南関日記

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南関日記

過去の日記

2013年10月23日(稍重) 第23回 埼玉新聞栄冠賞(SV)


今日は浦和開催3日目。
メインレースは1900m戦の第23回 埼玉新聞栄冠賞(SV)が行われました。
人気は南関移籍後、2着2着3着。坂井騎手のジョーメテオ。
レースは中の方から山崎騎手のマグニフィカが一気にハナへ。
その外番手に川島騎手のサイオン、その外に森騎手のガンマーバースト。
最内4番手に見澤騎手のタマモスクワートで1周目3角へ。
少し離れて5番手に石崎隆之騎手のカキツバタロイヤル、その後ろに石崎駿騎手のスターシップでスタンド前へ。
ペースも落ち着き、逃げるマグニフィカの外にサイオン。
その後ろ内からタマモスクワートとガンマーバースト。
その後ろは少し離れて内からカキツバタロイヤルとスターシップ、さらに後ろ内から御神本騎手のフォーティファイド、今野騎手のナムラオウドウ、金子騎手のヴァイタルシーズで1角へ。
前4頭と後ろは離れる展開のまま向正面へ。
後ろからはスターシップ、カキツバタロイヤルの外からフォーティファイドも上がっていき3角へ。 前は逃げるマグフィカの外に並んでガンマーバースト。
少し遅れてサイオン、その後ろタマモスクワートの外からスターシップで直線へ。
直線に入るとガンマーバーストが一気に抜け出し先頭へ。
その後ろからスターシップ、その外からカキツバタロイヤル。
最後は後続を5馬身引き離してガンマーバーストが見事1着!
2着にスターシップ。3着にカキツバタロイヤル。

ガンマーバーストは大外11番からのスタート。
1周目3角までに外目3,4番手の位置取り。
そのまま外目を追走し、3角手前で徐々に前におしあげマグニフィカと並んで直線へ。
直線に入ると一気に突き抜けての完勝で南関移籍後初重賞です!
中央5勝で移籍後5着1着3着1着といい競馬でしたが、5戦目で見事重賞制覇です!
差しきるというより押し切る競馬が理想なだけに早めに動き4角出口先頭という理想的な形の森騎手の騎乗はお見事だったと思います。
ダートでは理想的な押し切る形の競馬はくずれにくく魅力的なので、次走も注目ですね。
個人的にも森騎手が一番うまいのは前目につけての押し切るレースだと思うので、このコンビはかなり合っていると思います。

スターシップは1枠1番からのスタート。
そのまま最内を追走し、スタンド前ではカキツバタロイヤルの外に出して4,5番手の位置取り。
向正面では前とかなり離されるも早めに動いていって4角ではタマモスクワートの外から4番手で直線へ。
直線に入るとサイオンの外から前を追いかけ上がり38.4もその差は縮まらすの2着。
前と離れると馬のテンション的にも厳しくなりますが、早めにおしていき4角では前を射程圏にいれたのはよかったですが、やはりスタートでの位置取りが少し後ろ過ぎた感じでしょうか。
9歳ですが南関移籍後すべて重賞の中掲示板を外したのは2回と安定した走りは魅力的ですね。

カキツバタロイヤルは6枠7番からのスタート。
なかなかの好ダッシュで離れた5番手の位置取り。
スタンド前から1角で外からスターシップにかわされて最内6番手を追走。
向正面で外から上がっていったフォーティファイドとともに最内から直線へ。
直線に入ると一気に外に出してスターシップの外から上がり38.1もサイオンをアタマ差とらえるのがやっとの3着。
なかなかのスタートでいい位置取りでしたが、道中少し前と離されすぎたのと左回り浦和の仕掛け的にも厳しかった感じでしょうか。
最近は乗り代わりが多くカキツバタロイヤルの特徴をつかみきるには難しい状況ですが、力はある馬なので次走も注目したいと思います。

馬券的にはカキツバタロイヤルとガンマーバースト軸の3連複でなんとか的中できました。
個人的には逃げ馬の番手外の位置取りの川島騎手と逃げ馬の後ろの位置取りの見澤騎手はよかったと思います。
とくに2枠2番からのレースであの位置取りを取りに行く見澤騎手は騎乗の特徴がよく出ていたのでいいデータがとれたと思います。
ガンマーバースト同様人気のジョーメテオも移籍後2着2着3着となかなか勝ちきれない感じですが、今回距離が伸びたとはいえ浦和58キロで後方から差しきるには厳しかったですね。
ある程度前にいかないと厳しい浦和において、前走の馬の感じに任せるスタートも今回響いていたと思います。

フジノウェーブ(牡11歳)が手術中の不慮の事故のため亡くなりました。
8月28日のアフター5スター賞で12着の後、右第1指節種子骨剥離骨折、種子骨靱帯炎が判明していたために引退していましたが、去勢手術中に麻酔がさめて起き上がるときに転倒し左脛骨開放骨折のために亡くなったみたいですね。
先にデビューしているボンネビルレコードとともに誘導馬になる矢先だっただけに残念です。
今年も11歳にして東京スプリント盃を4連覇というものすごい成績を上げて2004年から9年以上も現役でがんばっての引退だっただけに本当に残念です。
誰よりも大井の馬場を知り尽くしていて、常に重い斤量を背負いながら休み明け大井良馬場1400mを1:26.8で完勝と個人的にも数えるほどしかいない『想像を超える走りをする馬』だったと思います。
心よりご冥福をお祈りいたします。




うまうま君