2013年8月14日(良) 第47回 黒潮盃(SU)
今日は大井開催3日目。
メインレースは3歳による1800m戦の第47回 黒潮盃(SU)が行われました。
人気は2連勝で臨んだJDD7着、石崎駿騎手のトラバージョ。
レースは内の方から今野騎手のミカドアクアラグナが好スタートもその外から坂井騎手のオグリタイムと左海騎手のリアライズリンクス、江川騎手のトーセンギネスオーが前へ。
ハナはリアライズリンクスで番手にトーセンギネスオー。
少し離れて内にオグリタイム、外に森騎手のフォレノワールで向正面へ。
その後ろにトラバージョ、外に柏木騎手のブラックワード。
徐々にペースも上がり前は比較的かたまったまま3角へ。
逃げるリアライズリンクスの外にトーセンギネスオー。
その後ろぴったり内からオグリタイム、トラバージョ、ブラックワード。
その外から真島騎手のハブアストロール、張田騎手のエスケイロードで直線へ。
直線に入るとオグリタイムとトラバージョが抜け出し、大外からは山田騎手のキタサンオーゴン。
オグリタイムの脚色がにぶりトラバージョが後続を一気に離して先頭に。
そのままトラバージョが見事1着!
2着にオグリタイム。3着にキタサンオーゴン。
トラバージョは1枠1番から6,7番手からのレース。
トーセンギネスオーの後ろから3角手前では鞭をいれて、オグリタイムの外から4番手まで押し上げて直線へ。
直線に入ると全馬最速の上がり39.3で後続を4馬身離しての快勝!
前走JDDは強い相手でしたがしまいもばてずに7着。
今回、向正面で早めにペースが上がる中おしていって、直線でものびるあたりは3歳でかなりのスタミナです。
石崎駿騎手とのコンビも3着以下なしと合っている感じですね。
この馬のリズムで無理なく追走できればばてる感じがしないのでスタミナを活かせる1700m以上の距離がいい気がします。
オグリタイムはスタートからおしていき、内目3番手からのレース。
そのまま終始内目を無駄なく追走し、直線に入ると逃げたリアライズリンクスとトーセンギネスオーの間隙をつくも、外からきたトラバージョに離されての2着。
距離不安の多い3歳戦で内目3番手からの無駄のないコース取りと坂井騎手も完璧に乗ったのではないでしょうか。
最後少し脚色がにぶった感じから現時点では1700mくらいまでがベストな気がします。
京浜盃での切れ味や羽田盃での逃げ、1200mの優駿スプリントでも対応していたように、かなり内容の濃いレースを経験してきたので、いろんなレースを経験すればこれからグングン強くなっていく気がします。
スタートとテンも速く、長距離でも短距離でも対応できるレースセンスは今後かなり魅力的な一頭です。
キタサンオーゴンは後方13番手からのレース。
向正面で外目を追走し、前の動きが激しくなった3角手前で、前を見る形で内に入れて、4角では迷わず大外にだして直線へ。
最後は脚色が鈍ったオグリタイムを追い込むも1/2馬身届かずの3着。
距離不安の馬達が多い中で勝つための基本の前目につける馬が多い中で、しまいを活かす競馬に徹した山田騎手の騎乗スタイルがレースの流れと合った感じでしょうか。
今回は3歳馬どうしで、前が止まりましたが後ろから行くのが厳しい川崎浦和を考えるとスタートも悪くない馬なので無理してでも前にいく競馬を覚えていったほうがいい気はします。
馬券的にはオグリタイムからの3連複も撃沈です・・・。
メンバー的に相手に1800m経験馬で広めに狙いましたが、みんな前々を意識しすぎたためか向正面のペースを考えても早めの仕掛けだったと思います。
3歳のマイル以上は前に行って押し切りたい馬や騎手も多いので、その比率などは注意したいと思います。