南関日記

2014年7月9日(稍重)　第16回 ジャパンダートダービー(Jpn�T)

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今日は大井開催４日目。
メインレースは３歳クラシックの３冠目、2000m戦の第16回 ジャパンダートダービー(Jpn�T)が行われました。
人気はダート８戦８勝、羽田盃、東京ダービーを制した、吉原騎手のハッピースプリント。
レースは外の方でごちゃつく感じも、中の方からおして橋本騎手のエスティドゥーラがハナへ。
少し離れた番手に村田騎手のノースショアビーチ、すぐ外３番手にハッピースプリント、その外に北村騎手のマキャヴィティ。
その後ろに武豊騎手のメイショウパワーズで１角へ。
ペースも落ち着き全馬比較的かたまったまま向正面へ。
逃げるエスティドゥーラ、番手にノースショアビーチ。
少し離れてハッピースプリント。
後続が徐々にペースを上げ、外からメイショウパワーズが上がっていき全馬かたまって３角へ。
先頭は変わってノースショアビーチ、その外ぴったりハッピースプリント。
その後ろ並んで、内から戸崎騎手のランウェイワルツ、マキャヴィティ、メイショウパワーズ、木村騎手のトーコーガイア。
直線に入るとノースショアビーチとハッピースプリント、外からは田中騎手のフィールザスマートと秋山騎手のカゼノコ。
最後は接戦もハナ差でカゼノコが見事１着！
２着にハッピースプリント。３着にフィールザスマート。

カゼノコは７枠１０番からのスタート。
スタートで両サイドから挟まれる形で最後方の位置取り。
離れた後方を追走し向正面へ。
前のペースが上がらない中大外から徐々におっつけて６〜７番手まで押し上げて３角へ。
４角では早めにトーコーガイアの外に出して直線へ。
直線に入ると前との差を一気に縮めてフィールザスマートの外に並ぶと、そのまま先頭のハッピースプリントをハナ差とらえて見事３連勝でＪＤＤ制覇です！
スタートで外からマキャヴィティによられての離れた最後方からのレースでしたが、この馬の強烈な末脚を活かす秋山騎手の迷いのない騎乗だったと思います。
最後はハナ差だけに４角入り口から早めに前をとらえる仕掛けもよかったと思います。
前にいかないと厳しく時計が出やすくなっている稍重馬場でしたが、最後方からの上がり勝負で2:03.9上がり36.5と内容的にもかなり強かったと思います。
ハッピースプリント相手にコーナーをかなり外回っての差しきり勝ちは強いです。
これでダートは６戦４勝、３連勝中。
ダートで後ろから行く馬ですが、今後脚質に幅が出てくるとさらに強くなりそうな注目の一頭ですね。

ハッピースプリントは６枠９番からのスタート。
おしてノースショアビーチの外３番手の位置取り。
そのまま少し離れた３番手を追走し、３角手前で先頭にたったノースショアビーチと並んで ３角へ。
直線に入ると、ジリジリと先頭に立つも最後は外からハナ差かわされてのくやしい２着。
前にいかないと厳しい感じの馬場でしたが、吉原騎手もうまく外目３番手につけて前をあまり追いかけずにさらに前に有利な展開に。
時計も2:03.9上がり37.2とかなりいい時計で走っています。
今回は勝った馬が強かった感じでしょうか。
吉原騎手曰く『やられるとすれば後ろから来る馬』とのこと。
個人的にも３歳の中央馬相手でも前の馬を捕らえられないイメージはなかったのですね。
今回相手が一気に強くなった中でしたが、いつもの先行して抜け出す競馬は強かったと思います。
きれ味勝負でも中央勢に引けを取らないあたりはさすがでした。
地方馬全体でも大井2000mを2:03.9で走れる馬はほとんどいないと思うので、地方馬代表としてもかなり期待したいと思います。

フィールザスマートは６枠８番からのスタート。
スタート後外に膨らむも、すぐに内にいれていき７、８番手の位置取り。
そのままランウェイワルツとマキャヴィティの後ろを追走し、３角では内に入れて最内を回って直線へ。
直線に入るとランウェイワルツの外に出して追い込むも３着まで。
この馬場で後ろから行く馬なので厳しい感じでしたが、向正面でペースが落ちたところで前に追いつき、３角でうまく内を回った田中勝春騎手のコース取りはお見事でした。
外からもっといい脚でこられてしまいましたが、２頭をかわすかなりいい走りだったと思います。

馬券的にはハッピースプリント軸の３連単も撃沈です・・。
ダート無敗の３冠馬を見たかったですが、最後はハナ差だけに非常に残念でした。
馬券が外れたことよりも、ダート無敗の３冠馬が見れなかったことの方がショックだったかもしれません。
いろんな中央馬を見てきて、それでも勝てるイメージだったハッピースプリントでしたが、おそるべし中央馬ですね。