南関日記

2013年7月31日(重)　第34回 サンタアニタトロフィー(Ｓ�V)

---

今日は大井開催３日目。
メインレースはマイル戦の第34回 サンタアニタトロフィー(Ｓ�V)が行われました。
人気は前走３連勝で重賞制覇した本橋騎手のセイントメモリー。
レースは１枠１番のセイントメモリーが好スタートで一気にハナへ。
すぐ外番手に矢野騎手のエーブダッチマン。
外の方からおして今野騎手のクリスタルボーイ。
その内に真島騎手のピエールタイガーで１角へ。
逃げるセイントメモリー、外番手にエーブダッチマン。
３番手にクリスタルボーイ。
その後ろ内に楢崎騎手のファイナルスコアー、外にピエールタイガー。
さらに後ろ内に武豊騎手のスマートジョーカー、外に佐藤裕太騎手のサイオンで向正面へ。
３角手前でさらにペースが上がり縦に長い展開へ。
エーブダッチマン、クリスタルボーイがついていけず、逃げるセイントメモリーの外からピエールタイガー、その後ろはすこし離れて直線へ。
直線に入ると、セイントメモリーが後続を引き離し、その後ろ外から坂井騎手のジョーメテオが差を縮めるも最後はセイントメモリーが見事逃げ切って１着！
２着にジョーメテオ。３着に追い込んできた石崎隆之騎手のカキツバタロイヤル。

セイントメモリーはこれで４連勝で重賞２連勝！
１枠１番から迷わずの逃げで1:39.4上がり39.1の完勝です！
これで本橋騎手とのコンビでは４戦４勝。
ここ３戦、２着以下を寄せ付けない強さはすばらしいですね。
前走の船橋同様、今開催初日から逃げ馬には断然有利な馬場でしたが、コーナーで動いていけるセイントメモリーで枠順と馬場を完璧に考慮した本橋騎手のお見事な騎乗だったと思います。

ジョーメテオは大外８枠１６番から出遅れるも、すぐに内にいれ１３番手からのレース。
向正面、３角手前で大外からまくっていき８番手で３角へ。
その勢いのまま４角から直線大外に出して全馬最速の上がり38.5も１1/4差届かずの２着。
南関移籍初戦で内を回った先行有利の馬場でしたが、大外を回ってかなり長い脚を使っていますし、出遅れて1:39.6と内容的には一番強い競馬だったと思います。
マイルは少し距離が短かった感じもあるので、次走の距離は気になるところです。

カキツバタロイヤルは４枠８番で１１番手からのレース。
そのまま徐々に前につけて８番手から外を回って直線へ。
上がり39.1も前との差は縮まらずの３着。
ここ２戦左回りのマイル戦と、この馬にとってはあまりむかない感じでしたが、右周りになってこの馬の力は出し切ったと思います。
やはりマイルではきれ味的に少したりないのでもう少し長い距離の方がよさそうです。
前にいかなきゃ勝負にならない感じの馬場でしたが、無理に行かず自分の競馬に徹した石崎隆之騎手はさすがというか自分の馬の力を出し切るブレのないベテランらしい騎乗だったと思います。

馬券的にはサチノシェーバー軸の３連複で撃沈です・・・。
スタートからの速い流れについていくのが精一杯で、内目８番手追走から直線最内をつくも伸び切れずの６着。
終始内目を通り、４角から直線でも最内を狙った騎乗は岩田騎手らしい無駄のないお見事な騎乗でしたが、力的にまだ少し足りない感じだったでしょうか。
毎日気温も高く暑いですが、湿度が高いのか、雨が降っているのか思ったよりも馬場が回復しない感じですね〜。
馬場回復予想の点でも完敗です・・・。

今回、やはり注目だったのは南関馬に鞍上の中央騎手参戦の重賞でしょうか。
最近、岩田騎手は重賞以外でも普通に乗っていますが、武豊騎手のスマートジョーカーはめずらしかったです(去年の東京ダービーのゴールドキャヴィア以来)
２枠３番から内目６番手からのレースで、終始内目のいい位置取りでしたが、３，４角で前と離されて直線でも伸びずの８着。
調教で走っているとはいえ初の右回りが厳しかったんでしょうか・・。
ですが岩田騎手も武騎手も最内の同じコース取りとそつのない騎乗だったと思います。
強い中央馬でない馬で走ることで、見えてくることがいろいろあると思うので次走も注目したいと思います。

今開催気になった向正面あたりの内や、以前から気になっていた内回りの３角あたりの馬場とともに今後もなが〜い目で観察していきたいと思います。

現在、船橋競馬場では土地・施設を所有する株式会社よみうりランドの太陽光発電事業への参入により、馬場の内側にものすごい数のソーラーパネルが敷き詰めてあります。



馬場内の半分ぐらいがこんな感じなので、なんかすごいです。


ホースビジョンの後ろあたりまでソーラーパネルがぎっしりです！


簡単にいうと電力会社に売電する発電事業で保有資産の有効活用を図るということで船橋競馬場の敷地が選ばれたみたいですね。
(他では平成25年10月運転予定のよみうりランド家代の里など)

『再生可能エネルギー特別措置法』に基づく『再生可能エネルギー全量買取制度』ということで、再生エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス)から作った電気を国が定めた単価で一定の期間、電力会社が買い取ることを義務付けて、その買取に必要な費用を国民が負担するというものです。
設置面積：約21,000�u。
発電能力：1,398KW。
想定年間発電量：約1,400MKh(一般家庭約390世帯分)。
初期投資額：約4億7千万円。

平成25年11月、運転開始の予定みたいですね。


この近未来的な異様な雰囲気。
気になるのはやはり馬への影響でしょうか。
私も最初見たとき『うわっ！』と思いましたが、慣れないと臆病な馬とかも気にしそうですね。