南関日記

2013年6月5日(良)　第59回 東京ダービー(Ｓ�T)

---

今日は大井開催４日目。
２週間前でしたが、指定席がまだ残っていたので久しぶりに現地観戦してきました。
一応梅雨入りしてますが、もちろん快晴です！
そ〜なんですっ！晴れればいい〜んですっ！

今回は東京大賞典の反省を活かし、場内に隣接した第１駐車場は避けて違う駐車場へ。
今考えると第１駐車場は入り口も細すぎで、出口も少なく帰りは渋滞。
場内に入る駐車場門入り口はトイレがとなりの寂しいパドック脇、もちろん華やかなお出迎えもなければスクラッチなども配っていません・・・。
そ〜なんですっ。いいところがないんです・・(笑)
失敗からは学ぶことが多い。まさに競馬と一緒ですね。

ということで北門から入場です。
東京ダービーＴシャツなどが当たるスクラッチはまたもやハズレ・・。
かなりの連敗中です・・。

正門も華やかですが、北門もがんばっています！
なんかアメリカチックなイラストは、サンタアニタっぽくていいですね。


場内では今開催、東京トゥインクル★マルシェが営業中です。

この☆はDISCOVER★TCKの使いまわ・・なんでもありません。

ということで沖縄そば、気仙沼ホルモン、焼さば寿司、五平餅などのグルメが食べれます。


まずは指定席に行って、ゆっくりしようとしたところ、なんと家で予習しといた紙を忘れてしまいました！
競馬新聞も買っていたのでそこに書き込めばよかったのですが、正直競馬新聞は書き込む場所がほとんどないので、各馬の細かい特徴などを別の紙にメモしていたのですが、それごと忘れてしまいました・・・。
６Ｒ〜１２Ｒまで・・数時間かかったのに・・。
ある程度は覚えていましたが、精神的ショックはかなり大きかったです・・・。

そんないやな雰囲気を変えるにはやはり食べ物ということで、早速東京トゥインクル★マルシェへ。
沖縄物産のお店なども出ていたので、沖縄そばをもったシーサーをパチャリ！

精神的なダメージは大きく、シーサーに旗がかぶっていても気づきませんでした・・・。

風が強かったのもあって、いい香りを漂わせていた気仙沼ホルモンを。

ハツやレバーなども入っているので、口に運ぶたびに違う食感はまさにギャンブルですね。
しかし、強風によって気仙沼ホルモンの味噌だれが友人の競馬新聞にっ！
メインの東京ダービーの馬柱も味噌まみれに・・・

そんないやな流れの中、馬券は買ってませんがレースを生で観戦しようと本場場に向かうと。
『ノコリモノ』という決してお洒落ではない名前をつけられてもがんばる競走馬がいました。

そして、落ち込む私を見て一言こう言ったのです！
『小さい事を気にするな』

そう、あの名馬シンボリルドルフが日本ダービーのレース中に岡部さんに言ったといわれる 『岡部君、まだ早い』同様、馬がしゃべったのです！
そして、レースでは大外枠からスタートし。

直線外から見事に差しきり勝ち！

小さいことを気にしていたら、なにも始まらない。
残り物には必ず福が来る。を有言実行してくれた『ノコリモノ』号。
ヘンテコな名前は決して小さい事ではありませんが、彼女(この時は勝手に彼だと思ってました。)のメッセージは受け取ったと思います。

そんなこんなで大好きな焼き鳥を食べーの。

レバーがやらかい〜の。

豚まんや磯辺巻きを食べーの。

フレッシュジュース(パイン＋小松菜)を飲みーの。

一見、小松菜の緑で青臭そうですがパインの甘さとのバランスがすばらしくておいしかったです。
たぶん小松菜の葉のみを使っているのかと思いますが、夏の小松菜は苦いので自宅でやろうと思う方はやはり冬がおすすめですね。

食べたり飲んだりダラダラしている間も、レースは容赦なく行われます。

今回は６階のゴンドラシートにしたので向正面も結構見えます。


そしてレースの合間に毎回なにやら馬が一頭歩いてくるので、近所のおやじが勝手に馬場にはいってきたのかな的に見ていたら、東京大賞典１０番のゼッケンが。
そう、昨年の東京大賞典で引退したボンネビルレコードでした。

