2014年7月30日(良) 第35回 サンタアニタトロフィー(SV)
今日は大井開催4日目。
メインレースはマイル戦の第35回 サンタアニタトロフィー(SV)が行われました。
人気は7連勝中、御神本騎手のグランディオーソ。
レースは内の方からおして川島騎手のトーセンアドミラルがハナへ。
その後ろ最内に本橋騎手のセイントメモリー、外に的場騎手のゴーディーと石崎駿騎手のジェネラルグラント。
しかし大外から吉原騎手のサトノタイガーがおしていき1角へ。
1角でも引かずに2角ではサトノタイガーがハナへ。
番手最内にトーセンアドミラル。
その外に出してセイントメモリーで向正面へ。
その後ろも外からゴーディーが上がっていき、中に真島騎手のピエールタイガー。
少し離れて内に森騎手のガンマーバースト、外にジェネラルグラント。
なかなかのハイペースの中も全馬比較的かたまったまま後方勢はかなり外に広がって3角へ。
逃げるサトノタイガーの外にセイントメモリーとゴーディー。
その後ろにトーセンアドミラルとジェネラルグラント、その外から上がってきた坂井騎手のジョーメテオで直線へ。
直線に入るとセイントメモリーが先頭に。
後方からは大外からグランディオーソ。
最後はそのまま2馬身差でおしきってセイントメモリーが見事1着!
2着にグランディオーソ。3着にジョーメテオ。
セイントメモリーは1枠2番からのスタート。
おしていくもハナは奪えず、最内3、4番手。
しかし1角入り口もおしてトーセンアドミラルの外に出して、かわしてサトノタイガーの外番手の位置取りへ。
そのままサトノタイガーの外を追走し、直線に向くと後続を引き離して見事重賞4勝目です!
サンタアニタトロフィーは去年に続き2連覇です。
去年は5連勝で重賞3連勝、オーバルスプリントではタイセイレジェンドをおさえての勝利ということで2013年NAR4歳以上最優秀牡馬でしたが、今年も見事な重賞勝利でした。
先に前にいったトーセンアドミラルと大外から1角で強引にハナにたったサトノタイガーを見る形でかなり積極的に前にいく騎乗の本橋騎手はお見事だったと思います。
1角2角でも位置取り争いの前にとっては嫌な展開もうまくセイントメモリーのいい形に持っていったと思います。
以前のようなスタートダッシュは見られなくなりましたが、内容的にも経験的にもいい勝ち方でしたね。
吉原騎手が作った激しい先行争いで先行馬がつぶれていく中での勝利ということでやはり力がありますね〜。
グランディオーソは5枠10番からのスタート。
ゆったりとしたスタートで後方11〜12番手の位置取り。
道中は達城騎手のツルオカオウジの外を追走し、徐々に前との差を縮めガンマーバーストの後ろから3角へ。
4角出口では今野騎手のフォーティファイドの外、大外に出して直線へ。
最後は一気に前との差をつめるも2着まで。
3角手前で後続勢も外から上がっていく中、窮屈なところもあって14番手で3角、直線も大外でしたが最後もきっちりと伸びてきてレースをわかってる感じはすばらしいです。
自在性もありどんな競馬もできるので、デビューから16戦して11勝2着3回3着2回とすばらしい成績だと思います。
激戦の南関マイル路線ですが、いつ重賞をとってもおかしくない馬ですね。
3角で窮屈になりましたが、ここで外を回らなかった分しまいの脚につながったので大きかったと思います。
個人的には、馬場状態やレース展開によって騎手達の多少前への意識が強くなる中でも、ためてしまいの脚を活かす騎乗への意識がかなり強い御神本騎手らしさが出たのと、外から早めにこられて外への選択肢がなくなった展開もむいたと思います。
ジョーメテオは6枠12番からのスタート。
いつものように出脚はつかず最後方からのレース。
フォーティファイドの外を並んで最後方を追走。
向正面に入ると大外から徐々に前との差をつめて3角手前ではかなり大外をまわってまくっていき、4角では5番手までおしあげて直線へ。
直線に入るとゴーディーの外からジリジリと差を縮めるも3着。
出脚がつかず、毎回後方からの競馬を余儀なくされる中、3角から馬群が密集する厳しい展開でした。
距離ロスを覚悟でかなり大外をかなり長い脚を使っての3着ということで、内容的には強かったと思います。
如何せん、この脚質なので坂井騎手も乗りにくい感じだと思います。
東京競馬場でも好走しているように、やはり最後の直線の長いコースが理想なので大井内周りは厳しい感じですね。
距離よりもこの馬の特徴の強烈な末脚を活かせるコースがいいと思うので、次走どのコースを走るのかは注目ですね。
馬券的には石崎駿騎手のジェネラルグラント軸の3連複も撃沈です・・。
この馬にとって外目のいい位置取りでしたが、ジョーメテオにまくられて走る気をなくしたのか直線もさっぱりでしたね・・。
経験を積んでくればもっとよくなると思うので次走も注目したいと思います。
全体的にはやはり吉原騎手の多少強引にでもいく逃げでどの騎手も前への意識が強くなって、自分の競馬ができないパターンのやつになった感じでしょうか。
吉原騎手は多少強引に前にいってももたせるので、どの騎手も無理してでも追いかけないと届かず、しかも追いかけると自分の馬が止まるという、他の騎手が平場のレースで何度も味わっているパターンがすり込まれていると思うので、自然と吉原騎手の流れのレースになっていたと思います。
かなり激戦の南関マイル路線ですが、レースを作れる騎手などの動きはもっと予想に取り入れていこうと思いました。