2014年6月4日(良) 第60回 東京ダービー(ST)
今日は大井開催4日目。
メインレースはクラシック2冠目、2000m戦の第60回 東京ダービー(ST)が行われました。
人気は圧倒的にダート7戦7勝、前走羽田盃を制した吉原騎手のハッピースプリント。
レースは外の方から出鞭を入れて橋本騎手のエスティドゥーラがハナへ。
少し離れた番手に好ダッシュで戸崎騎手のサーモピレー。
その後ろも少し離れて内から澤田騎手のスマートバベル、本田騎手のナイトバロン、ハッピースプリント。
さらに少し離れて大外から岩田騎手のノーキディングで1角へ。
全馬縦に長い展開に。
向正面に入ると逃げるエスティドゥーラ、2馬身差で番手にサーモピレー。
さらに3馬身差で内スマートバベル、外ハッピースプリント。
その後ろ内にナイトバロン、外にノーキディング。
さらに後ろ内に楢崎騎手のスマイルピース、外に左海騎手のパンパカパーティ。
前のペースが徐々に落ちていって全馬かなり固まった状態で3角へ。
逃げるエスティドゥーラの外からサーモピレー、その外にハッピースプリント。
その後ろスマイルピース、スマートバベルで直線へ。
直線に入ると先頭に出たサーモピレーの外から一気にハッピースプリント。
その後ろ外に出してスマイルピース。
最後はその差を広げ4馬身差でハッピースプリントが見事1着!
2着にスマイルピース。3着にサーモピレー。
ハッピースプリントは8枠15番からのスタート。
おして徐々に内にいれていき外目3〜5番手の位置取り。
前の2頭を見る形で少し離れた3、4番手を追走。
3角からサーモピレーの外を徐々にまくっていき直線へ。
直線に入ってももったままで先頭に。
鞭を入れると一気に後続を引き離しての2:05.9上がり37.0の完勝で見事クラシック2冠目制覇です!
これでダートは8戦8勝。
良馬場で直線もしばらく持ったままで2:05.9上がり37.0と3歳ばなれした走りは恐るべしですね〜。
中央馬相手でも通用すると思うのでJDDは楽しみですね〜。
不安があるとすれば、戦ってきた相手との力差がありすぎる為に本気のレースをしていない点でしょうか。
ダート無敗で南関クラシック3冠制覇まであとひとつ、期待したいと思います!
スマイルピースは5枠9番からのスタート。
あまりよくないスタートもすぐに内に入れていき最内7番手の位置取り。
そのまま道中最内を追走し、3角でスマートバベルの内をついて3〜5番手で4角へ。
直線入り口からハッピースプリントの外に出して直線へ。
最後はサーモピレーは余裕でかわすも、前とは引き離されての2着。
大井2000mで最内にいれ、しまいを活かすお見事な騎乗だったと思います。
比較的前がばらけた中で無理なく最内に入れられたのと、3角でスマートバベルの内に入れれたのがかなり大きかったと思います。
高野騎手が1400m戦でアピアに6馬身差の完勝ということでかなり能力的に高いと思っていましたが、乗り代わり後すぐに結果を出してくるあたりは楢崎騎手もさすがです。
かなりスタミナもあって、しまい確実に伸びる長くいい脚も使えるので次走も注目ですね。
早仕掛けだった羽田盃6着をのぞけば3着以下なしの安定感とスタミナ、相手なりに差す競馬ができるので今後も大崩れしなさそうで魅力的ですね〜。
サーモピレーは1枠1番からのスタート。
好ダッシュで番手を確保すると、無理して追いかけず離れた番手の位置取り。
そのまま前と3馬身差、後ろと3馬身離れた番手を追走。
4角でエスティドゥーラをとらえて先頭で直線へ。
直線に入ると、ハッピースプリントに一気に離され、外からスマイルピースにかわされての3着。
前走逃げて勝っていますが、個人的には大井2000mなので逃げずにハッピースプリントより前での競馬が理想的だとは思いましたが、まさにその通りの騎乗の戸崎騎手は完璧だったと思います。
予想よりも早くハッピースプリントにつかまりましたが、2:07.1上がり38.4と力は出し切ったんじゃないでしょうか。
テン乗りでしたが、この馬の特徴を活かす騎乗で、勝ちにいきつつも3着は外さない戸崎騎手らしい騎乗は恐るべしですね。
さすがに最近では南関での騎乗も減りましたが、レース巧者ぶりはさすがです。
馬券的にはハッピースプリント軸の3連単も撃沈です・・。
スマイルピースのポテンシャルをはかるうえで楢崎騎手騎乗でのレースをもう少し見たかったですが、前走しかなかったために過小評価してしまいましたね・・完敗です。
日々成長している3歳馬の騎手の乗り代わりの評価は、もっと時間をかけたいな〜と思いました。
とくに重賞になってくると、成績上位の騎手によく乗り代わりますからね〜。
かなり離されてしまいましたが3着以下の追い込み勢の、4着今野騎手のドラゴンエアル。5着矢野騎手のツルマルブルース。6着的場騎手のワタリキングオー。7着川島騎手のドバイエキスプレスの作戦も3歳の大井2000m戦ということで悪くなかったと思います。