2013年3月13日(良) 第58回 ダイオライト記念(JpnU)
今日は船橋開催3日目。
メインレースは2400m戦の第58回 ダイオライト記念(JpnU)が行われました。
人気は圧倒的に前走川崎記念を制した、四位騎手のハタノヴァンクール。
レースは川島正太郎騎手のトーセンアドミラルが好ダッシュもその外から川島信二騎手のオースミイチバンがハナへ。
外の方から岩田騎手のクラシカルノヴァとその内から内田博幸騎手のソリタリーキングで1周目3角へ。
少し離れた5番手にハタノヴァンクール。
ペースもゆったりしてスタンド前、先頭はオースミイチバン。
その外にクラシカルノヴァ、内にトーセンアドミラル。
外にソリタリーキング、そのすぐ外にハタノヴァンクール。
さらにペースはゆったりして全馬固まった状態で向正面へ。
向正面に入ると徐々にペースも上がっていき逃げるオースミイチバンの後ろにクラシカルノヴァ、ソリタリーキング、ハタノヴァンクールが後ろを少し離して3角へ。
ハタノヴァンクールが4番手から大外をまくっていき2番手におしあげ直線へ。
直線に入るとオースミイチバンが後ろを引き離すも、ハタノヴァンクールも食い下がり2頭の争いに。
最後はクビ差しのいでオースミイチバンが見事1着!
2着にハタノヴァンクール。3着にソリタリーキング。
今日はものすごい強風の中のダイオライト記念でしたが、迷わず逃げた川島信二騎手はお見事でした。
レース前から逃げるつもりだったみたいですが、ハナを奪ってからの他馬が動きたくない所での遅いペースはお見事だったと思います。
8R,10Rと矢野義幸厩舎の馬に乗せてもらった事が大きかったみたいですね。
馬場の状態などを見れたり、精神的にも落ち着くのでやはり当日に同競馬場で乗れるのはいいとこずくめですね。
強風の恩恵を一番受けやすい逃げもバッチリはまりましたね。
ハタノヴァンクールは外目5番手からのレース。
スタンド前ではソリタリーキングの外につけてペースの上がった向正面ではおっつけて3角から一気に外からまくっていき直線へ。
一度はオースミイチバンに離されるもその差を徐々に縮め、クビ差の2着。
ものすごい強風でスローの流れの中、外々をまわって差す競馬とかなりきびしい内容でしたが、負けたとはいえ強い競馬だったと思います。
あの強風の中、大外を回っての全馬最速の上がり37.4はやはり力がありますね。
圧倒的な1番人気で四位騎手も勝ちたかったと思いますが、脚質的にも不利だったので、勝ったオースミイチバンにうまく乗られた感じでしょうか。
ソリタリーキングはスタートからおっつけて4番手からのレース。
クラシカルノヴァの後ろから向正面では外にだしてハタノヴァンクールにまくられて直線へ。
最後はクラシカルノヴァはかわすも前2頭に離されての3着。
あまりよくないスタートでしたが、強風の中おして3角までに前にいった内田騎手の判断はよかったと思います。
GT馬クラスが相手だとまだ少し力がたりない感じなので、しまいの切れ味で勝負するよりかはやはり内田騎手のように前にいったほうがよさそうな気がします。
馬券的にはハタノヴァンクール、ソリタリーキング軸の3連単で撃沈です・・・。
3枠4番と絶好の枠順だったので、川島正太郎騎手のトーセンアドミラルが無理にでも逃げると思ったので展開予想的にも完敗です・・・。
スタートダッシュも速く逃げてこそ味がでる馬だけに川島正行調教師から指示があると思っていましたが・・・。
フリオーソが引退してから中央馬相手に走れる地方馬があまりいないので、中央交流戦は今回のように上位は中央勢独占になってしまいますね〜。
中央馬の速い流れについていけず終始地方馬は離れた後方になる為に実質中央馬4,5頭立てのレースのようになってしまいます。
中央で後方からレースをしていた馬なども地方交流戦では無理なく前の位置取りでレースをすることもできます。
当然、その少数の中で勝つ競馬を各々がしてくると思うので、3連単を買う場合は展開予想をもっと重視したほうがいいな〜と思いました。
