2013年11月4日(不良) JBC2013
今日は大井開催1日目。
ダートの祭典JBC2013が金沢競馬場で行われました。
まず私自身もよく知らなかった金沢競馬場の基本情報から(笑)
・金沢競馬場
1周 1200m(平坦 右回り)
幅員 20m
砂厚 内〜4mまで10cm、4m〜16mまで8cm、16m〜20mまで5cm
直線 236m
砂質 川砂(2013年3月〜、富山県富山市の神通川の砂に入れ替え)
コースの形状は1周1200m直線220mの浦和競馬場と1周1200m直線300mの川崎競馬場との中間くらいの感じです。
砂厚や砂質も微妙に関係してきそうですが、コース形状から前がかなり有利な感じでしょうか。
何レースが参考に見ましたが、内ラチ沿いもある程度使えるので個人的なイメージとしては右回りの浦和的な印象を受けました。
★第3回 JBCレディスクラシック(JpnT)(1500m)
酒井騎手のトシキャンディが逃げ、それを番手でメーデイア、内3番手から吉田隼人騎手のアクティビューティ、外から内田博幸騎手のサマリーズが追走。
4角でメーデイアが先頭に立つとそのまま抜け出して見事1着!
2着にアクティビューティ。3着に戸崎騎手のキモンレッド。
メーデイアはそこまでよくないスタートでしたが1角までおしていって番手外の絶好の位置取り。
そのまま追走し最後も抜け出し3馬身差での完勝です!
単勝100円と圧倒的な人気でした。
スタート悪かったですが、おしていった濱中騎手はお見事な騎乗だったと思います。
芝のヴィクトリアマイルを除けば重賞5連勝!
牝馬戦だと一頭抜けてますね〜。
アクティビューティはサマリーズの外から徐々に内にいれていき、そのまま内目3〜5番手の位置取り。
トシキャンディの外からいい形で直線も前との差は縮まらずの2着。
8枠11番でしたが、無理なく内によっていき、そのまま最内へのコース取りの吉田隼人騎手はお見事だったと思います。
馬の力を最大限に出し切った騎乗だったと思うので勝った馬が強かった感じでしょうか。
キモンレッドは内からメーデイア、外からサマリーズ。
1角では内にもぐりこんだアクティビューティと馬にはさまれた3〜5番手の位置取り。
向正面では少し位置取りを下げ5番手を追走。
直線アクティビューティの後ろから追い込むもその差は詰まらず3着。
少し長い距離でしたが、積極的に前にいく戸崎騎手らしい騎乗だったと思います。
位置取り的にいやな感じで1角に入りましたが、砂をかぶらなくする意味もあったみたいでしたが少し下げることでスタミナ的にも馬のテンション的にもよかったと思います。
前の2頭とは少し力差がある感じでしたね。
★第13回 JBCスプリント(JpnT)(1400m)
内から本橋騎手のセイントメモリーが一気にハナへ。
番手に岩田騎手のセイクリムズン、その外に後藤騎手のエスポワールシチーで1角へ。
前はかなり固まったまま向正面へ。
大外からMデムーロ騎手のドリームバレンチノがまくっていき3角へ。
4角では大外からエスポワールシチーが先頭に。
最内をついてドリームバレンチノ。
最後はエスポワールシチーがそのまま押し切って見事1着!
2着にドリームパレンチノ。3着にセイクリムズン。
エスポワールシチーは外目3番手からそのまま外目を追走。
4角で一気に先頭にたつと1:27.1上がり37.5で見事GT(JpnT)9勝目です!
