2014年6月25日(不良) 第37回 帝王賞(JpnT)
今日は大井開催4日目。
メインレースは2000m戦の第37回 帝王賞(JpnT)が行われました。
人気はGT2連勝中、田邊騎手のコパノリッキー。
レースは外の方から武豊騎手のワンダーアキュートが好スタート。
相手の出方を見ながら内の酒井騎手のニホンピロアワーズがハナへ。
その外番手にコパノリッキー、3番手外にワンダーアキュート。
その後ろ内に下原騎手のオオエライジン、外に福永騎手のソリタリーキングで1角へ。
ゆったりしたペースで全馬比較的かたまったまま向正面へ。
向正面に入ると前の2頭のペースが上がり、外のコパノリッキーが先頭に。
ニホンピロアワーズが外にだして番手の位置取りへ。
またペースも落ちて全馬かたまったまま3角へ。
3角に入ると徐々にペースも上がり、逃げるコパノリッキーの外にニホンピロアワーズ、ワンダーアキュート、その後ろからソリタリーキングで直線へ。
直線に入るとワンダーアキュートが先頭に。
そのまま2馬身差をつけてワンダーアキュートが見事1着!
2着にコパノリッキー。3着にソリタリーキング。
ワンダーアキュートは8枠10番からのスタート。
好スタートで前に出ると、内に入れて外目3番手の位置取り。
向正面で前の2頭のペースが速くなるのを見ながら3番手を追走。
4角から先頭に並ぶと2:03.5上がり全馬最速35.8で見事2012年JBCクラシック以来のJpnT勝利です!
向正面で前がやりあうしめしめの展開はかなりよかったですね。
これで武豊騎手も27年連続GI勝利!
101勝目のGT、帝王賞は4勝目です。
3歳の頃から毎年大井で走っている8歳馬らしい貫禄の勝利ですね。
コパノリッキーは6枠7番からのスタート。
無理なく外番手の位置取りへ。
2角あたりから少し掛かり気味になり、向正面ではニホンピロアワーズの外から先頭に。
そのまま外からきたワンダーアキュートと並んで直線も、最後は2馬身離されての2着。
田邊騎手曰く『結果論だけど控えてもまれるのが嫌だったので行かせる競馬をした。最近は1400mと1600mだったから。距離が長かった分、道中の掛かりが最後に影響した。』との事。
大井2000mで一番動いてはいけない所で動いての2着ということで、内容的にはかなり強い競馬だったと思います。
こういうレースはたくさん出てくると思うので、いい経験になったとは思います。
ソリタリーキングは4枠4番からのスタート。
前の3頭を見る形の外目4番手の位置取り。
道中はワンダーアキュートを見る形で追走し、3角ではその外に出して大外から直線へ。
直線に入ると、前2頭との差は徐々に広がっての3着。
有力馬3頭を前に見るいい形でしたが、不良馬場で上がりの勝負、きれ味的にも前の2頭との差は少しある感じだったので3角からかなり外を回ったのも痛かった感じでしょうか。
馬券的にはニホンピロアワーズとワンダーアキュート軸の3連複も撃沈です・・。
ニホンピロアワーズは逃げ馬不在で枠的にもおしだされるようにハナにたたされて、向正面では外から来られるというかなり厳しい展開だったと思います。
最近は中央馬同士の戦いになりつつある交流戦ですが、逃げ馬不在のレースも多くなると思うので、枠順はかなり重要視しないといけないな〜と思いました。
オオエライジンが最後の直線で左前脚に故障を発生し、競走を中止しました。
検査の結果、左前球節部完全脱臼と判明して安楽死の措置がとられました。
兵庫ダービーをはじめ、南関重賞も黒潮盃、今年の1月には報知オールスターカップを制するなど、まだまだこれからという時に本当に残念です。
園田所属で中央馬相手に立ち向かう姿は地方ファンでなくても、心打たれるものがあったと思います。
地方競馬の人気にも多大な貢献をしたオオエライジン。
このレースでも果敢に5番手追走から走る姿はすばらしかったと思います。
心よりご冥福をお祈りいたします。