基本的にコース取りに関しては岩田騎手以外の中央騎手は外を回りたがりますが、どう乗るかはこれまたむずかしい課題になりそうです・・。
現在船橋競馬場では工事が行われています。
1階のトイレ付近やウィナーズサークル、パドックのバリアフリーなど、ちょこちょこと工事はしていましたが、今回は結構大きな工事です。
スタンドとは別で、パドックの横にあった投票所が解体されて、新しくなるみたいですね。
私が地方競馬と出会ったのが船橋競馬場なので、新しくなるのはうれしいですが昔の感じを忘れるのは少し寂しいですね。
なので解体された辺りを少し振り返りたいと思います。
写真はかなり前の船橋競馬場です。
スタンドの『船橋競馬場』の字が青いのが懐かしいです(現在は緑です)
全体的な色あせた緑色と色あせた朱色は船橋競馬場っぽくていいですね。
自動発売機などはなく、最近少なくなってしまった全ておばちゃんの窓口です。
窓口はマークカード間違いでもおばちゃんのサポートで解決してくれるので安心ですね。
この窓口と窓口の間でマークシートを書く人が多かったのを思い出します・・・。
これぞ、地方競馬という感じの雰囲気はやっぱり落ち着きますね〜。
マークシートが置いてあるテーブルも歴史を感じます。
使えるものは使う。
日本が世界に誇れる『MOTTAINAI』ですね。
パドックのすぐ横にあるモニターです。
モニターも4つということで、オッズ情報も満載なので一番お世話になったモニターですね。
パドックを見て馬券を買う場合はほぼこのモニターでチェックしていました。懐かし〜。
そして今年の1月には解体も終わり、基礎工事などしていました。
そしてついに全貌が見えてきました!
近代的なフォルムの屋根があり〜の。
奥にはスタンドにつながるエスカレーターがあり〜のです。
AFTER↓(劇的ビフォーアフターの感じで読んでもらえると助かります笑)
なんということでしょう。
女性では近寄りがたかった平屋建ての投票所が、気品漂う優雅な空間に。
洗練されたデザインの屋根は、女性の天敵紫外線は防ぎつつもまるで運気を投票所へと導いているかのようです。
平日の午後には、
ウインドウに映る牛スジを食べながら歩くセレブリティの姿さえ浮かんできます。
スタンド3階へとのびるエスカレーターは、お年寄りにも優しく、昭和の香りのあるスタンドとの架け橋へ。
そのあまりの変わりように、次に訪れる外国人騎手たちも違う競馬場と見間違う事になるでしょう。
匠の技で生まれ変わり続ける船橋競馬場。
私たち人間と競走馬の筋書きのないドラマは、未来というゴールに向かって明日も走り続ける事でしょう。
・・・な感じで。劇的ビフォーアフターゴッコはこのへんにして、地域住民とのイベントなども多いので大きな屋根があるのはいいですね〜。
なにかとイベントの日は雨が多い船橋ですから・・・(笑)
全て屋内になりそうなので、冬はここから出ない人も増えそうですね。
2012年7月19日には成田場外勝馬投票券発売所の『F-keiba成田』がオープンして、
さらに今年の4月1日には初の会員制場外発売所の『F-keiba木更津』もオープン予定です。
さらにうれしいことに4月から『千葉テレビ』でも競馬中継が復活するみたいですね。
最近では中央中山競馬場とのコラボイベントなど、千葉県全体として競馬を盛上げていこうという感じはいいですね〜。
力のある馬が力を発揮しやすい船橋競馬場の変化は今後も注目ですね!
最後に船橋の注目騎手といえば、やはり山本聡紀騎手でしょうか。
減量を活かしての積極的な先行策で船橋以外でも結果を出しています。
小柄な体で、今後期待されている騎手ですね。
一番左のピンク帽が山本聡紀騎手です。
ちなみに左から山本聡紀騎手、本橋孝太騎手、澤田龍哉騎手、野澤憲彦騎手、左海誠二騎手、張田京騎手、藤江渉騎手、山崎誠士騎手、真島大輔騎手、御神本訓史騎手、森泰斗騎手、石崎駿騎手、村上忍騎手、山田信大騎手です。
身長や体格の参考にどうぞ。