南関日記

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南関日記

過去の日記

2012年7月11日(良) 第14回 ジャパンダートダービー(JpnT)


今日は大井開催4日目。
メインレースは3歳クラシックの3冠目、2000m戦の第14回 ジャパンダートダービー(JpnT)が行われました。
人気は中央ダート4戦4勝、四位騎手のハタノヴァンクール。
レースは岩田騎手のフリートストリートが積極的にハナへ。
番手外に小牧騎手のトリップ、その外に川島信二騎手のオースミイチバン。
少し離れて内に幸騎手のホッコータルマエと内田博幸騎手のストローハットで1角へ。
2角で一気にペースも落ち、前はJRA勢の6頭が固まり、その後ろ離れて、今野騎手のアートサハラで向正面へ。
逃げるフリートストリートの後ろに小牧騎手のトリップ。
その後ろ固まって、内からホッコータルマエ、ストローハット、オースミイチバン、ハタノヴァンクール。
3角手前で大外から一気にアートサハラがまくっていき、2番手まで押し上げ3角へ。
ペースが一気に上がり、先頭はトリップ、その外にアートサハラ。
その後ろ外からハタノヴァンクールで直線へ。
直線にはいると、トリップが後続を離すも、外から一気にハタノヴァンクール。
最後は1馬身差差しきってハタノヴァンクールが見事1着!
2着にトリップ。3着にアートサハラ。

これでハタノヴァンクールはダート5戦5勝でJpnT制覇!
エンジンのかかりが遅く、後方からものすごい末脚のレースが特徴的な馬だけに重要な位置取りでしたが、力差はあるものの6番手からのいい位置取りでした。
かなりスローになる上がりの競馬で、勝負どころの3角手前でアートサハラにまくられる厳しい展開でしたが、上がり36.0の強烈な末脚での差し切りはお見事でした。
内容的には、着差1馬身以上にかなり強い競馬だったと思います。
スタートからの位置取り、後方一気のレースなどダートでは不安な面はありますが、かなり力のある馬なので、JpnT制覇後のハタノヴァンクールにはさらに注目ですね。

2着のトリップは初ダートがJDDということでしたが、積極的に前にいった小牧騎手はお見事でした。
番手から無理にフリートストリートをつつかずに、スローの中3角で外からきたアートサハラにあわせるように早め先頭で押し切る理想的なレースでしたが、勝ったハタノヴァンクールが強かった感じでしょうか。
初ダートが2000mのJpnTという中、アートサハラも最大限に利用したお見事な騎乗だったと思います。
皐月賞、ダービーとクラシックを走ってきた馬だけに次走どんなレースに出てくるのか気になる馬です。
個人的には脚質からもダートのがいい感じはします

3着のアートサハラはいつものように3角手前からの豪快なまくりがきまり番手で直線に向くも、最後はキレ味で負けての3着。
前がスローになり向正面で差もなくなったところでのまくりと展開的にもうまく向きましたね。
今年はかなり強い中央馬が相手でしたが、この馬の特徴と大井2000mを熟知している今野騎手のお見事な騎乗だったと思います。
スローの上がり競馬だったとはいえ、強い馬とのレースはいい経験になったと思います。
これからの古馬との戦いでさらに強くなると思うので今野騎手&アートサハラのコンビには注目したいと思います。

馬券的にはホッコータルマエ、ハタノヴァンクール軸の3連複で撃沈です・・・。
今年はかなり強い中央馬が何頭も出走してきて、どの馬も大井で走ってみないとわからない感じだったので正直さっぱりでした(笑)
ちょっと時間もなく端午Sなどからダートの力的な部分のみでの2頭軸にしましたが、内のホッコータルマエは消極的な4番手からのレースで勝負どころでも前がつまって動けずの5着。
内馬場が多少使えるようになってきただけにもう少し積極的に前にいっていたらおもしろかったと思います。

たいていの馬が初の2000m戦で逃げ馬もそこまで見当たらない中、休み明けで積極的に逃げてスローのレースを作った岩田騎手はお見事だったと思います。
今野騎手もそうですが、馬の特徴を最大限に活かす騎乗はやはり見ていてもワクワクしますね。



うまうま君