からベルモントレーサー、武豊騎手のゴールドキャヴィア、石崎駿騎手のキタサンツバサが並んで上がっていき直線へ。
直線に入るとその間隙をついて内から吉原騎手のプーラヴィーダ、エミーズパラダイス、大外から本橋騎手のプレティオラス。
最後はそのままプレティオラスが3/4馬身差で見事1着!
2着にプーラヴィーダ。3着にエミーズパラダイス。
プレティオラスは前走羽田盃では上がり37.5の末脚で3着同着。
今回も迷わず最後方からのレース、アートサハラの後ろから末脚を活かす競馬で見事東京ダービーを制しました!
先行馬、差し馬と各馬仕掛けが早くなる中、極力外を回さないコース取りから直線へスムーズにつなげる仕掛けはお見事でした!
時計的には2:06.8上がり38.4とやはり他の馬が止まったのと、この馬の脚質からも流れが向きましたね。
プレティオラスはなんと今日が誕生日!
誕生日の日に東京ダービー制覇とはすごいですね!
気になるのはやはり後方からで持ち味が活きるタイプなので馬場や相手関係、大井外回り以外でのレースのしかたが今後ポイントになりそうです。
プーラヴィーダは後方4番手から向正面では徐々におっつけて、直線脚が止まった先行馬の間隙をついて外のエミーズパラダイスに競り勝つもくやしい2着。
中央2勝、前走兵庫チャンピオンシップでは3着と長い距離でもしまいきっちり伸びる脚は魅力的です。
2000m戦ということで前半無理することなく追走、距離ロスも最小限におさえた騎乗の吉原騎手はお見事でした!
エミーズパラダイスは中団からのレースで、先行馬の外から直線も最後はプーラヴィーダにクビ差かわされての3着。
無駄のないフォームで、初の2000mでしたが距離や展開に左右されない安定した走りはすばらしいですね。
やはり調教の動きからも羽田盃の疲れが気になりますが牝馬として次走も注目したい一頭です。
馬券的にはアートサハラからの3連複で撃沈です・・。
後方からかなり早めに動いてコーナーでまくっていい形で直線に向くも最後は伸びずの5着。
時計も遅く、もう少し第2集団が速くなっていたら変わってきたかもしれませんが、最後は切れ味勝負になったのが敗因でしょうか。
台風がくると騒いでいたので不良の強風で予想してしまいましたが、そのへんでも完敗です・・。
前日予想では競馬予想の他に天気予想もしなければいけない場合もあるので、むずかしいですね。
個人的にテレビなどの天気予報はあまりにも大雑把なので屋外での大事な日の天気は天気図や気象衛星画像などから自分で天気予想してますが、意外に競馬に似た感じがあるので楽しいです。
ピンポイントで雨の降り始め時間、降り終わり時間などが当ると3連単を当てたように雨が降ってもなぜか達成感もあっておすすめです。
気象庁のHPには大気の動きに重要な高層天気図なども公表されているので、天気予想の参考にこちらもおすすめです。
全体的にはどの馬も勝ちにこだわったようないいレースだったと思います。
やはり3歳2000m戦ということで逃げるにしろおしきるにしろ最後の脚がないときびしいレースです。
切れ味のない先行馬はどうしても勝つためには早めの仕掛けになりがちなので、自身の馬の能力をいかに把握しているかが騎乗にも影響してくるのでそのへん注意したいと思いました。