2012年6月27日(良) 第35回 帝王賞(JpnT)
今日は大井開催4日目。
メインレースは2000m戦の第35回 帝王賞(JpnT)が行われました。
フリオーソの回避は残念でしたが、人気は前走かしわ記念を番手から快勝、佐藤哲三騎手のエスポワールシチー。
レースは内からおして横山騎手のランフォルセがハナへ。
その外番手に大外からエスポワールシチー。
その後ろ少し離れて川田騎手のゴルトブリッツと真島騎手のボク。
最内に木村騎手のオオエライジン、外にミラクルレジェンド。
2角でペースが落ち、向正面では逃げるランフォルセに少し離れてエスポワールシチー。
すぐ後ろ内にミラクルレジェンドと外ゴルトブリッツ。
前はかなり馬群が固まった状態になり3角へ。
ランフォルセの外にエスポワールシチー、その外からゴルトブリッツ、内からミラクルレジェンド、間隙をついて岩田騎手のテスタマッタで直線へ。
直線に入ると、テスタマッタ、エスポワールシチーの外から一気にゴルトブリッツ。
最後は31/2馬身差でゴルトブリッツが見事1着!
2着にエスポワールシチー。3着にテスタマッタ。
2連勝で臨んだ、2010年以来になる大井2000mのゴルトブリッツ。
3歳で挑んだ東京大賞典では7着惨敗でしたが、確実に力をつけてきて見事JpnT制覇です!
好位からのレースで突き抜ける末脚は理想的なダート馬の脚質でとても魅力的です。
今回は各馬外目を回ったスローの上がり競馬になり2:03.0上がり36.3でしたが、脚質からも前が早ければ時計的にももっと出そうでスマートファルコンとの対戦は非常に楽しみです!
大井での川田騎手の騎乗としても注目ですね。
2着のエスポワールシチーは絶好の番手の競馬から直線むくも、最後はキレ味勝負で離されての2着。
多少距離が長かった為無理して前を追わずでしたが、ペースが遅すぎた為最後はこの馬にはあわない上がりの競馬。
個人的には2000m以上では勝ち星がないですが、距離はまったく問題ないと思いますので、内から前にいってくれたランフォルセの外からの理想的な位置取りだったので、ペースがおちた2角以降もう少し積極的に前をつつき早い流れにもっていくとおもしろかったと思います。
スタート、テンの速さも抜群で、レースを作れる馬ということで佐藤騎手の積極的な騎乗の影響は大きいと思う馬なので、そのへんどう乗ってくるか次走も楽しみです。
テスタマッタは5,6番手からの追走、直線馬の間隙をつくも3着。
スタートから馬群にいれて、うまくスローの流れの中でも折り合いをつけた騎乗はこの馬をよく知っている岩田騎手らしいお見事な騎乗でいた。
最後の直線で今開催通ってはいけない内をいってしまったのは少し痛かった感じでしょうか。
乗りにくそうな馬ですが、岩田騎手がんばってます!
馬券的にはランフォルセ、ゴルトブリッツ軸の3連複で撃沈です・・。
ランフォルセが今開催の特徴的な逃げ、内不利な馬場で逃げてしまったのがかなり痛かった感じでしょうか。
普段の馬場だったとしても大井2000mを逃げ切るのは強い逃げ馬でないとかなりきびしいです。
内をある程度あけてのコース取りはよかったですが、逃げるにしてもスローに落としすぎた為にランフォルセにはむかない上がりの競馬になってしまったのも痛かったです。
ですが4角での失速ぶりからもやはり馬が仕上がってない感じでしたね。
どの騎手も今開催の馬場を把握していない状況での帝王賞。
日曜の稍重馬場から回復してきての良馬場でしたが、さすがに南関の騎手でも今開催の馬場をこの数日間で把握するのは難しい気がします。
内田騎手、木村騎手なんかは少し内を通り過ぎた感じでしたが、他のレースも含めてさすがの戸崎騎手も把握しきれてない感じでした。
個人的には2010年の年末に急に高速馬場になった大井と同じくらいの馬場の変化だと思っています。
新しい大井ということで、慎重に馬場、騎手の馬場把握などを見ていかないといけないなぁ〜と思いました。
当然、逃げ馬は内をあけてくると思うので距離的な部分で全体的に時計がかかるので、時計とレース映像はセットでチェックしないと詳細な分析はできなさそうなので注意したいですね。
予想がめんどくさくなりそうですね・・・・(泣)