南関日記

タイトル
このサイトは一生競馬を楽しむなら何だかんだで南関ダートでしょ!! がコンセプトのホームページです。個人的には少しでも多くの人に南関競馬の楽しさが伝わればと思っています。

南関日記

過去の日記

2013年8月21日(稍重) 第10回 スパーキングサマーカップ(SV)


今日は川崎開催3日目。
メインレースはマイル戦の第10回 スパーキングサマーカップ(SV)が行われました。
人気は中央4勝で南関移籍初戦のサンタアニタトロフィー2着、見澤騎手のジョーメテオ。
レースは3枠3番的場騎手のナターレが好スタート。
しかし外から真島騎手のピエールタイガーが一気にハナへ。
番手外に川島騎手のトーセンアドミラル。
その後ろ3番手に森騎手のガンマーバースト。
内4番手にナターレで1角へ。
比較的かたまったまま向正面へ。
向正面に入るとペースもあがり、逃げるピエールタイガーの外にトーセンアドミラル、ガンマーバースト。
下がってきたナターレの外から石崎駿騎手のプレファシオとジョーメテオ。
3角に入るとピエールタイガーがばてて、先頭はトーセンアドミラル。
その外ぴったりガンマーバースト。
さらに外からジョーメテオで直線へ。
直線に入ると3頭の激しい叩きあいに。
最後はトーセンアドミラルが1/2差押し切って見事1着!
2着にジョーメテオ。3着にガンマーバースト。

トーセンアドミラルは大外14番枠からのスタート。
好ダッシュで内に入れ、ピエールタイガーの外番手の位置取り。
向正面でペースが上がりピエールタイガーがばてていく中で3角先頭で直線へ。
直線に入り、外から徐々にジョーメテオに差を縮められるもなんとか押し切っての勝利!
中央5勝で南関移籍し、見事2連勝で南関重賞初制覇です!
交流重賞などで得意の先行競馬ができていませんでしたが、前走おしていって逃げ切り完勝、今回もスタートからおしていっての番手と得意な競馬の形になったと思います。
移籍緒戦のような逃げ番手から直線先頭の形だとしまいもなかなかしぶといので、無理してでも前にいったほうがよさそうですね。
特に南関はコース形態などから逃げればこの馬にかなり有利に働くと思うので、次走逃げれるのか注目ですね。
前半からのよどみないペースの中、最後は2,3着馬とのコース取りの差は大きかったと思います。

ジョーメテオは6枠10番からのレース。
スタート後プレファシオと少し接触し、その後ろ8番手からのレース。
2角出口からプレファシオの外を一緒になって上がっていき、3角からも大外から前の2頭と一気に差を縮め。
直線に入っても徐々に前との差を縮めるも最後は1/2馬身差届かずの2着。
脚質的な部分もあるとは思いますが、強い先行馬相手に川崎1600mでの位置取りとコース取りの差がでた感じでしょうか。
接触、2角から大外をまわって前にいき、向正面でもさらに前との差をつめ、3角4角も外々をまわり、最後の直線でも前との差を縮めるという競馬は負けはしましたがかなり強い内容だったと思います。
今回外々を回っての長くいい脚は今後も武器になると思うので注目ですね。
能力的にはかなり強いと思うので、今後も注目の一頭です。

ガンマーバーストは中央5勝で南関移籍し前走は番手からのレースで9馬身差の快勝。
今回は6枠9番からピエールタイガー、トーセンアドミラルの後ろ3番手からのレース。
外々を3番手で追走し、直線ではトーセンアドミラルとの差は縮まらず外からジョーメテオに差されての3着。
外目3番手からの強気な追走で力は出し切ったと思います。
今回は前の2頭が強かった感じでしょうか。
少し気になるのは報知グランプリカップのように番手から逃げ馬との差が縮まらない場合に後続に差されるパターンのレースでしょうか。
なのでこの馬にとって位置取りはかなり重要そうな気がします。
位置取りが取れれば前を楽に逃がさないレースが得意だと思うので、スローになりにくく逃げ馬にとっては嫌な相手だと思います。
次走、逃げ馬の能力との関係でレース展開もイメージしやすいと思うので注意したいですね。

馬券的にはプレファシオからの3連複で撃沈です・・・。
スタート後ジョーメテオと少し接触し外目6番手からのレース。
1角から徐々に前につけて向正面へ。
外からきたジョーメテオと一緒にあがっていくも3角ではついていけず、最後は離されての4着。
かなり長くいい脚を使っていましたが、前の3頭が強かった感じでしょうか。
この馬も元中央馬で5勝していますが・・おそるべし元中央馬です。

ということでどんどん南関移籍してくる元中央馬。
個人的には何走か走りを見ないと馬券的な判断がむずかしいイメージがあります。
移籍してすぐに結果を出す馬もいれば、何走かしてから急に走り出す馬、 高齢での移籍や芝からダートへの路線変更などいろんなタイプがいて、さらに移籍する場所によって調教の環境も変わるので判断もむずかしくなってくると思います。

現役中央馬は中央での時計などから、南関でどれくらいで走るかはだいたいわかりますが、移籍馬となると環境がかわるのでどのくらい能力をだしきれるのかも本当にわかりにくいと思います。
移籍してきた事情もそうですが、住む場所やいつも一緒にいた人達が変わるわけですから、馬にとってはかなりの一大事だと思います。
競馬予想のファクターの中で実際に走る馬の気持ち的な部分はとても重要だと思っているので、そのへんは馬の表情やしぐさ、動きなどから察知できるようにもっと深く観察していかないといけないのかな〜と思っています。

今後ももっと増えそうな中央から南関への移籍馬。
元中央馬というだけで人気になる馬もけっこういて、馬券的にはかなりおいしい感じになるので、できるだけ当日のパドックと返し馬などを見れたら見たいと思います。



うまうま君