2014年8月13日(稍重) 第48回 黒潮盃(SU)
今日は大井開催3日目。
メインレースは3歳による1800m戦の第48回 黒潮盃(SU)が行われました。
人気は僅差も前走東京ダービー2着、楢崎騎手のスマイルピース。
レースは相手の出方を見ながらも内の石崎駿騎手のノーキディングがハナへ。
外番手に真島騎手のテイクユアチョイス、さらに外3番手に須藤騎手のクロスオーバーで1角へ。
その後ろ真ん中に岡部騎手のキットピーク、外に今野騎手のワットロンクン、最内に森騎手のブルージーストーム。
全馬かたまったまま向正面へ。
そのままそこまでペースも上がらずレースは進み、前はかなりかたまったまま3角へ。
逃げるノーキディングの外にテイクユアチョイス、その外からワットロンクン。
そのすぐ後ろに内からブリージーストーム、キットピーク、スマイルピースで直線へ。
直線に入ると、外からスマイルピースが抜け出して、その後ろから内に本橋騎手のヴァイスヴァーサ、外に御神本騎手のドバイエキスプレス。
最後はスマイルピースが1馬身差で見事1着!
2着にドバイエキスプレス。3着にヴァイスヴァーサ。
スマイルピースは5枠9番からのスタート。
ドバイエキスプレスの外、7番手あたりの位置取り。
そのまま外目を追走し、徐々に前との差を縮めてワットロンクンの後ろ7番手で3角へ。
直線に入るとワットロンクンの外に出しての差しきり勝ち!
3歳の1800m戦ということでどの馬も逃げたくない中、全馬かたまった状態からの上がり勝負になりましたが、常に前を射程圏内にいれての快勝です。
楢崎騎手も移籍後初、佐野調教師も開業8年目の重賞初制覇です!
早仕掛けの羽田盃以降、楢崎騎手に乗り代わり東京ダービー2着。
ハッピースプリントがいない中ですが、見事な完勝だったと思います。
飛びがかなり大きいフォームも印象的ですね。
なので小回りの走りがどうなのかは今後注目したいですね。
ドバイエキスプレスは3枠5番からのスタート。
スマイルピースの内、中団7〜8番手の位置取り。
2角出口で前を走るキットピークが少し折り合わずに失速し、不利をうけてか一気に後退し11番手の位置取りへ。
3角手前で外に出してスマイルピースの後ろにつけて3角へ。
そのままスマイルピースの外に出して直線へ。
一度は突き放され、内からヴァイスヴァーサにかわされるも、その後差し返して前との差を縮めての2着。
窮屈なレースで道中不利があった中での1:54.0上がり37.6は内容的にも経験的にもよかったと思います。
前走JDDではハッピースプリントと中央勢相手に切れ味で5馬身離されましたが、後続は5馬身引き離しての6着ということで、日々いい経験を積んでいると思います。
最後差し返した勝負根性も魅力的ですね。
ヴァイスヴァーサは1枠1番からのスタート。
最内からコーナーを利用して7番手の位置取り。
そのまま最内を追走し、前を走るブリージーストームとキットピークを見ながら3角へ。
そして前の2頭の外に出して直線へ。
直線に入ると外からきたドバイエキスプレスを一瞬かわすも、また差し返されての3着。
中央からの転厩2戦目でしたが、最内をロスなく回っての1:54.1上がり37.7もよかったと思います。
中央で1800m戦を中心に使ってきただけあって3歳でもスタミナはありますね〜。
本橋騎手も1番枠を最大限に活かしたお見事な騎乗だったと思います。
馬券的にはドバイエキスプレス軸の3連複でなんとか的中できました。
綺麗な人気順決着でしたね〜。
楢崎騎手は移籍当初からかなりいい騎乗をしていたので、ようやく勝ててよかったと思います。
3歳の長距離になると距離不安の馬も多く逃げ馬不在だと誰も逃げたがらないので、展開予想的には少しむずかしいですね〜。
展開予想は逃げ馬から先行争いを予想してレースの流れや位置取りを予想するので、逃げ馬不在の各騎手の動きなどは今後の参考にしたいと思いました。