南関日記

タイトル
このサイトは一生競馬を楽しむなら何だかんだで南関ダートでしょ!! がコンセプトのホームページです。個人的には少しでも多くの人に南関競馬の楽しさが伝わればと思っています。

南関日記

過去の日記

2013年6月26日(不良) 第36回 帝王賞(JpnT)


今日は大井開催4日目。
メインレースは2000m戦の第36回 帝王賞が行われました。
人気は僅差もジャパンカップダートを完勝、59キロを背負ったアンタレスSは2着も前走平安Sを勝利した酒井学騎手のニホンピロアワーズ。
レースは幸騎手のホッコータルマエが好スタート。
内の方から武豊騎手のワンダーアキュート、佐藤友則騎手のトウホクビジン、岩田騎手のローマンレジェンドが前にいくも、ハナはワンダーアキュート。
外から番手の位置にニホンピロアワーズ、その外から今野騎手のトーセンルーチェが上がっていき、ローマンレジェンドが最内にいれて1角へ。
前は比較的固まったまま向正面へ。
逃げるワンダーアキュートの外番手にニホンピロアワーズ、その外にトーセンルーチェ。
最内4番手にローマンレジェンド。
その後ろ真ん中から四位騎手のハタノヴァンクール、大外から上がっていったホッコータルマエで3角へ。
逃げるワンダーアキュートの外からニホンピロアワーズとホッコータルマエ。
その後ろ最内にローマンレジェンド、外からハタノヴァンクールで直線へ。
直線に入ると前の3頭が後続を離し、徐々にホッコータルマエが抜け出し先頭へ。
そのままホッコータルマエが見事1着!
2着にニホンピロアワーズ。3着にワンダーアキュート。

勝ったホッコータルマエは見事5連勝でかしわ記念に続いてJpnT2連勝!
時計も2:03.0上がり36.7と不良馬場ですが、ベチャベチャを考えても速いです。
6枠8番から抜群のスタートで極力外目を通りながらニホンピロアワーズの後ろ5番手からのレース。
3角手前で大外から一気にまくっていき直線入り口で先頭に並び、最後はニホンピロアワーズを1馬身差しきっての完勝です!
ベチャベチャ馬場で終始外目のいい所を回ってきましたが、前半遅めの上がり勝負を外々を回ってそのまま大外からまくって勝った内容もかなり強いと思います。
最後の直線でもうまく一番いい所を通ったと思います。
中央馬にめずらしい毎月出走という、レースで鍛えられた感じも泥臭くていいですね。
南関でもそつのない幸騎手とのコンビでは掲示板を外したこともなく、今後もダート戦線の中心になりそうですね。

ニホンピロアワーズは8枠11番から徐々に内にきれこんで番手外の位置取り。
そのままワンダーアキュートの外から直線もホッコータルマエに差されての2着。
道中躓く感じもあり馬場があまり合ってない感じもありましたが、2:03.2上がり36.9と時計的にも強かったと思います。
逃げ馬不在で前半遅めの上がり勝負を番手からのレースで、酒井学騎手のコース取りなどもよかったと思います。
今回は馬場の影響と勝った馬が強すぎた感じでしょうか。

ワンダーアキュートは逃げ馬不在の中、3枠3番から自然にハナへ。
あまり遅すぎない絶妙のペースで逃げ、先頭で直線も外から交わされての3着。
道中の絶妙なコース取り、他馬が動き出す3角手前からペースを上げ、速い流れの状態で3,4角で他馬を外に回らせる武豊騎手の騎乗はお見事だったと思います。
時計的にも2:03.5上がり37.3と速いです。
今回は前の2頭が強かった感じでしょうか。
他に逃げる馬がいなかったのはきびしかったですが、迷いなく落ち着いた逃げは馬に不安を与えることのない完璧な騎乗だったと思います。


馬券的にはニホンピロアワーズ、ワンダーアキュート軸の3連単で撃沈です・・・。
ポイントになりそうなのは内の使い方だと思っていましたが、予想よりも雨がすごくて馬場はベチャベチャの状態になり最内が使いづらい状態になってしまったのは想定外でした。

個人的にはワンダーアキュートが勝つには逃げないレースだと思いますが、おそらく逃げるであろう武豊騎手。
誰が逃げようと外番手の位置取りを狙っていくであろう酒井学騎手。
時計的に少し足りないハタノヴァンクールで2枠2番からでも外々を回りたがる四位騎手。
乗り難しく道中の走りが重要なローマンレジェンドで内にこだわってしまうであろう岩田騎手。
上がり勝負の中、早めに外からまくっていくであろう幸騎手。
ということで、スタートからの隊列がほぼ予想した展開どおりだったので、予想は外れましたがなにか清々しい感じがしました(笑)
直線もいい所を通りましたが、ホッコータルマエの強さを見抜けなかった点でも馬券的には完敗ですね・・・。

内にこだわる岩田騎手が今回の馬場で一番通ってはいけない内ラチ沿いを通ったり、外にこだわる四位騎手が位置取りに大事なスタートしてから1角まででも外に出す感じは今後のいいデータがとれたと思います。
各騎手が勝ちに行くためにどう乗るのかは、3連単ではかなり重要なファクターなので引き続き観察していきたいと思います。

他では折り合えずに乗りにくそうなテスタマッタの戸崎騎手でしたが、折り合えない馬は中央馬に多いので引き出しは確実に増えそうですね。
積極的に前にいったトーセンルーチェの今野騎手も馬場状態を理解したとてもいい騎乗だったと思います。
馬場的に前にいった馬が断然有利でしたが、いい帝王賞だったと思います。

2006年の帝王賞から5着、1着、2着、3着、3着、4着と帝王賞だけでも輝かしい成績を上げたボンネビルレコードがこの帝王賞で誘導馬デビューをはたしました。
東京ダービーの時もレースの合間に練習していましたが、なんとか無事にデビューすることができました。
頭にへんな被り物をかぶせられ首を振ってすごい気にしていましたが、鞍上の坂口さんのなにも起きてない感を出して乗り切る姿は見ていてとても微笑ましかったです。
落ち着きのある誘導馬もいいですが、少しチャカついてても愛くるしいのでアリはアリだと思います。



うまうま君