2012年11月5日(良) JBC2012
今日は川崎開催2日目。
待ちに待ったダートの祭典JBC2012が行われました。
スマートファルコンの引退、ゴルトブリッツ、ジーエスライカーと悲しいニュースもありましたが、一日に重賞4つという祭典を楽しもうということで、場外ですが船橋競馬場の方に行ってきました。
夕方から雨予想でしたが、祭りの力でなんとかもちました。
そ〜なんですっ!晴れればいい〜んですっ!
★第2回 JBCレディスクラシック(重賞)(1600m)。
最内から迷わず逃げた森騎手のサクラサクラサクラ。
その後ろの集団、最内に戸崎騎手のクラーベセクレタ、外に岩田騎手のミラクルレジェンド。
最後はミラクレレジェンドが突き抜けて見事JBCレディスクラシックを連覇しました!
2着にクラーベセクレタ。3着にサクラサクラサクラ。
ミラクルレジェンドは前走余裕残しの仕上げで快勝、どんな展開でも確実に伸びる末脚で今回も危なげなく完勝!
牝馬同士ではやはり力が一枚違った感じでしょうか。
外を回っても全馬最速の上がり38.3はお見事でした!
クラーベセクレタは前走落鉄などの影響もあってまさかの6着。
今回スタートでもそこまで前にいけず、1角では張田騎手のプレシャスジェムズに前に入られての6番手からのレース。
窮屈な内から直線少しあいた間隙を伸びてくるも2着まで。
向正面でかなり手ごたえが怪しくなったみたいですが、なんとか2着にもってきたあたりはさすがに力があります。
最内でこの馬のリズムで走れなかったのが原因かはわかりませんが、いつもと違うレースで経験的には充実した内容だったと思います。
サクラサクラサクラは川崎のコーナーを利用した緩急のあるペースでうまく後続が動けないレース展開を作った森騎手はお見事でした。
初川崎でしたが、前にいったらしぶといこの馬の特徴を活かしたいいレースだったと思います。
★第12回 JBCスプリント(JpnT)(1400m)
セイクリムズン、チョウサンペガサス、ラブミーチャン、ナイキマドリードがスタート失敗する中、抜群のスタートで逃げた内田博幸騎手のタイセイレジェンド。
徐々に上がっていった川田騎手のスーニとその後ろから岩田騎手のセイクリムズンで直線へ。
直線に入ると後続を一気に引き離しタイセイレジェンドが見事1着!
2着にセイクリムズン。3着にスーニ。
タイセイレジェンドは前走東京盃では外枠に泣いての2着。
今回4番枠から迷わずハナへ。
そのまま後ろを気にせずの快勝です!
時計はチョウサンペガサスのタイムを破り1:26.6上がり38.6のレコードでした。
川崎1400mのJpnTをやれば、どんどんレコードが出そうですね。
左周りのがいいタイセイレジェンドということで、内田騎手も逃げた時点で勝利を確信したみたいですね。
やはり川崎1400mは1角で勝負ありですね。
セイクリムズンは少し滑ったスタートでしたが、すぐに建て直し6番手からのレース。
少し川崎コーナーに苦戦する中、直線追い込むも離されての2着。
ダッシュがつかないスタートでしたが、大事な1角ではすでにタイセイレジェンドの後ろまでつけるダッシュ力はさすがでした。
得意な距離、他の有力馬よりも内側、内が断然有利な川崎1400m戦ということでここは岩田騎手も勝ちたかったと思います。
叩いてよくなる馬だけに個人的には前走で去年のフェブラリーSでの吉田隼人騎手くらいの負荷がほしかった感じです。
スーニはスタートからかなり積極的に前へ。
直線外からいい形で追いかけるも伸びきれずの3着。
後ろからではさすがに厳しい中、川田騎手のかなり積極的に前につけていった騎乗はよかったと思います。
最後は脚が上がってしまいましたが、次につながるいいレースだったと思います。
★第12回 JBCクラシック(JpnT)(2100m)
内の方から的場騎手のマグニフィカがハナへ。
その外に和田騎手のワンダーアキュートと藤田騎手のトランセンド。
その後ろ内から見澤騎手のタマモスクワート、濱中騎手のソリタリーキング、岩田騎手のテスタマッタでスタンド前へ。
逃げるマグニフィカの外にトランセンド、その外にテスタマッタ。
その後ろ最内にワンダーアキュート。
向正面に入ると最後方から内田騎手のシビルウォーが上がっていき、ソリタリーキング、タマモスクワートも上がっていき3角へ。
先頭はトランセンドでその外からソリタリーキングとシビルウォー、その後ろからワンダーアキュートで直線へ。
直線に入るとワンダーアキュートが一気に先頭にたちそのまま見事1着!
