2012年7月4日(重) 第16回 スパーキングレディーカップ(JpnV)
今日は川崎開催3日目。
メインレースは牝馬によるマイル戦、第16回 農林水産大臣賞典 スパーキングレディーカップ(JpnV)が行われました。
人気は先週の帝王賞5着からの連闘、岩田騎手のミラクルレジェンド。
レースは東川騎手のリカチャンスと武豊騎手のプレシャスジェムズが前へ。
そのすぐ後ろに戸崎騎手のクラーベセクレタ、内に内田博幸騎手のレッドクラウディアで1角へ。
前はプレシャスジェムズがハナ、少し離れて番手にリカチャンス。
その後ろ3番手以下はかなり離れた展開に。
向正面に入ると前は一気に固まってペースも一気に速くなり3角へ。
逃げるプレシャスジェムズの外からリカチャンス、クラーベセクレタ、蛯名騎手のスティールパスが並んで直線へ。
直線に入るとクラーベセクレタとスティールパスの激しい叩きあいで最内からはミラクルレジェンド。
最後は1/2馬身差しきってスティールパスが見事1着!
2着にクラーベセクレタ。3着にミラクルレジェンド。
勝ったスティールパスは+22キロで自己最高体重でしたが、テン乗り蛯名騎手が5番手からの全馬最速の上がり37.1でクラーベセクレタとの叩きあいを見事制して重賞制覇しました!
このクラスで高速馬場でしたが、2角からペースが落ち前が固まってキレ味勝負になったのもよかったですね。
クラーベセクレタは離れた3番手からの絶好の位置取り。
3角から前に残っていたリカチャンスの外から直線先頭も、最後はキレ味で1/2馬身かわされての2着。
高速馬場なのでもう少し前が流れてくれればそこまで上がり勝負にならないでよかったですが、どのような展開でも力を出し切るところはさすがです。
リカチャンスを利用して内からの進路を防ぎつつ、直線外目にもっていき外からきた馬への対応はさすが戸崎騎手だったと思います。
ミラクルレジェンドには連闘だったとはいえ初の先着でしたがスティールパスにかわされての悔しい2着。
キレ味で負ける中央馬相手にはやはり速いラップのレースが理想だとは思いますのでエーシンクールディの取り消しはけっこう大きかったんじゃないかと思います。
ミラクルレジェンドは先週の帝王賞からの連闘。
6番手からのレースで3角ではクラーベセクレタの後ろから直線へ、進路を内に変えて追うもその差は縮まらずの3着。
帝王賞では通ってはいけない内を通ってしまい直線でもいったん下げての外と負担のかかる走りの2000mJpnTからの連闘はさすがにきびしかった感じでしょうか。
強い馬だけに無茶な連闘で故障しないかが心配ですね。
馬券的にはプレシャスジェムズ目線での2強(ミラクルレジェンド・クラーベセクレタ)軸3連単でしたが、撃沈です・・・。
プレシャスジェムズは前走武豊騎手のこの馬のリズムを活かしたいい競馬でしたが、今回はまさかのシンガリ負け。
川崎高速馬場でのペース配分は中央騎手には少しむずかしいですが、やはりラップに緩急をつけすぎてこの馬の特徴のこの馬のリズムでの走りを乱してしまったのが敗因でしょうか。
個人的には逃げるにしろ逃げないにしろ位置取り関係なく淡々と自分の走りをするのが一番この馬のパフォーマンスを出せる走りだと思います。
馬場が渋るとかなり高速になる川崎競馬場。
良馬場との差が激しいので、その違いはやはり多く乗らないとわかりにくいと思います。
体内時計がすぐれている騎手であればあるほど、その違いに大きく影響をうけそうです。
今年のJBCは川崎なので、中央騎手には積極的にたくさん川崎での騎乗をしてほしいと思います。
個人的には良馬場でのJBC希望です(笑)