南関日記

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南関日記

過去の日記

2013年2月27日(稍重) 第59回 エンプレス杯(JpnU)


今日は川崎開催3日目。
メインレースは牝馬による2100m戦の第59回 エンプレス杯(JpnU)が行われました。
人気は圧倒的にこのレースが引退レースになる岩田騎手のミラクルレジェンド。
レースは好スタートから最内戸崎騎手のエミーズパラダイスがハナへ。
その外に張田騎手のプレシャスジェムズ、さらに外から村上騎手のラヴァリーズームがおして前に上がっていき1周目3角へ。
4角で一気にペースも落ちて、逃げるエミーズパラダイスの外にラヴァリーズーム。
その後ろ内にプレシャスジェムズ、外に田中勝春騎手のママキジャ。
さらに後ろ内に酒井騎手のトウカイレジーナ、外に川田騎手のダートムーアで全馬比較的かたまったまま向正面へ。
向正面に入るとペースも上がり、外からミラクルレジェンド、つれて内からトウカイレジーナも前へ。
4角では逃げるエミーズパラダイスの外にプレシャスジェムズ、その外からミラクルレジェンドで直線へ。
直線に入るとエミーズパラダイスとミラクルレジェンドが後続を引き離し、最後は外から11/2馬身差し切ってミラクルレジェンドが見事1着!
2着にエミーズパラダイス。3着に最内を追い込んできた川田騎手のダートムーア。

ミラクルレジェンドは最近ずぶさも出てきたということでスタートから9番手の位置取り。
向正面3角手前で大外から一気にまくっていき4角では前を射程圏内に。
そのまま全馬上がり最速38.5で見事差しきりました!
デビューしてから芝でも牡馬相手でも6着以下なし。
25戦12勝2着1回3着3回とものすごい成績を残したミラクルレジェンド。
小柄な馬ですが、しまい確実に伸びる末脚でラストランもまさに女王の走りでした。
長い間本当にお疲れ様でした!
この後は生まれ故郷の社台ファーム(北海道千歳市)で繁殖入りの予定です。
初年度の配合相手はエンパイアメーカーとの事です。
ミラクルレジェンドの子供が走るのを楽しみにしたいと思います。

エミーズパラダイスは1枠1番もあり、迷わずハナへ。
いい形で最後の直線にむくも最後は力でねじ伏せられての2着。
川崎コーナーなども利用してうまく遅いペースで逃げた戸崎騎手はお見事でした。
ペース配分に重要な番手外に地方のラヴァリーズームだったのもよかったと思います。
他馬が仕掛けだす向正面からペースを上げて追走に脚をつかわせて直線ではさらに後続を離す川崎2100m戦の1枠1番からの逃げて勝つお手本のような完璧な騎乗だったと思います。
3着以下の着差はまさに馬の力ではなく乗り方による着差だと思います。
ミラクルレジェンドの引退で勢力図も変わってきそうな牝馬路線。
クラーベセクレタとともに中央勢相手にがんばってほしい一頭です。
クラーベセクレタとともにもっとも気になるのがやはり鞍上でしょうか。
正直、今回も戸崎騎手だから2着に入ったと思いますので次走注目ですね。

ダートムーアは大外からスタートで遅れて最後方からのレース。
1周目3角までに前につけて外目6,7番手の位置取り。
向正面で外からミラクルレジェンドにまくられるも徐々におしていって最内から直線へ。
最後は下がってきたプレシャスジェムズをかわしての3着。
スタートで遅れたのは痛かったですが、そこまで切れ味もなく前につけにくい馬だけに川崎2100m戦はすこしあわない感じもあったと思います。
それでも徐々に前につけて極力最内回っての直線と力は出し切ったと思います。


馬券的にはエミーズパラダイス、ミラクルレジェンド軸の3連単でなんとか的中できました。
競馬場の特徴と自分の馬の特徴、他馬の特徴からその馬が勝つ為のベストな乗り方があると思いますが、そのほとんどのレースでその騎乗をしてくれる戸崎騎手ということで南関最後の重賞でも川崎2100m戦で3枠3番ミラクルレジャンドに1枠1番エミーズパラダイスで勝つ為の完璧な騎乗を見せてもらった気がします。

戸崎圭太騎手はこの川崎開催で南関所属騎手としては最後になりますが、是非中央へいっても頑張ってほしいと思います。
戸崎騎手の特徴として、わかりやすいところだと抜群のスタートからの絶好の位置取り。
各競馬場、各コース、各馬場状態を考慮しての自分の馬にあった絶妙なペース判断。
細かいところで言うと、小回りの川崎、浦和などの1角での先行争いで最小限の脚を使ってのコーナーを利用した位置取り。
川崎4角で外からこられた時に相手を外にふる絶妙なコース取り。
などなど数えだしたらキリがないほどたくさんあると思います。
基本、前目につけてレースを作ることができるので、切れ味のない馬や時計的にたりない馬でも勝てる展開にもっていくことができ、それが圧倒的な勝利数につながっていると思います。

芝競馬はダートのように前にいくだけではむずかしい部分が多いですが、強引な騎乗もしない騎手だけに馬のモチベーションも下がりにくいと思うのでいい成績を期待したいと思います。
特に芝は状態によってかなり乗り方や勝ち方も違ってくると思いますが、毎週乗れる中でうまく対応していってほしいですね。

『ありがとう!&がんばれ!戸崎騎手!』


うまうま君