2014年4月24日(良) 第28回 東京プリンセス賞(ST)
今日は大井開催5日目。
メインレースは3歳牝馬クラシックの二冠目、1800m戦の第28回 東京プリンセス賞(ST)が行われました。
人気は前走桜花賞は発走直前の輪乗り中にラチに接触して、馬体に故障(右後肢ハ行)を生じた為に競走除外になった石崎駿騎手のノットオーソリティ。
レースは内の方から矢野騎手のシャークファングがハナへ。
その外番手に左海騎手のチャプレット。
最内3番手に澤田騎手のスマートバベル。
その外に本橋騎手のイグアスノニジ、山崎騎手のクライリングで1角へ。
前が比較的かたまったまま2角から向正面へ。
逃げるシャークファングの外にぴったりチャプレット。
その外にクライリング。
最内からスマートバベル、大外に吉原騎手のオープンベルト。
その後ろ内からイグアスノニジ、ノットオーソリティ、大外から吉井騎手のシルキークィーン。
後続も差をつめてきて全馬かなり固まったまま3角へ。
シャークファング、クライリング、オープンベルトが並んで直線へ。
直線に入ると馬群も広がり全馬の激しい叩きあいに。
内からスマートバベル、ノットオーソリティが少し抜け出して、その後ろからは、最内に町田騎手のマリアンズクック、大外から森騎手のブルーセレブと山田騎手のイエスアイキャン。
最後は11/4抜け出してスマートバベルが見事1着!
2着にノットオーソリティ。3着にイエスアイキャン。
スマートバベルは1枠1番からのスタート。
おしていって、最内3番手の位置取り。
そのままシャークファングの後ろを追走し、直線も最内から伸びて1:55.0上がり38.9で見事澤田騎手で2連勝の重賞制覇です!
澤田騎手は南関重賞初制覇!
さらに初のクラシック騎乗で初クラシック制覇です!
枠順を利用しての絶好の位置取り、前は外の方でやりあう中で道中最内での無駄のない動き、最短のコース取り、ギリギリの仕掛けはお見事でした。
距離不安もあった中、他の馬も初距離が多いのを踏まえても枠順を最大限に活かした完璧な騎乗だったと思います。
スタミナと切れ味などを考慮して、今後、川島正一調教師がその路線に進むのか興味がありますね〜。
ノットオーソリティは4枠7番からのスタート。
スタートで躓いて後方からの競馬も、すぐに内から前につけていき中団8,9番手の位置取り。
そのままさらに前に位置取りをあげていき、向正面ではクライリングの後ろ5,6番手に。
そのまま3,4角を回りオープンベルトの外に出して直線へ。
直線に入ると内から伸びてきたスマートバベルと一瞬並ぶもその差は広がっての2着。
東京2歳優駿牝馬ではスタート躓いての5着、ユングフラウ賞では飛び跳ねるようなハーフバウンドスタートで1着。
そして今回も躓きということで、やはりスタートがネックになっている感じがありますね〜。
躓きながらも抜群のダッシュで1角までに中団まで押し上げ、向正面でも徐々に前につけ、4角から直線に入ってから一瞬抜け出したあたりは、負けはしましたが相変わらず能力的にはかなり高いものを感じます。
今後のスタート、成長も含めて注目の一頭ですね。
イエスアイキャンは4枠8番からのスタート。
中団から徐々に後退し、12番手の位置取りへ。
前の集団を見る形で追走し、4角では先に仕掛けたブルーセレブの後ろから大外を回って直線へ。
直線に入ると、徐々に前との差を縮めるも3着まで。
山田騎手らしい、しまいに賭けた全馬最速の上がり38.5と内容的にも悪くなかったと思います。
山田騎手に乗り代わってから前にいけてなかったですが、今回は無理していかなかったのが逆によかったと思います。
3歳牝馬の中では切れ味はある方だと思うので、それを活かす騎乗に注目したいですね。
馬券的にはテイクユアチョイスとノットオーソリティからの3連単で撃沈です。
テイクユアチョイスはスタートからあまりよくありませんでしたが、現時点では距離が長い感じですかね〜。
前走、桜花賞でクライリングにクビ差競り勝った走りや勝負根性など、能力的にも魅力的な部分も多く、まだ5戦目とキャリアも浅いので、長い目で注目したいと思います。