南関日記

2013年9月4日(良)　第42回 戸塚記念(Ｓ�U)

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今日は川崎開催３日目。
メインレースは３歳による2100m戦の第42回 戸塚記念(Ｓ�U)が行われました。
人気は前走黒潮盃を完勝した石崎駿騎手のトラバージョ。
レースは内の方から御神本騎手のトーセンギネスオーがおしていくも、外から左海騎手のリアライズリンクスがハナへ。
番手にトーセンギネスオー、その外３番手にトラバージョ。
４番手内に的場騎手のカガヤキダンスオー、外に今野騎手のカイカヨソウで１周目３角へ。
４角でペースもおちて逃げるリアライズリンクス。
その後ろ２馬身離れてトーセンギネスオー、内から３番手にカガヤキダンスオー。
外にトラバージョ。その後ろに戸崎騎手のイヴアルブ、内に真島騎手のドリームキングダム、外にカイカヨソウ。
２番手以降はかなり固まったまま１角へ。
逃げるリアライズリンクスが後続をさらに離して向正面へ。
向正面に入ると後ろも徐々にペースがあがり全馬比較的かたまったまま３角へ。
リアライズリンクスの外にトラバージョ、さらに外少し遅れてカイカヨソウで直線へ。
直線にはいるとトラバージョが一気に突き抜けて先頭に。
その後ろは外からドリームキングダム。
最後は後ろを５馬身離してトラバージョが見事１着！
２着にドリームキングダム。３着にカイカヨソウ。

トラバージョは５枠８番から抜群のスタートで無理なく３番手の位置取り。
トーセンギネスオーを見ながら追走し向正面に入ると徐々に前との差をつめて４角では先頭と並んで直線へ。
最後は全馬最速の上がり38.8で黒潮盃に続いて見事重賞２連勝です。
他馬より１キロ重い斤量でしたが今回もメンバー的にスタミナ不安の馬も多く、スタミナの差がすごく出たと思います。
３歳でどの距離でも安定した走りに必要なスタミナをもっているので、古馬相手でもおもしろそうな一頭です。
古馬相手だと自分のリズムでの走りのむずかしさやきれ味的にも厳しくなりますが、成長も含めて注目しています。

ドリームキングダムは最内１枠１番からのスタート。
３角まではおしてはいかずに９番手からのレース。
ペースが遅くなる１周目４角でコーナーを利用してイヴアルブの後ろ最内６，７番手の位置取り。
そのままカガヤキダンスオーの後ろで向正面へ。
向正面でペースが上がると真島騎手も鞭を入れての追走。
そのまま３角では外をまわって、イヴアルブの外５番手から直線へ。
直線に入るといい脚で伸びてくるもトラバージョとの差は縮まらずの２着。
最内と絶好の枠から無理に前にいかずに３，４角を利用しての位置取りの真島騎手はお見事でした。
３角から外を回って直線でも差を縮めた差す競馬はすごくいい経験になったと思います。
無駄のないコース取りでしたが勝った馬が強かった感じでしょうか。
前にいった馬に上がり38.8で走られたらちょっと厳しかったですね。

カイカヨソウは６枠１０番からのスタート。
スタートから６，７番手も１周目３角までに上がっていき、トラバージョの外４番手からのレース。
その後終始トラバージョの後ろ６番手を追走し、向正面に入るとトラバージョの外から徐々に前との差をつめ、外目３番手で直線へ。
直線に入ると一気にトラバージョにおいていかれ外から差されるも、逃げていたリアライズリンクスはなんとかとらえての３着。
東京ダービー以来の休み明け2100mでしたが、終始外々を回ってのかなり強気のレースで内容も悪くなかったと思います。
牝馬一頭でしたが、牡馬とのレースはさらに強くなれるチャンスなので、次走での成長も楽しみな一頭です。

馬券的にはカイカヨソウ軸の３連複でなんとか的中できました。
逃げ馬とその後ろの位置取り重視でいこうと思いましたが、代表的な逃げ馬のリアライズリンクスで完璧に乗っても厳しいかなという予想でした。
逃げるなら大逃げするタイプの左海騎手、川崎2100mでの内の重要性を知っている的場騎手と位置取り予想がバッチリだったのはよかったと思います。

個人的に川崎2100m戦は常に逃げ馬とその後ろを重視していますが、逃げる騎手のペース判断の特徴によって道中動く傾向にある騎手などもいるので、騎手の顔ぶれなどもすごく重要だと思っています。
距離不安の多い３歳戦ではあまり見られないと思いますが、今後も注意したいと思います。