2014年4月16日(良) 第17回 クラウンカップ(SV)
今日は川崎開催3日目。
メインレースは3歳によるマイル戦の第17回 クラウンカップ(SV)が行われました。
人気は前走京浜盃3着、御神本騎手のサーモピレー。
レースは外の方で少しごちゃつく中、真島騎手のワットロンクンと本橋騎手のビルスが前にいき内のワットロンクンがハナへ。
番手外にビルス。
その外3番手に森騎手のエイシンホクトセイ、さらに外に町田騎手のキョウエイアドニス、最内にサーモピレーで1角へ。
前はかなり固まったまま向正面へ。
向正面に入るとペースも上がり、ワットロンクンとビルスが並んで先頭。
すぐ外にエイシンホクトセイ、キョウエイアドニス。
その後ろ内から吉原騎手のジュリエットレター、的場騎手のワタリキングオーも上がって行き3角へ。
逃げるワットロンクンの外に一杯になったビルス。
その外に出してサーモピレー、最内をついてワタリキングオーで直線へ。
直線に入るとサーモピレーが内に切れ込みワットロンクンに併せ、
その外に出してワタリキングオー、さらに外から矢野騎手のツルマルブルース。
最後はクビ差差しきってワタリキングオーが見事1着!
2着にサーモピレー。3着にツルマルブルース。
ワタリキングオーは3枠3番からのスタート。
サーモピレーを見る形も徐々に下がっていきジュリエットレターの外10,11番手の位置取り。
そのまま7,8番手を追走し、サーモピレーの後ろをジュリエットレターと併走しながら3角へ。
4角でサーモピレーが外に出すと、最内をついて直線へ。
直線に入るとワットロンクンの外からサーモピレーにしめられるも、その外にもち出して見事差し切り勝ちです!
前走不良馬場とはいえ川崎マイルを1:40.1上がり39.4の快勝でしたが、今回は前をしめられてからの差し切り勝ちと内容の濃い連勝だったと思います。
4角からの最内を狙うコース取り、激しく追っている中で外から一気にしめられるも、まったく馬のリズムを崩さずに外に出すコース取りと扶助はお見事でした!
大抵の騎手が手綱を引くかして馬のリズムが狂ったり、仕掛けが遅れるような場面ですが、馬の動作の邪魔をしない扶助はさすが的場騎手ですね。
近年は激しく追いながらもリズム的なズレが多少垣間見えていましたが、肩鞭と尻鞭の併用も多くみられて、57歳にしてさらに進化し続ける的場騎手はまさにレジェンドですね!
57歳7カ月9日での重賞制覇ということで地方競馬最高齢重賞勝利も達成したみたいですね。
東京ダービーの出走権を得たということで、的場騎手とのコンビでも注目ですね。
サーモピレーは2枠2番からのスタート。
おして前に行き、ワットロンクンの後ろ内5番手の位置取り。
そのまま追走し、4角では前のワットロンクン、ビルスの外に出して直線へ。
直線に入ると内に切れ込み、ワットロンクンの外につけて叩きあいも、その外から差されての2着。
御神本騎手もギリギリまで仕掛けを遅らせて、直線ではスミヨン騎手ばりに内に切れ込み後続の進路をふさぎましたが、しまいきれるタイプではないので、最後はクビ差差されてしまった感じでしょうか。
南関で締める騎乗はたまに真島騎手や御神本騎手で見かけるくらいであまり見ませんが、やはり東京ダービートライアルレースということでしょうか、激しいですね〜。
現段階では前にいって早めに押し切る形が理想的っぽいですが、後ろからの競馬も見てみたい馬ですね。
ツルマルブルースは3枠4番からのスタート。
前の11頭を見る形で少し離れた12番手の位置取り。
そのまま集団の最後尾から追走し、4角でギンザデスポットの後ろから大外に出して直線へ。
直線に入るとエイシンホクトセイの外から追い込むも3着まで。
前走同様、前の集団の後ろで脚をためての差す競馬の矢野騎手でしたが、テン乗りでお見事な騎乗だったと思います。
1,2着に東京ダービー優先出走権ということで、どの騎手も前に意識がいく中で、ぶれずにこの馬の特徴を活かした騎乗だったと思います。
矢野騎手は今年は重賞も勝って絶好調ということで、大井以外の他場での騎乗数も増えていて、いい騎乗も見られるので注目ですね。
馬券的にはサーモピレー軸の3連複も撃沈です・・・。
相手に前にいく騎手や馬で手広くいきましたが、完敗ですね・・・。
最近少し気になる真島騎手の膝の使い方の違いなど、そのへん今後も長い目で注目したいと思いました。