2012年11月28日(不良) 第4回 勝島王冠(SV)
今日は大井開催4日目。
メインレースは1800m戦の第4回 勝島王冠(SV)が行われました。
人気は東京ダービー2着から古馬相手に2連勝中、戸崎騎手のプーラヴィーダ。
レースは好スタートから本橋騎手のドリームライナー、その外から出鞭を入れて山崎騎手のマチカネニホンバレ、張田騎手のルクレルクも、枠の差を利用してドリームライナーがハナ。
番手にマチカネニホンバレ、外にルクレルク。
少し離れて内に坂井騎手のエプソムアーロン、外から町田騎手のツルオカオウジで向正面へ。
少し縦に長い展開に。
前にいった3頭のペースも落ち、前は5頭がかたまり、少し離れて6番手にプーラヴィーダ。
その外に石崎駿騎手のカキツバタロイヤル。
3角手前、大外から一気に今野騎手のアートサハラがまくっていき先頭集団へ。
3角で内からドリームライナー、マチカネニホンバレ、ルクレルク、ツルオカオウジ、アートサハラが並んで4角へ。
前は内にドリームライナー、外にツルオカオウジで直線へ。
直線に入ると、ツルオカオウジの外からプーラヴィーダ。大外を回ってカキツバタロイヤル。
その2頭がそのまま後続を離し一騎打ちに。
最後は1/2馬身の差は縮まらず、プーラヴィーダが見事1着!
2着にカキツバタロイヤル。3着には後方から追い込んできた御神本騎手のフォーティファイド。
プーラヴィーダはこれで戸崎騎手とのコンビでは3戦3勝の3連勝で見事重賞制覇です!
スタートダッシュで前の集団とは少し離れた6番手からのレース。
早めに動くであろうアートサハラの影響をあまり受けない位置取りから内目をロスなく回って直線抜け出すという戸崎騎手の完璧な騎乗だったと思います。
この馬場で自分の馬がどの程度のパフォーマンスができるかはやはり一度乗らないとわからないと思うので、近2走同コースで古馬相手に2連勝と今の大井の馬場を同じ騎手で乗れて勝ってきたのも大きかったと思います。
ピッチ走法で今の大井の力のある馬場もあっていると思うので、次走4連勝目も注目ですね。
カキツバタロイヤルは大外からのレース。
すぐにプーラヴィーダの外7番手の位置取りからのレース。
3角手前では外からアートサハラのまくりを先にいかせて、その後ろから徐々に仕掛けて直線へ。
直線に入ると大外に出すも前のプーラヴィーダとの差は縮まらずの2着。
最後の着差をみると、やはり通ってきたコース取りの差が出た感じでしょうか。
今の馬場だとあそこで大外を回すのはかなりの不利ですが、馬の脚の勢いを考えると悪くない騎乗だったと思います。
前走では慣れない逃げのレースで最後はトーセンアレスを差し返そうとする根性も見られ、馬の状態もよさそうなので次走も注目ですね。
フォーティファイドはスタートでダッシュがつかず、13番手からのレース。
外からまくっていったアートサハラを見ながら、カキツバタロイヤルの後ろで4角へ。
あまり外には出さずに少し遅らせた仕掛けでの3着。
スタートのもたつきが痛かったですが、しまいまで極力動かない騎乗の御神本騎手はよかったと思います。
道中いかに動かないか、展開に左右されずに自分の馬での今の馬場にあった仕掛けができるかなど、今の馬場を考慮していた乗り方だったと思います。
前走同コースを走っているのもやはり大きかったですね。
馬券的にはプーラヴィーダ軸の3連複でなんとか的中できました。
今までの時計重視の予想から、力のいる馬場適性重視の予想に切り替えての結果だったのでよかったです。
全体的に、追い込み馬の伸びが悪い馬場のためか、騎手によっては仕掛けを早めたりする為に前半に脚を使う逃げ先行馬にとっては厳しいレースが続いていると思います。
この馬場にあった、自分のレースをしている馬達がやはりいい成績を上げていると感じました。
外回りではさすがに早く仕掛けるには長すぎるので、内回りのが若干逃げ先行はくるしい印象をうけました。
逃げ先行では後ろの動きや展開に左右されずにいかに自分のレースをできるか、差し追い込みではいかにしまいの脚をいかせる競馬ができるかがポイントなんじゃないかと思いました。
ということで逃げ馬を狙うなら外回りということで、勝島王冠でもドリームライナーとルクレルクを狙ってみましたが、中途半端な番手や3番手よりもやはり逃げた馬のみがよさそうですね。
それと、力のいる馬場なので、飛びを大きくして走るストライド走法よりもピッチ走法の馬のがいいパフォーマンスをしているように思います。
今日まで見た感じだと、真島騎手、和田騎手、御神本騎手の騎乗はしまいを活かす騎乗が多くて乗れているな〜と思いました。
今後も馬場や騎手の乗り方に注意して観察していきたいと思います。