2013年1月30日(稍重) 第62回 川崎記念(JpnT)
今日は川崎開催3日目。
メインレースは2100m戦の第62回 川崎記念(JpnT)が行われました。
人気は前走、東京大賞典3着、和田竜二騎手のワンダーアキュート。
レースは最内、岩田騎手のグラッツィアが出遅れ。
おして内田騎手のタカオノボルがハナへ。
番手に大外からワンダーアキュート。
その後ろ内から上がっていったグラッツィア、四位騎手のハタノヴァンクール、高橋利幸騎手のカキツバタロイヤル。
さらにその後ろ内に津村騎手のクリールパッション、戸崎騎手のコスモワイルドで1周目3角へ。
一気にペースも落ちて全馬固まったまま1周目スタンド前へ。
逃げるタカオノボルの後ろにワンダーアキュート。
内にグラッツィア、外にハタノヴァンクール。
2角から直線に入るところで逃げるタカオノボルが物見をして後退。
その内から一気にグラッツィアが先頭でペースも上がり、その後ろ内からクリールパッション、ワンダーアキュート、ハタノヴァンクールで3角へ。
逃げるグラッツィアの外からワンダーアキュート、ハタノヴァンクールで直線へ。
直線に入るとグラッツィアの外から一気にハタノヴァンクールが先頭に。
その後ろからワンダーアキュート。
最後は1/2馬身差でハタノヴァンクールが見事1着。
2着にワンダーアキュート。3着にグラッツィア。
ハタノヴァンクールは逃げ馬の外3番枠からのスタート。
内からすぐにグラッツィアが来て、ワンダーアキュートの外3番手からのレース。
終始外々を追走して3角から仕掛け4角ではワンダーアキュートをまくり、そのまま直線でも押しきり初の左回りでしたが見事JDDにつぐJpnT2勝目です!
スタートから好位につけて、かなり外々を回っての快勝ということで内容的にも強かったと思います。
3番枠から内枠で閉じ込められることを嫌っての外出しと、川崎コーナーでスピードが落ちる事を嫌い3角から思い切って押していったという四位騎手ですが、和田騎手の仕掛けの遅れもあってうまく流れが向きましたね。
スタートでの前目の位置取りと、浦和川崎などでまくる場合は一気にまくりきらないと逆に直線ではかなり厳しい形になるので、迷わずおしていったのはお見事だったと思います。
コーナーで多少外を回る可能性があったとしても馬の勢いを重視する乗り方は中央の騎手っぽいですね。
前半のかなり遅いペースで時計がかかったのもよかったですね。
やはりJDDや東京大賞典のような、ある程度時計がかかって力のいるキレ味勝負になるとよさそうですね。
メンバー的にも内で閉じ込められる事は考えにくく、川崎3角で仕掛けるのは普通の事なのですが、そのへんの四位騎手のコメントが気になります。
中央の騎手は多少強引な騎乗でも馬が強くて勝ってしまうので、なかなか競馬場の特徴などを理解しにくい感じがするのでそのへん次走の乗り方の参考にしたいと思います。
ワンダーアキュートは大外からうまく内に入れてきて番手からの競馬。
2角でタカオノボルが後退して、動いていったグラッツィアを見ながら3角へ。
4角で外からハタノヴァンクールにまくられ、直線追い出しその差を縮めるも1/2馬身届かずの2着。
4角でハタノヴァンクールにまくられきった為、直線ではハタノヴァンクールの外に出してのコースロス、それに伴いさらに仕掛けが遅れたのがかなり痛かったですね。
仕掛けが遅れた為、しまいはキレましたが前半のスローで上がり37秒台の中、ハタノヴァンクールをとらえるのは難しかったですね。
それでもグラッツィアを差したあたりはやはり力があります。
JBCクラシックでの他馬失速の中の完勝のイメージが強く残っている感じの和田騎手なので、次走どう乗るのかはかなりポイントになりそうです。
グラッツィアはスタートで出遅れるもすぐに前につけて最内3番手からのレース。
終始最内を回り、2角でタカオノボル後退とともに最内から一気にハナへ。
そのまま先頭で直線も外から2頭にかわされての3着。
川崎2100mで先行馬に絶好の1番枠でしたが、痛恨の出遅れがやはり痛かったですね。
その後すぐに前につけたダッシュ力と岩田騎手の位置取りはお見事でした。
2角からタカオノボルの後退とともに迷わずハナにいって押し切るレースに切り替えたのもお見事だったと思います。
馬券的にはグラッツィア1,2着軸の3連単で撃沈です・・。
川崎2100m戦、最内の岩田騎手ということで上位2頭との差は縮まるとの予想でしたが、やはりスタートの出遅れが厳しかったですね。
特に内にこだわることでその差が出てくる川崎2100m戦、スタートは出遅れましたがやはり内の岩田騎手はうまいですね。
個人的に交流戦で一番むずかしいと思うのは中央騎手がどのように乗るかという点ですが、岩田騎手は園田から弱い馬と強い馬両方に乗っていて、どの競馬場でもかなりストイックに乗っているので南関でも馬券を買いやすい感じがあります。
2012年も南関で48レースも乗っていて4つの競馬場全てで勝っているだけのことはありますね。