6月26日の帝王賞で誘導馬としてデビューするために訓練してたのです。
開催中のお客さんを前にチャカチャカしていましたが、なんとか本番までに落ち着きある誘導馬になってほしいところですね。

そして日も暮れてくると大井のトゥインクルも輝きだします！

よく見るとなにかファンファーレ隊的なものがあったりとストーリー性がありそうでおもしろいです。
詳しくはわかりませんが・・(笑)

今日は東京ダービーということで、『ＨＥＲＯ』(スクールウォーズの主題歌)でおなじみの麻倉未稀さんの東京ダービー予想＆ミニステージも行われていました。


最終レースはラスト・シンデレラ賞ということでドラマ『ラストシンデレラ』より篠原涼子さん、三浦春馬さん、藤木直人さんが馬車で登場とイベントも盛りだくさんです。
４Ｒの時点でラストシンデレラ出演者のファンと思われる人々がもうゴール前賞典台の前でかなり待っていました。
ラストシンデレラ賞は最終レースなので、９時頃まで待つのかと思うとファンってすごいな〜と思いました。
が、競走馬にとっても一生に一度の東京ダービーの表彰とかも行われるこの場所に最終レース終了後が目的の人が待つということは・・・。
誰も得しないような気がしますが・・・どうなんでしょうか。

ということであっという間にメインレースに。
メインは３歳クラシック２冠目の第59回 東京ダービー(Ｓ�T)が行われました。
人気は前走羽田盃を４馬身差で快勝、御神本騎手のアウトジェネラル。
レースはスタートでアウトジェネラルが躓き、好スタート石崎駿騎手のジェネラルグラントが前へ。
しかし、外の方からテン乗り岩田騎手のイヴアルブがハナへ。
番手に吉原騎手のアメイジア。
その後ろ内にジェネラルグラント、外に今野騎手のカイカヨソウで１角へ。
その後ろ外に内田利雄騎手のヴェリイブライト、内から押し上げてアウトジェネラルと柏木騎手のブラックワード。
２角でペースも落ち、前は逃げるイヴアルブ。
番手外にアメイジア、その外にカイカヨソウ。内にジェネラルグラント。
その後ろ内にアウトジェネラル、外にヴェリイブライトで、その外を真島騎手のソルテが上がっていき、その後ろに左海騎手のインサイドザパーク。
徐々にペースも上がり、前は比較的かたまったまま３角へ。
アメイジアが少しずつ遅れ、逃げるイヴアルブの外にカイカヨソウ。
その後ろ内をついてジェネラルグラント、外からソルテで直線へ。
直線に入ると最内ジェネラルグラントが先頭に、その外にイヴアルブ、カイカヨソウ、ソルテ。さらにその外からインサイドザパーク。
激しいたたきあいの末、最後はインサイドザパークが1/2馬身差しきって見事１着！
２着にジェネラルグラント。３着にソルテ。


(１周目スタンド前です)

インサイドザパークは、京浜盃は大外から出遅れての３着。
羽田盃はなかなかのスタートで上がり37.5でも前がとまらず３着。
今回もやはり課題のスタートということで、あまりよくなかったですが８，９番手からのレース。
向正面で早めに動いていったソルテを見ながら、その後ろを追走。
４角でアウトジェネラルの外につけて直線へ。
直線に入ると外から前を走る４頭をかわしての差しきり勝ち。
羽田盃は体調不良で張田騎手に乗り代わりでしたが、主戦の左海騎手にもどって見事東京ダービー制覇です！
左海騎手もデビューから２０年、９度目の挑戦で初の東京ダービー制覇ですね。
逃げ馬も見当たらない中、アウトジェネラル、ジェネラルグラント、ソルテとライバル達が先行タイプの中、脚質的にもかなり有利だったと思います。
前がとまりやすい距離2000mだったのもさらによかったと思います。
首が低く、上下動が少なく重心の低いピッチ走法でしまい確実に伸びてくる末脚は魅力的で、今後の成長も注目したいですね。