前走ではホッコータルマエをねじ伏せての勝利と8歳ですがお見事です。
久しぶりの1400m戦でしたがスピードもあるマイラーなので問題なかったですね。
怪我から復帰した後藤騎手とのコンビで2連勝とドラマチックを生み出す、いわゆるもってる馬ですね〜。
ドリームバレンチノは7番手当たりから外目を追走。
向正面で大外をまくっていき、前に並んだ4頭を見ながらあいた最内に入れて3角へ。
そのまま直線最内から伸び全馬最速の上がり37.3も最後は少し離されての2着。
初ダートがJBCということで厳しい状況でしたが、Mデムーロ騎手のお見事な騎乗だったと思います。
勝ちを狙う4頭が横に並んでコーナーに入ったところで内がぽっかりあいていたのが大きかったですね。
短距離においてコースロスのない最内のコース取りは絶大な効果がありますね。
下がってくる馬もいたりして最内は危ない場合もありますが、そこをつけるかどうかはやはり騎手次第になってくると思います。
セイクリムズンはおしていって番手外の位置取り。
4角で外からエスポワールシチーにかぶされるも直線では盛り返しての3着。
岩田騎手のスタートから勝ちにいった番手の位置取りはお見事だったと思います。
得意の1400m戦でしたが、最近少しずぶくなったのかあまり小回りだとよくない気もします。
★第13回 JBCクラシック(JpnT)(2100m)
丸野騎手のサイモンロードが好スタートも最内から幸騎手のホッコータルマエがハナへ。
番手にサイモンロード。
3番手外に武豊騎手のワンダーアキュート、内4番手に福永騎手のソリタリーキングで1周目3角へ。
大外少しひっかかって四位騎手のハタノヴァンクール。
スタンド前で全馬かなり固まったまま一団で1角へ。
向正面で徐々にペースも上がりサイモンロードが後退。
逃げるホッコータルマエにくらいついてワンダーアキュート。
その後ろからソリタリーキングで、前の3頭が後ろを大きく引き離して直線へ。
直線に入るとホッコータルマエがさらに抜け出して見事1着!
2着にワンダーアキュート。3着にソリタリーキング。
ホッコータルマエは1枠1番から前にいくとそのままハナへ。
そのまま自分のペースで逃げ、最後も危なげなく抜け出しての完勝です!
前走はエスポワールシチーに届かなかったものの、これでJpnT3勝目です!
自在性のあるタイプなので逃げてもまったく問題なかったですね。
コーナー6つということで逃げの利点もいかして2:12.6上がり37.0のレコードです。
自在性もありどんな競馬場でも力を出せるのが魅力的ですね。
陣営もドバイ挑戦を宣言しているので楽しみです。
ワンダーアキュートは8枠12番ということで誰もいかなければいく感じで、外目3番手の位置取り。
3角手前から引き離されないようにおしていくも直線ではさらに引き離されての2着。
枠順的にホッコータルマエの出方次第でしたが、あの形だとサイモンロードに逃げてもらっての番手が理想的だったとは思うので、間にサイモンロードがいたのも大きかったと思います。
幸騎手が逃げたことについて『幸も知ってるね』と武豊騎手も言っていましたが、昔から地方の交流重賞で戦ってきた騎手同士らしいコメントでしたね。
今回は枠順もありますが相手が強かった感じでしょうか。
ソリタリーキングは最内4番手の絶好の位置取り。
3角手前からペースが速くなり少し離され、直線ワンダーアキュートの外に出して追い込むもハナ差届かずの3着。
ここ2戦福永騎手とのコンビで前にいけるようになり、無駄のないお見事な騎乗だったと思います。
最後も短い直線で速い上がりの中全馬最速の上がり36.8で追い込んできての内容のいいレースだったと思います。
馬券的にはおさえで買ったJBCレディスクラシックの3連複だけなんとか的中も完敗でした・・。
なんか毎年JBCレディスクラシックだけ当たってるような気もします・・(笑)
毎年どこかの地方競馬場で行われるJBCですが、今年は初の金沢競馬場ということで大成功だったみたいですね!
まったく知らない競馬場は海外のレースを見ているようで少し新鮮でした。
1日あたりの売り上げが24億9749万6300円。
これまでの最高額が91年12月15日の8億6365万4400円だったのでかなりの効果でしたね。
JBCクラシックだけでは10億1653万1100円で去年の川崎JBCクラシックの8億7208万6200円より多かったみたいです。
入場者数は12,569人。
IPAT効果などもあるとは思いますが、やはり祝日開催が大きかった感じでしょうか。
昨年の川崎JBCは平日月曜の昼間開催でしたし・・。
競馬人気関係なく、そもそも競馬を楽しめる時間の余裕がある休日開催のメリットは計り知れないものがありますね〜。
ここまで効果があるのなら売り上げの悪い地方競馬場でやるのも悪くないな〜と思いました。
来年のJBC2014は盛岡競馬場で行われます。
祝日ということで売り上げ的にも期待できそうですね!