2014年6月11日(不良) 第50回 関東オークス(JpnU)
今日は川崎開催3日目。
メインレースは牝馬クラシック3冠目、2100m戦の第50回 関東オークス(JpnU)が行われました。
人気は芝1400m報知杯フィリーズレビュー3着、兵庫CS3着、クレイグ・ウィリアムズ騎手のエスメラルディーナ。
レースは須藤騎手のクロスオーバーが好スタート。
その内からおして川原騎手のトーコーニーケ、さらに内からエスメラルディーナ。
大外からは出鞭を入れるもおさえる山田騎手のイエスアイキャン。
1周目3角でハナはエスメラルディーナ。
外番手にイエスアイキャン、最内3番手にトーコーニーケ。
その後ろ内から御神本騎手のクライリング、クロスオーバー、濱中騎手のローブデソワ。
ペースがかなり落ちて全馬ものすごく固まったままスタンド前へ。
スローのまま1角を通過し2角で内田博幸騎手のディルガが大外から上がっていき、それにあわせてペースも上がり向正面へ。
逃げるエスメラルディーナの外にぴったりイエスアイキャン。
その外におしてローブデソワとディルガ。
その後ろもぴったり内からトーコーニーケ、クロスオーバー、おして武豊騎手のアムールブリエで3角へ。
4角からエスメラルディーナが後続を2馬身離して直線へ。
直線に入るとエスメラルディーナが一気に差を広げて抜け出し、その後ろは内からトーコーニーケ。
最後はその差を7馬身まで広げてエスメラルディーナが見事1着!
2着にトーコーニーケ。3着に追い込んできたアムールブリエ。
エスメラルディーナは2枠2番のスタート。
少し出遅れた感じのスタートも好ダッシュと枠順の差でハナへ。
ハナにたつとかなりのスローにおとしての逃げ。
しびれをきらして2角から動いてきた他馬にあわせるようにペースを上げてそのまま直線では引き離しての完勝でした!
馬の力的にもぬけている感じでしたが、ウィリアムズ騎手のそつのない騎乗もお見事でしたね。
3歳の2100m戦、前断然有利のべちゃべちゃの不良馬場ということで枠順の差でハナにたてたのはかなり大きかったと思います。
トーコーニーケは5枠6番からのスタート。
おして一気に先頭にたつも内からきたエスメラルディーナを見て、おさえて最内に入れて3番手の位置取り。
そのまま道中は最内を追走しそのまま2番手で直線へ。
3番手以下は引き離したものの、前との差は広がっての2着。
スタートから迷わずおしていくも、エスメラルディーナを見ながら折り合いを重視したのか最内にいれた判断はよかったと思います。
個人的にエスメラルディーナに勝つ可能性があるのはあそこでハナにたつしかないと思いますが、馬の力を出し切る騎乗として番手外ではなく、逃げの次に有利な逃げ馬の後ろ最内の位置取りはお見事だったと思います。
スローでどうしようもなく後続が外から仕掛けだす中でも、最内でジッとしていれるので、自分のタイミングで仕掛けられた分しまいもしっかり伸びたので3着とは21/2馬身差も開いたと思います。
アムールブリエは6枠7番のスタート。
おしていくも外目7番手の位置取り。
ローブデソワの後ろ、クロスオーバーの外をそのまま追走し2角へ。
2角出口で一気に外からディルガがまくっていき、ペースが上がるとおっつけながら7番手で直線へ。
直線に入って伸びてくるも前とは離されての3着。
武豊騎手曰く『途中からまくろうとしたけど、まくれなかった。ズブいですね。気性がおっとりしている』とのこと。
初の左回りで、スローの上がりの競馬。
それを時計のでやすい不良の川崎コーナーでまくっていくとなるとかなり厳しいとは思いますが、現時点では切れ味で差しきるタイプではないので、ある程度流れるレースのがあっている感じでしょうか。
後続としてはどうしようもなかった展開で内田博幸騎手のディルガが動いてくれたのは展開的にはよかったですね。
馬券的にはエスメラルディーナ、アムールブリエ軸の3連複も撃沈です・・。
エスメラルディーナ、トーコーニーケの先行争いの中、逃げ馬の後ろ最内の位置取りを狙えそうな張田昂騎手のメイプルプリンセス、御神本騎手のクライリングを狙いましたが、川原騎手にとられてしまいましたね〜。
出鞭で勢いづいていた山田騎手のイエスアイキャンが外からきたのも、川原騎手が最内に位置取りしたのと連動しているみたいでしたね。
川崎2100mはスタンド前からだいたいスローになるので1週目3角までに多少無理してでもいい位置取りをとってほしいのですが、いろいろな出来事の連鎖などもあり展開予想的にもなかなかむずかしいですね〜。
交流戦でもよく見る川崎2100m戦で逃げ馬の後ろの最内通った地方馬が馬券にからむパターンのやつですね。