2013年12月18日(稍重) 第64回 全日本2歳優駿(JpnT)
今日は川崎開催3日目。
メインレースは2歳によるマイル戦、第64回 全日本2歳優駿(JpnT)が行われました。
人気はダートでは5戦5勝で2連勝中、宮崎光行騎手のハッピースプリント。
レースは内の方から武豊騎手のスザク、中の方から福永騎手のニシケンモノノフが並んで前へ。
少し離れて内にハッピースプリント、外に酒井騎手のエスティロックオンで1角へ。
ハナは内のスザク。
外ぴったり番手にニシケンモノノフ。
その外3番手にハッピースプリントで縦に長い展開で向正面へ。
その後ろは少し離れて御神本騎手のサーモピレー。
さらに後ろ外にエスティロックオンと見澤騎手のエスティドゥーラ。
その外を戸崎騎手のマキャヴィティが上がっていき3角へ。
前はニシケンモノノフが後退していき、逃げるスザクの外にハッピースプリントで直線へ。
直線に入ると外目を通ってハッピースプリントが先頭に。
最後は11/2馬身差でハッピースプリントが見事1着!
2着にスザク。3着にサーモピレー。
ハッピースプリントは6枠9番からのスタート。
あまりよくなかったスタートも出鞭を入れて3番手まで押し上げ、向正面では外目3番手を追走。
4角で番手まで押し上げて直線へ。
直線では全馬最速1:40.4上がり38.9の好タイムで見事勝利です!
これでダートは6戦6勝!
2歳とは思えない走破タイムです。
前走まではあまり前に無理していかない感じでしたが、出鞭を入れて前に行った宮崎騎手の判断はお見事だったと思います。
調教師の田中淳司師曰く『馬主さんの意向もありますが、私自身はドバイに行けたら』とのこと。
毎年海外挑戦があたりまえの時代になりましたが、2歳ばなれした馬だけに楽しみな1頭ですね。
スザクは3枠4番からのスタート。
ある程度おしていき内枠を利用してハナへ。
道中もよどみないペースで逃げ、川崎コーナーを利用しての武豊騎手の完璧な騎乗でしたが、最後は引き離されての2着。
1:40.7上がり39.3と2歳にしてはかなり速い時計で走っていますが、今回は勝った馬が強かった感じでしょうか。
前走は出遅れて6着でしたが、かなりの力はあると思うので今後の成長もおもしろそうです。
サーモピレーは3枠3番からのスタート。
逃げたスザクの後ろ最内4,5番手の位置取り。
向正面で前の3頭におっつけていきニシケンモノノフの外から直線へ。
直線では前と離されるも内のマキャヴィティとの激しいたたきあいをクビ差しのいでの3着。
2歳で1:41.9上がり40.1と悪くない走りでしたが、前の2頭がちょっと強かったですね。
馬券的にはメイショウイチオシとハッピースプリント軸の3連複とメイショウイチオシ軸の3連複も撃沈です。
かなり悩んだ追加馬券をメイショウイチオシでいってしまいました・・。
武幸四郎騎手もスタートからおして前に行くという選択肢がなかったような感じでしたね。
騎手自身が馬を動かしていかないと勝負にならない地方の経験がちょっと少なかったかなと思いました。
個人的には一番ダメなパターンの外し方ということで今後の教訓にしたいと思います。
それにしても3着サーモピレーも北海道からの転厩組・・・北海道勢おそるべしですね。
毎回、戸崎騎手のことを書いている気がしますが(笑)、向正面で大外から上がっていき4角出口では最内をついてきたコース取りはお見事だったと思います。
来年は海外でも乗りたいということなので、英語も勉強しているみたいですね。
大井の戸崎騎手から中央の戸崎騎手へ。
そして世界の戸崎騎手誕生まであと少しですね。
福永騎手もアメリカへの海外渡航でアメリカのスタートからおしていって残す競馬を経験したことにより、馬を自分から動かす追い方に気がついたみたいでいい成績につながっていると思います。
世界の競馬を知ることでさらに進化した戸崎騎手は是非見たいですね。
趣味は何年もやっていないゴルフと言い切る意思の固さがあれば、2014年海外遠征も叶うと思います。