ジェネラルグラントは好ダッシュで最内にいれ、イヴアルブを行かせて内目３番手からのレース。
道中イヴアルブの後ろを追走し、直線入り口で一瞬前が壁になるも最内をついて先頭へ。
そのまま抜け出すも外から差されてのくやしい２着。
京浜盃では３馬身差の完勝。
羽田盃では重馬場で直線伸びきれずの４着。
石崎駿騎手もスタートから前にいきすぐに最内に入れ、１枠１番アウトジェネラルの進路に入る積極的な騎乗だったと思います。
今回、ある程度力のいる良馬場で内から抜け出す競馬を経験できたことはかなり大きいと思います。
放牧明けで初の2000m戦でしたが、一番強い内容だったと思います。

ソルテは大外１４番枠からのスタート。
無理していかず内にいたカイカヨソウの後ろ外目７番手からのレース。
向正面に入ると早めにアウトジェネラルより前につけてカイカヨソウの外から直線へ。
ジェネラルグラントに離され外からインサイドザパークに差されるも内のカイカヨソウをかわしての３着。
初の2000mで良馬場、先行馬にとって厳しい大外枠でしが、真島騎手も無理していかずお見事な騎乗だったと思います。
内の馬の進路の取り方などでも影響を受けてしまう大外枠でしたが、かなり強い内容だったと思います。
きれ味的にはやはり馬場が渋ったほうがよさそうですね。
真島騎手曰く距離はマイルくらいがベストとの事ですが、個人的にはスタミナもあるので長い距離を使ってほしいところです。

(左海騎手の視界がばっちり見えるくらい首を低くして走るインサイドザパーク)

馬券的にはアウトジェネラル、インサイドザパーク軸の３連単でなんとか的中できました。
他の馬を意識して積極的な競馬をするであろうジェネラルグラント、前目、または早めの競馬をするであろうソルテ。
有力馬のほとんどが初の2000m戦ということで、さまざまな展開を予想しましたが、勝ち馬はしまいの脚を活かせそうな２頭にしぼれたのでよかったと思います。

アウトジェネラルはスタートで躓きすぐにおっつけて６番手からのレース。
インサイドザパークの内から直線にむくも伸びずに６着。
京浜盃ではスタート躓きながらも２着でしたが、初の2000mでの躓きは相手も強いのできびしかった感じでしょうか。
御神本騎手の特徴として、逃げ先行馬で出遅れた場合に多少無理してでも前につける傾向があるので、そのへんも大井2000mでは少し合わなかった気がします。
力のある馬なので、もちろん次走も注目ですが、やはり気になるのは京浜盃、東京ダービーと２度の躓き。
そのへんも次走は注意したいと思います。

それともう一頭、牝馬ながら東京ダービーに参戦したカイカヨソウですが、さすが北海道２歳優駿では人気のジェネラル２頭に先着しただけのことはありますね。
３歳の中でもかなり力のある、アウトジェネラル、ジェネラルグラント、インサイドザパーク、ソルテ、カイカヨソウは馬場や距離、枠順によって順位がすぐに変わりそうで、今後も熱い戦いになりそうですね。

最終レースは恒例の外でのレース観戦です。
もちろん理由はすぐに帰れるからです(笑)

人気になるであろうブリリアントレッドが転厩でまさかの+21キロ。
急遽軸を変え何とか最終も３連複的中でしたが、前半はしゃぎすぎたために馬券的にはちょいプラスでした。

後半２つ、残り物のレースでなんとか勝つことができましたが、
今日は『小さい事を気にするな。残り物には福がある』と私にメッセージをくれたノコリモノ号のおかげだと思います。
岡部さんではありませんが、今日は馬(ノコリモノ)に勝たせてもらったようなものだったと思います。
おぎやはぎの小木さんがシンボリルドルフの声を具現化した『岡部君、しっかりつかまってろ』によって、身近になった競走馬の声。
また、聞ける日を楽しみに現地観戦したいと思いました。


あ、朝のやつが光ってる！