2013年4月3日(不良) 第17回 マリーンカップ(JpnV)
今日は船橋開催3日目。
メインレースは牝馬によるマイル戦、第17回 マリーンカップ(JpnV)が行われました。
人気は前走TCK女王盃を完勝、濱中騎手のメーデイア。
レースは最内笠野騎手のカオカオプリンが好スタート。
その外から石崎駿騎手のエミーズパラダイスと的場騎手のセンゲンコスモ。
さらに外からメーデイアで1角へ。
1角でもひかずに外からセンゲンコスモがハナへ。
番手にエミーズパラダイスで向正面へ。
少し離れた3番手にメーデイア、内に内田博幸騎手のレッドクラウディア。
その外に藤田騎手のオーシャンフリート。
さらに離れて内からカオカオプリン、福永騎手のスティールパスが徐々に上がっていって3角へ。
前は並んでセンゲンコスモ、エミーズパラダイスの外からメーデイア。
すぐ後ろにレッドクラウディアとオーシャンフリート。
さらにすぐ後ろに今野騎手のマニエリスムとスティールパスで直線へ。
直線に入ると、メーデイアが先頭に。
その外からレッドクラウディアとスティールパス。
最後はその差をさらに広げ、メーデイアが見事1着!
2着にレッドクラウディア。3着にスティールパス。
メーデイアは、前走TCK女王盃でも外目3番手から抜け出すダートでは理想的なレースで完勝。
今回はスタートいまいちも1角ではしっかり外目3番手の位置取り。
そのまま前をとらえて直線先頭から突き抜けて1:39.9上がり39.7と完勝!
不良馬場でしたが、初船橋、初56キロで強風の中この馬のリズムで力をだしきった濱中騎手もお見事でした。
これで重賞2連勝!
スタート、テン、スタミナ、しまいの伸びもよく、逃げなくても逃げてもいい脚質はかなり魅力的です。
自分の走りがしやすい好位からの競馬が多いので、一度もまれるレースを経験するともっと強くなりそうです。
すこし気になるのがやはり、濱中騎手も言っていた馬の行きたいように走らせてのレースという点でしょうか。
競馬において、天候、コース特性、相手関係や枠順などどうしても騎手側による扶助は必要になってくるので、そのへんの走りは次走も注目ですね。
レッドクラウディアはスタートですこし押してメーデイアの内4番手からのレース。
そのまま3角ではメーデイアの後ろを回り、直線ではその差をジリジリと離されての2着。
前走の失速から内田博幸騎手も逃げにはこだわらない位置取り。
メーデイアよりも内を回っていい形で直線むかえるも伸びきれなかったですが、
逃げずに差すレースは内容的にも次につながるのでとてもよかったと思います。
現時点で距離的にはマイル以下のがよさそうな感じです。
スティールパスは大外から1角まで徐々に内にいれていき6,7番手からのレース。
向正面でも徐々に前との差をつめて、3角ではオーシャンフリートの外をまわして直線へ。
しかしその差は縮まらずの3着。
先行断然有利の暴風雨の中での大外14番の枠順とかなりの不利な条件でしたが、大外をまわって1:40.9上がり40.3は悪くなかったと思います。
強風の大外、他の有力馬とは枠順的にも勝つのはかなり厳しかったと思います。
馬券的にはメーデイア、レッドクラウディア、スティールパスの3連単BOXでなんとか的中できました。
いろいろな展開を考えましたが、3頭中2頭が初船橋ということで攻めずにBOXでいけたのはよかったと思います。
しかしなぜか船橋の重賞の日は天気が悪いですね〜・・。
ものすごい暴風雨の中、内から前につけた石崎駿騎手のエミーズパラダイス。
その外からコーナーで前に出た的場騎手のセンゲンコスモ。
暴風雨の中でのハナと番手の重要度の認識の違いは各騎手でありますが、お互いの特徴が見えて、馬券購入者にとってはいいデータがとれたんじゃないかと思います。
南関では普段でもよく見る、圧倒的な逃げまたは先行有利な馬場においての激しい先行争い。
個人的には一番騎手の性格が出やすいのが先行争いでの最初のコーナーまでの位置取りだと思っています。
自分の馬の脚色と他の馬の脚色、コーナーまでの距離、相手騎手の意思を読み取ってのひくのかひかないのかの判断。
ひかなそうな相手にひかせる為の目線や微妙なコース取り、ひかない意思表示のアクションなどさまざまな駆け引きも行われるだけに、予想のファクターとしてもとても重要だと思います。
それが圧倒的にうまいのが戸崎騎手ですが、逃げ有利だから無理して逃げればいいとかではなくて、馬場や天候、自分の馬の力にあわせた微妙な判断が必要になってくると思います。
以前真島騎手も言っていた、重賞でも平常心で乗るという点に関係してきますが、普段の騎乗と重賞での騎乗での違いなども各騎手の特徴だと思うので、チェックは続けていこうと思います。