2着にシビルウォー。3着にトランセンド。
ワンダーアキュートは好スタートから内のタマモスクワートの様子を見ながら、スタンド前ではマグニフィカの後ろの絶好の位置取り。
道中は極力動かずに外から行かざるを得ない他馬とはワンテンポ仕掛けを遅らせての和田騎手の完璧な騎乗だったと思います。
川崎2100mのベストポジションであるマグニフィカの後ろの位置取りの時点で勝負ありでしたね。
5ヶ月半の休み明けでしたが、見事JpnT制覇しました!
休み明けのトランセンド、最後方からのシビルウォーとそのへんもこの馬にプラスに働きましたね。
シビルウォーはスタートでダッシュがつかず最後方からのレース。
徐々に上がっていき3角から一気に外からまくって直線へ。
最後は脚が止まったトランセンドはかわせたものの外から一気に差されての2着。
休み明けの馬が多かったとはいえ、川崎2100mを最後方からのレースで勝つにはやはり厳しいですね。
川崎2100mの1枠1番を利用して、前走ブリーダーズゴールドカップのように1枠1番から無理にでもおしていって前で競馬をしていたらもう少しおもしろかったと思います。
かなり長くいい脚を使っていて内容的にも強いレースをしていただけにスタートからの位置取りが悔やまれますね。
トランセンドはドバイ13着から7ヶ月の休み明け。
フェブラリーSからずぶくなったのか、前につけれなくなっていましたが、今回も藤田騎手がおっつけてなんとか番手の位置取りへ。
さすがに休み明けでの2100m戦ということで最後は脚が止まってしまいましたが、4着以下を引き離したあたりはやはり力がありますね。
★第12回 ローレル賞(SV)(1600m)
上位3頭までに東京2歳優駿牝馬の優先出走権が得られます。
スタートから真島騎手のデイジーギャルが外によれながらもハナへ。
番手外から上がっていった高橋騎手のガバナーリヴァイヴ。
少し下げて山崎騎手のペプチドガーネット。
3番手に戸崎騎手のハクシュウベリー。
向正面でペースも上がり4角ではガバナーリヴァイヴがばてて、逃げるデイジーギャルの後ろから御神本騎手のヒカリワールドで直線へ。
直線に入るとデイジーギャルの後ろからヒカリワールド。
その外から張田騎手のケンブリッジナイス。
最後はクビ差しのいでデイジーギャルが見事1着!
2着にケンブリッジナイス。3着には最後頭差差して桑村騎手のメロディアス。
デイジーギャルは初の川崎、多少強引にでも逃げの体勢を作った真島騎手はお見事でした。
2歳戦の川崎1600mということで勝つには逃げるのが一番ですね。
年末の東京2歳優駿牝馬も同じ川崎1600mということで迷わず逃げると思うので、他馬の枠関係などでどう乗るのかも興味があります。
ケンブリッジナイスは前走差す競馬からこの馬の魅力のしまいの脚を活かした競馬でしたが、クビ差届かずの2着。
2歳戦で後ろからいくのはいろいろ不利があって大変ですが、差す競馬ができるのはかなり魅力的です。
差し馬ということで今後も成長を注意して見ていきたいと思います。
メロディアスはうまく最内の位置取りでしたが、前にいったペプチドガーネットのペースが上がらずにかわして前へ。
直線がんばり、ばてたヒカリワールドをなんとか差しての3着。
先行力があり、いい位置取りをとれそうな所と最後まで一生懸命に走るのはとても魅力的ですね。
馬券的には去年と一緒でJBCレディスクラシックの3連単だけ的中でした・・・。
サクラサクラサクラが意外に人気なかったのでなんとかプラスで終わることができました。
どうしても能力的に中央馬に人気が偏り3連単でいくしかない感じになるので、馬券の買い方はむずかしいですね〜。
来年のJBCは金沢競馬場。
正直、全然わかりませんね〜。どうしましょう(笑)
JBCクラシック(2100m)
JBCスプリント(1400m)
JBCレディスクラシック(1500m)
で行われます。
2013年11月4日ということで来年も月曜日ですが祝日なのが救いでしょうか。
平日月曜日の昼間開催はさすがに厳しいですからね(笑)
平日の月曜日に行われた今年のJBC。
月曜日ということで入場者数は14,797人。
ちなみに去年の大井JBCは33,579人。
一昨年の船橋が30,109人です。
・・・やはり月曜日はもったいないですね・・・。
ですがIPAT効果で総売り上げは川崎競馬のレコードが出たみたいですね。
総売上 26億9225万2800円。
総売上の36.6%がIPATだったみたいです。
恐るべし中央ファンです。
個人的にはやはりスマートファルコンやフリオーソ、ジーエスライカー、ゴルトブリッツがいなかったのが、少し寂しかったですね。
今でもよくスマートフォンの字を見るとスマートファルコンと見間違えてしまいます。
それと戸崎騎手がJBCレディスクラシックだけってのがものすごくもったいなぁと思いました。
地方所属最後になるかもわからなかったJBCなので、さらに残念ですね。