2012年12月5日(稍重) 第58回 クイーン賞(JpnV)
今日は船橋開催3日目。
メインレースは牝馬によるハンデ戦、1800m戦の第58回 クイーン賞(JpnV)が行われました。
人気は前走JBCレディスクラシックでは間隙をついての2着、戸崎騎手のクラーベセクレタ。
レースは町田騎手のネオグラティアが好スタートも、最内内田博幸騎手のレッドクラウディアがハナへ。
その外番手にネオグラティア、3番手に幸騎手のプリンセスペスカ。
その後ろ内に石崎駿騎手のハルサンサン、外にクラーベセクレタで向正面へ。
向正面に入ると徐々にペースも上がり、3角、逃げるレッドクラウディアの後ろに内から、ハルサンサン、ネオグラティア、プリンセスペスカ、クラーベセクレタで直線へ。
直線に入るとレッドクラウディアがさらに伸びて、後続との差を広げ、2番手にクラーベセクレタ。
最後はその差を4馬身まで離してレッドクラウディアが見事1着!
2着にクラーベセクレタ。3着には最内を差してきた宮川騎手のアドマイヤインディ。
レッドクラウディアはスパーキングレディーカップ4着からの休み明けでしたが、最内で逃げ馬が見当たらない中で見事逃げ切りました!
クラーベセクレタに勝つには彼女よりも前ということで内田騎手の騎乗はお見事だったと思います!
前走は52キロで直線に入ると前の3頭とは一気に離されましたが、初のダート1800mで1:53.3上がり38.7と好時計での勝利とパワーアップしていますね。
今回は最内での逃げ、クラーベセクレタとは3キロ差、後ろで4頭が競り合う形で絶好の展開でしたが、3歳でこの走りは今後も注目ですね。
次走の予定は1月23日の大井1800mTCK女王盃とのこと。
脚の回転数を上げてスピードを上げる走りっぽいので、今の大井でどんな走りをするのかも興味があります。
クラーベセクレタは大外から徐々に内にいれていき、外目4,5番手からのレース。
3角から4頭目ほど外を回して直線に向くも、前との差は広がっての2着。
勝った馬のコース取りや展開、斤量を考えると、やはり大外の影響は大きかったと思います。
4角では前3頭が並んでさらに外を回らされる厳しいレースでしたが、走りは悪くはなかったと思います。
勝ったレッドクラウディアが強かった感じでしょうか。
南関移籍後は牝馬戦中心とはいえ掲示板を外したのは落鉄による6着のレディスプレリュードだけと、南関どの競馬場でも力を発揮するあたりはすばらしいですね。
この後は放牧にでるみたいなので、ゆっくりしてきてほしいと思います。
アドマイヤインディは前にいって結果を出してきましたが、今回はテンでおいていかれての11番手からの競馬。
向正面から最内を一気に上がっていき、4角ではハルサンサンの後ろにつけて直線最内を差してきての3着。
前が多少止まったとはいえ、この馬自身はかなり長くいい脚で走っていて、稍重とはいえ1:54.4上がり39.0はお見事です。
向正面からうまく最内があいていましたが宮川騎手のお見事な騎乗だったと思います。
馬券的にはクラーベセクレタ軸の3連複も相手が1頭も来ずで完敗です・・。
個人的に期待していた3歳勢のエミーズパラダイスですが、抜群のスタートで6番手からのレース。
外目から直線にむくも失速しての10着。
御神本騎手曰く、直線では内にささってひと脚も追えなかったとのこと。
時計的にも交流のこのクラスだと少したりなかった感じでしょうか。
まだ3歳なので今後の成長に期待ですね。
宮川騎手のコース取りもそうですが、最内を通ったレッドクラウディアなど最内の重要さをあらためて痛感しました。
私達予想する側からすると、各騎手がどこを通ろうとするのかの予想はけっこうむずかしいですが、川崎、浦和なんかだとコース取りの差はかなり大きくなってくるので、普段から各騎手の特徴を知るのはやはり重要だな〜と思いました。
南関だと最近の大井の内ラチ沿いは微妙なので極端に内にこだわらない傾向がありますが、川崎浦和船橋などは下のクラスのキレ味がない馬などは、内にこだわらないといい結果がでにくいだけに各騎手の特徴を知るにはおすすめです!
個人的に南関攻略はもっともレースの多いCクラスのレースにあると思っているので、GTなどの重賞レースもおもしろいですが、Cクラスのレースもおすすめです!