南関日記

2014年2月5日(良)　第58回 金盃(Ｓ�U)

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今日は大井開催３日目。
メインレースは2000m戦の第58回 金盃(Ｓ�U)が行われました。
人気は報知オールスターカップをいい内容で２着、御神本騎手のアウトジェネラル。
レースは逃げ馬不在の中、各馬さぐりあいながらも内の方から石崎駿騎手のスターシップがハナへ。
その外ぴったり坂井騎手のアベニンプレジャー、その外も並んで的場騎手のクラーベセクレタ。
その後ろ外に加藤騎手のツルオカオウジ。
５番手内に見澤騎手のタマモクリエイト、その外に繁田騎手のトラバージョ。
大外から吉原騎手のツクバチャームで１角へ。
向正面に入ると逃げるスターシップの外にクラーベセクレタ。
少し離れて内からアベニンプレジャー、ツルオカオウジ、ツクバチャーム。
その後ろ内にトラバージョ、外からアウトジェネラル。
ペースも上がり全馬かなりかたまったまま一団で３角へ。
スターシップが後退していき、クラーベセクレタも後退し、ツルオカオウジが先頭に。
その外から並んでツクバチャームとアウトジェネラル。
前の３頭が並んで、その後ろからは最内アベニンプレジャー、外からパワーストラグルで直線へ。
直線に入るとツルオカオウジの外からツクバチャームが徐々に差を縮めて、さらに外から戸崎騎手のフォーティファイド。
最後はフォーティファイドが２馬身差しきって見事１着！
２着にツクバチャーム。３着にアウトジェネラル。

フォーティファイドは１枠１番からのスタート。
前走からずぶくなったのかスタートからダッシュがつかず外目に出して１１番手からの競馬。
３角手前から徐々にペースが速くなる中、外目パワーストラグルの後ろを追走。
そのままパワーストラグルの外に出して直線へ。
前が止まったところを全馬最速の上がり38.6で見事差しきって大井記念に続いて南関重賞２勝目です！
前走でもスタートよくなかったですが、大井2000mで早めに仕掛ける騎手をしりめに徐々におっつける仕掛けで焦らず大井2000mのレースをした戸崎騎手はお見事な騎乗だったと思います。
前半スローでしたが、早めにペースも上がり次々と早めに仕掛ける中、一人だけ大井2000mのレースをした感じなのでしまいも止まらずに展開的にも向きましたね。
ＪＲＡ所属の中、南関馬での南関重賞制覇、やはりおそるべし戸崎騎手です。
回りの騎乗に左右されない騎乗はさすがですね〜。

ツクバチャームは７枠１０番からのスタート。
スタートからある程度おしていきツルオカオウジの後ろ６番手からの競馬。
そのまま外目を追走し、３角ではツルオカオウジの外から２番手までおしあげて直線へ。
直線に入ると徐々にツルオカオウジを捕らえるも外からフォーティファイドに差されての２着。
重賞初挑戦の中、ある程度おしていき３角手前で外からまくってきたアウトジェネラルにかぶされないように仕掛けて、そのまま残すという吉原騎手ならでは積極的なお見事な騎乗だったと思います。
期間限定騎乗でありながら南関リーディングトップということで、南関騎手同士だったら勝っていたと思われる騎乗はさすがですね〜。
追える騎手なので、強引に前にいっても残す競馬ができますが、今回は戸崎騎手がその流れに付き合わなかった感じでしょうか。
レースの流れを自分に合うスタイルに作っていける数少ない騎手だと思います。

アウトジェネラルは８枠１１番からのスタート。
スタートの感じから無理にはいかず、ツクバチャームの隣から徐々に内にいれていき外目８，９番手からのレース。
そのままツクバチャームの後ろ外を追走し早めに前と並んで３角へ。
３番手で直線も前との差はジリジリとしか縮まらず、最後はツクバチャームにハナ差届かずの３着。
ペースの上がった３角から外々を回らされたため、直線では切れ味は残ってなかった感じでしょうか。
御神本騎手はよくコーナー入り口からでもかなり大外を回すイメージですが、大井2000mで早めの仕掛けの中大外を回ったらさすがに厳しいですね。
吉原騎手のように残せるタイプの騎手ではなく、ためればきれる脚を引き出せる騎手だけに早い仕掛けの残す競馬に付き合ってしまった感じはもったいなかった気がします。

馬券的にはパワーストラグル軸の３連複も撃沈です・・・。
大井2000mということで仕掛けが重要だとは思っていましたが、真島騎手も大井2000mでの仕掛けが早かった気がします。
前で並んだツクバチャームとアウトジェネラルに離されないように３角からおしていき ４角では鞭による扶助も直線ではまったく伸びずの１１着。
しまいの脚が魅力だっただけに残念でした。

今回は南関をやっている人にはおなじみのアベニンプレジャー、センノデバギヤ、ツクバチャームの参戦ということで、まさに南関重賞という感じでワクワクした人も多かったんじゃないかと思います。
この３頭にはみんなお世話になってる気がします(笑)

前にいって残す競馬、しまいの脚を活かしての差す競馬もできる吉原騎手の影響でどの騎手も前に行くか早めにいかないといい結果が出ないレースが続いていたので、全体的にも仕掛けが早かった感じでしょうか。
他のレースでも各騎手の乗り方が微妙に変わっている感じがするので、その変化はチェックしたいと思います。
また吉原騎手の期間限定騎乗が２月２８日までで、３月からもまた変わって来ると思うのでそのへんもチェックしたいですね。